2020年11月14日
石狩沼田のほろしん温泉ほたる館で迎える朝。午前6時30分起床。
昨日は暗くなってからの到着だったのでわからなかったけど、自分好みの結構な山間部にある宿だった。
さっそく朝風呂へ。眼下の川を眺めながら入る露天風呂が最高。朝から長湯。
朝風呂のあとは朝食。
ごはんおかわり自由な上に美味しいので、朝から食べ過ぎた。
10時、ほろしん温泉ほたる館をチェックアウト。
どんな所かわからずじゃらんで予約して飛び込んだけど、いいところだったな〜。次いつ来れるかわからないけど、ぜひリピートしたい宿。
これから小樽港へ向かう。国道275号が最も距離が短そうだけど、結構交通量が多い。そんなに急いでもないので、滝川からはマイペースで行けそうな山間部の国道451号へ。
期待通りクルマが少なく、しかも景色がきれい。途中でちょくちょく休憩しながらのんびり行く。
川があると、また自分の中の悪魔が「釣りしてけよ」と囁いてくるものの、さすがに今日は釣りする程の時間は無いので、悩むことなく却下。でも時間あったらやっちゃってるな。川の名前も魚がいるかもわからないけど。
それにしても、そそられる川が多いな。
こういう時にシカが出てきてくれたらじっくりウォッチングできるんだけど、見たいと思うと大抵出てこない(-_-)
途中から道道28号・道道11号と道を変え、昼食スポットの厚田を目指す。
12時30分、厚田の道の駅に到着。この近くに「一純」という蕎麦屋さんがあるはずでそこ目当に来たのだけど、それらしき店は見当たらないな〜。道の駅の中で聞いてみるか、と中に入ったら、中にあった(*´Д`)
幸い空席があったので即入店。
こちらで頂くのは、にしん丼とにしん蕎麦がセットになったにしんセット。にしんの刺身は初めて。脂が乗ってて美味い〜。これもビールが欲しくなってしまう。
やっぱり北海道最高。しかしもう4時間後にはフェリーに乗って帰らなくてはならない。
「どうせしばらく無職なんだし、延長しちゃえよ」
また悪魔が囁いてくる。この悪魔の言葉を聞くつもりはないけど、せっかくの機会だからもっと長くいれば良かったとは思う。フェリーの往復割引が14日以内という条件だったから、そこに拘りすぎたか。
お店を出ると、外は風ビュービュー。行きのフェリーも結構揺れたけど、今日も揺れそう。
13時30分、道の駅を出発。次はいよいよ小樽港か。
あ〜寂しい(:_;)
途中、何か気になる光景が広がっていたので、クルマを停めてしばし鑑賞。
雲の隙間から光が差し込み、まさに後光が差すという感じ。雲の動きにより光の差し方も変化する。なんとも神秘的。
ずっと眺めていたくなるような景色だけど、フェリーの出港時間が迫ってる。泣く泣く出発。
国道231号から337号に入ると徐々に交通量が増え、ラストの国道5号は所々渋滞。あ〜現実に戻ってきてしまった。オホーツクラインのあの雄大な眺めが懐かしい。
そして15時頃、ついに小樽港到着。無事着いた〜と言うか、着いてしまった〜と言うか、非常に複雑な心境。ひとまず乗船手続きへ。
乗船までちょっと時間ができたので港周辺を散策。今宵の宿になる「らべんだあ」は行きと同じ船。
そして船の周りでは釣りしてる人が多い。なんだ、ここで最後の一勝負できたのか。もっと早く来ればよかった。サクラマス釣れたりしたら絶叫してしまう、
と得意の妄想が始まる…(;´Д`)
16時15分となり乗船開始。行きのフェリーはこの瞬間が最もテンション上がったけど、帰りの今日は寂しさのみ。
車両甲板にクルマを停め船内へ。客室は行きと同じステートAアウトサイド。冷蔵庫あり テレビあり ウォシュレットあり シャワーあり 湯沸かしポットありの快適空間。
GoToトラベルクーポンを4枚頂く。もちろん行きと同じあれを狙う。
出港時刻が迫り甲板へ。夕焼けに染まる小樽の街並み。
それにしても空の色がきれい。何色と表現すべきか?しかしこれ見たらますます帰りたくなくなってきたな〜。やっぱり北海道は自分にとってスペシャル。
車両の積み込みが終わったようで、スロープに誘導員さんの姿がなくなった。あ〜そろそろ出港か。
乗船が早く終了したようで、予定より10分早い16時50分、「ボォーッ」という汽笛と共に小樽港を出港!
あ〜、北海道が遠ざかっていく。なにかこの光景を見てたら涙腺緩んできた。いい歳こいて…。
手を振ってくれる誘導員さんを見たら、涙腺崩壊。
ヤバい(;_;
20年前にバイクツーリングしてた頃はこんなこと無かったのに、やっぱり歳のせいか?でもこんな夜景をバックに手を振ってお見送りして頂いたら、そりゃ涙腺緩みます。
どんどん北海道が遠ざかっていき、さすがに観念したのか涙腺が落ち着いてきた。
きれいな小樽の夜景が小さくなっていく。そろそろ寒さに耐えられなくなってきて屋内へ戻る。
ありがとう北海道。また来るよ〜。
冷えた体を温めに大浴場へ直行。露天風呂でさっぱりしたあとはレストランでの夕食タイム。GoToトラベルクーポンでまず頂くのはサッポロクラシック。1本では足りないのでダブル。カラカラだった喉に染み渡る。あ〜いつもながら美味い!
そして鮭いくら重。いくら大好き人間の自分はこれ一択。
プチプチいくらがたまらない。美味い。
クーポンでオトクに食べれるとは言っても、新型コロナ感染者は増加の一途。浮かれてばかりはいられない。
部屋に戻って時刻は20時50分、フェリーは積丹半島を既に越え島牧村沖を航行中。結構揺れるものの、全然許容レベル。準備してきた酔い止薬は飲まずに済みそう。
北海道を去る寂しさ100%のまま22時就寝。
明日の朝はもう本州か。zzz…。