ある人のブログにお邪魔したら、50年近く前の嫁入り道具の一つ・ミシンの椅子を今でも愛用していると知って驚いた。使いやすくて捨てがたいということだが、自分にも愛着を感じて今でも使っている古い物がある。
それは平凡社が発行した「外国人名事典」だが、1958年1月7日(火)に購入したと最後のページに書いてある。55年も使っているとさすがに表紙などはボロボロで、いたる所にセロテープで留めた跡がある。しかし、私はこの人名事典が大好きだ。文字が小さいのでルーペを使わなければならないが、大抵の歴史上の人物は載っている。しかも、記述が丁寧で克明なのだ。たぶん、私は死ぬまでこれを放さないだろう(笑)。
ただ思想的に極めて偏向しており、例えば『スターリン』の場合は、「かれは、社会主義・共産主義建設の時期におけるマルクス・レーニン主義の天才的指導者、《導きの星》と仰がれたが、53年7月世界プロレタリアートの哀悼のうちに病死した。」と末尾に書いてある。つまりスターリンを絶賛した内容だが、そうした点に注意して読めば何とかなるだろう。
平凡社発行の「外国人名事典」
しかし、何かの折には書こうと思っていたので、ちょうど良い機会でした。
内容が偏向していますが、実に詳しく克明に書いてありますね。
たぶん、死ぬまで活用すると思います。
何に価値を見出すか人それぞれですが、辞書とはいかにも矢嶋さんらしいと思います。(^'^)