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「種の起源」の読み方

2023-09-28 06:38:19 | 日記

ダーウィンの「種の起源」は、あまりにも有名だ。

自然界において生き残るのは、強く大きい者ではなく、環境に対応し自らを変化させられる者というやつだ。

だから、世の中で成功した、企業内で出世した、経済的に成功した人々は、

うまく環境に適応して成功を得たのだ、と受け止めがちだが実はそうではないという。

 

同じ環境の中では適応した者が生き残るにすぎないのだ

 生命保険会社を起業したり、大学学長を務める出口治明氏がこう教えてくれる。

 自然界における自然淘汰と人間社会における結果を同一視してはいけません。

 同じ環境の中での競争でなくてはならないからです。

 お金持ちに生まれた人が高い教育を受け、その結果成功した、ではそうではない人は?

 つまり、社会では競争条件の公平性を考えるべきです。

 ですから、貧困家庭支援が必要です。

 満足な教育を受けられなくて、負の循環に入っていくことはあってはなりません。

 

 紀元前5世紀前後に「知の爆発」の時代があり、ソクラテス・プラトン・ブッダ・孔子・老子等々

 多くの賢人が生まれました。

 これはこの時期、農産物がたくさん収穫でき鉄器も普及し、世界全体の高度成長があったからです。

 地球全体が豊かになって、農作業をせずに勉強や研究だけをする人の支援ができたのです。

 翻って今の日本、勉強をしたい貧困家庭の子供に対しての支援はどうなのでしょうか。

 

 →なるほどそう聞くと、貧困家庭への教育支援は優先順位を高めるべきですね。

  現代日本が、紀元前5世紀よりも後退した社会というのは耐えられませんから。

 


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