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少しずつ死んでいる

2024-05-28 06:47:59 | 日記

我々は、誕生日が来ると満年齢が一つ増える。

それを平均年齢と比べて、ああ残り人生が少なくなったなぁと思う。

かって誕生日を祝う習慣のなかった時代は、毎年お正月に全員が一斉に歳をとったようだ(数え年)。

だが当たり前のことなのだが、我々は1年単位で死に向かっているわけではない。

毎日毎日、死に向かって進んでいるのだ。

そういう思いをはっきりと伝えてくれるのがこんな言葉だ。

とんち和尚さんこと、一休さんだ。

 

◆門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし

 正月に飾る門松は、死へ向かう旅の里程標のようだと思うと、めでたいともめでたくないとも言える。

 その通り、一つ齢をとれたのは喜ばしいのだが、同時にそれはまた残された時間が確実に減ったことだ。

 前者(めでたさ)だけではなく、後者(めでたくもない)にも意識を向けるべきなようです。

 さらに言えば、我々は年に一度死に近づくわけではなく、毎日毎日そこに近づいている。

 つまりは、少しずつ死に近づいている、少しずつ死んでいるということのようです。

 

 →お正月か誕生日かを問わず、そういう意識は持ち続けたいものですね。


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