2019年1月5日・6日
高松の温泉「ニューグランデみまつ」さんを出て20時15分、高松駅へ戻る。
まずは高松駅前「AceOne」へ食料&ビール調達。残りわずかだった鰹のタタキをなんとかゲット。その他の半額総菜もゲットして調達完了。駅の待合いスペースで荷物整理し改札へ。
既に「サンライズ瀬戸 東京行き」の表示が出ている。無事運行されるようで一安心。
9番線に行くと、既に「サンライズ瀬戸」が入線している。ピンク色の表示は寝台特急専用色か。とかくブルーになりがちな帰路も、やはり寝台特急で帰れるとなるとテンション上がる。
こうやって遠征帰りに寝台特急に乗れるのもあと何年だろうか。
本日のお宿、9号車シングル2階に乗車。行きは1階だったけど、帰りはなんとか2階を確保。ん~やっぱり2階は落ち着く。
いつも上りに乗る時は山陽・東海道本線内海側になる進行右側を狙うけど、今回は2階確保が最優先だったのでそこまで指定せず。1/2の確率は外れ進行左側。まあでもあまり見慣れない左側の景色、かえって新鮮かも。
列車は定刻に高松を発車。
しばらくして車掌さんの検札。早く来てくれてよかった。検札が終わればもちろんビールタイム。
温泉出て喉カラカラながら、ここまで何も飲まずガマン。そんな中飲むビールは、あ~最高。500ml缶半分くらい一気飲み。そしてつまみは鰹のタタキ。結局四国にいる間は鰹ばかり食べていたな。
列車は坂出を出て、宇多津Δ線を瀬戸大橋へ。
オレンジ色のネオンが見えてくると瀬戸大橋。この区間はビールをいったん止め、個室を消灯して幻想的な夜の海をただボーっと眺める。
しかし同時に四国を離れる寂しさに襲われる。この感覚、上り「北斗星」の青函トンネルに似てる。
約10分で瀬戸大橋を渡り終え、列車は本州へ。
22時頃、児島に到着。ここでJR西日本の乗務員さんに交代。岡山地区はまだ黄色の115系が活躍してる。かっこいいし、何と言ってもモーター音が最高。
関東では「踊り子」の185系が抵抗制御最後の砦として頑張ってるけど、3月ダイヤ改正で中央線特急がE353系に統一。それに伴いE257系がリニューアルして東海道線に投入される計画があるようなので、関東であのモーター音を堪能できるのも残りわずかっぽい。
高架の瀬戸大橋線を爆走して22時22分、岡山に到着。
後方に連結する「サンライズ出雲」が遅れているようで、岡山発車が数分遅れる見込みとの車内放送。
進行右側の場合は明石海峡大橋の夜景が楽しみながら、1分でも遅れるとライトアップが消灯される為この遅れはヒヤヒヤ。しかし今日は明石海峡大橋が見えない左側なのであまり焦りは無し。
その後「出雲」が到着しガチャンと連結。結局6分遅れの22時39分に岡山を発車。
夜の山陽本線を爆走。姫路を過ぎ明石海峡大橋が近付いてくるも、やはり0時には間に合わなさそう。ちょうどトイレ帰りのデッキで朝霧を通過したけど、やはり0時を過ぎておりライトアップは消灯。上り「サンライズ」就寝前のハイライトが見れず残念。まあ今日は左側部屋だったから期待してなかったけど、右側部屋だったら相当ガックリするところ。
数分遅れたまま三ノ宮を出たところでブラインドを下して就寝。大阪まで起きてるつもりが、睡魔に勝てず。たぶん大阪停車時に1回目が覚めるだろうからいいか。zzz…。
その後、減速してポイントを通過するのに気付き目が覚める。完全に爆睡して既に大阪どころではないのはすぐにわかる。果たしてここはどこ?熱海辺りか?
恐る恐るブラインドを上げると、そこは茅ケ崎!マジで!
東海道貨物線から旅客線へのポイント通過だったのか。右側部屋だったら夜明けの相模湾を見たいからアラームかけて熱海で起きるけど、左側だったのでそのまま寝たら見事に爆睡。いや~良く寝た。
やがておはよう放送が流れ「ただいま定刻運転中」とのこと。昨夜の遅れは取り戻している。
6時44分、横浜到着。いつものことながら、戻ってきてしまったという感覚。現実復帰感が増幅する。
横浜を出ると横須賀線E217系と並走。昨日の夜は黄色の115系を眺めていたのに。
寝台特急の夜は楽しかったけど、やはり上りの朝はテンションダウン。
川崎を過ぎ、多摩川を渡り都内へ。
品川を過ぎると京浜東北線。黄色の115系はいないのか?と無駄な悪あがき。
続いて山手線。あっ、やっぱり東京だったのか、とここで観念。
そして定刻7時8分、終点東京到着。
あ~着いてしまった。現実復帰のブルーな感覚と無事に帰ってこれた安堵感が入り混じる。まっ、無事に帰ってこれて良かったと自分に言い聞かせる。それにしても、東京寒い!
毎日鰹のタタキ食べて釣りばかりしていた夢のような冬休みもこれで終了。明日からまたサラリーマン。再び「サンライズ」に乗れることを願って東京駅をあとにする。
しかし目を閉じると宿毛の海が広がったまま。数日は社会復帰が困難そう…。