私感・４大ブス女優（失礼！）

＜市原悦子さん、樹木希林さんが亡くなったのでご冥福をお祈りし、過去の記事を復刻します＞

昨日、たまたまＮＨＫテレビを見たら泉ピン子が出ていたが、彼女は自分のことを何度か“ブス”と呼んでいた。確かにそうだが、今日はヒマなのでブスについて考えてみたい。
ブスとは「醜女」と書くが、これを「しこめ」と呼ぶことが多い。要するに容貌が醜い女のことだ。泉ピン子は謙遜の意味も込めて自分を“ブス”と呼んだのだろうが、彼女は個性豊かで芸達者な女優だと思う。それで人気もあるし、能面みたいに無表情で、演技が下手な美人女優よりははるかに良い。
そこで、日本を代表するブス女優は誰かと考えてみた。すると、２人の女優がす～っと私の脳裏に浮かんできたが、1人は樹木希林である。ところが、もう1人の名前がなかなか思い出せない。ボケてきたのだろう（笑）。仕方がないから、女房にあれこれ質問をぶつけているうちに、その人が市原悦子だと思い出した。
樹木希林（７０歳）と市原悦子（７７歳）。確かに2人は個性豊かで魅力的、演技も優れていると思う。こう言っては失礼だが決して美人ではないので、日本を代表するブス女優と呼んでおこうか。３大女優のもう1人は、それらのことを考えさせてくれた泉ピン子（６６歳）である。
彼女らを日本を代表する3大ブス女優と勝手に思っているが、それ以外にはなかなか思い浮かばない。読者はどう思われるだろうか・・・　もし他にいれば4大女優にしておきたいが、今のところは3大女優である。
樹木希林と市原悦子、それに泉ピン子には失礼だったろうが、決して美人ではないという意味で“ブス”なのである。悪しからずお願いしたい。 （2013年10月17日）

 昨日、３大“ブス”女優について書き４人目はいないものかと考えていたが、けさ素晴らしい夢を見た。それらしい女優が現われて「私をお忘れなの？」と呼びかけてくる感じだった。　あっ、この人だ！　なんて言ったけな？　目が覚めて、藤山なんだっけ・・・親父も藤山なんとかと自問自答が続く。例によって、老人ボケで名前が出てこない。そのうちようやく、親父の名前が藤山寛美だったと思い出す。こうなりゃ、インターネットですぐに藤山直美と出てきた。
藤山直美、５４歳。市原悦子や樹木希林、泉ピン子の３人に比べるとずっと若いが、演技力や個性の豊かさでは負けないのではないか。以前、彼女が主演の『顔』という映画を観たが、ブスでデブ、ウスノロの女性が美しい妹を殺して逃亡するという役柄で、いざとなるとゾッとするような不気味さを漂わせていた。
最近もテレビドラマで結婚詐欺師を演じたそうだが、喜劇女優とは思えない幅の広さがある。いま公判中の殺人鬼（？）・木嶋佳苗の役などをやらせたら面白いのではないか。私がテレビ局のプロデューサーなら、藤山直美にその役をお願いするだろう。
さて、４大ブス女優と言ったが、大女優には変わりがない。ブスとは決して美人ではないという意味で、もちろん賞賛して言っているのだ。この話はもう止めるが、他にふさわしい女優がいたら教えてほしい。失礼しました。