Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2014 冬の道央ぶらり紀行⑤【上り「あけぼの」最後の日本海車窓】

2014年03月08日 23時49分00秒 | 鉄道旅

2014年2月23日

 

 

 


2月閑散期の北海道ぶらり旅は早くも最終日。

穏やかな朝。
今日は青森へ出て「『あけぼの』さよなら乗車」の上り編。

 

 

 

 

 

「北斗88号」で函館に向かう。
キハ183系トラブルにより設定されているこの列車、どの車両で運行されるのかと思ったら、

 

 

 

 

 

キハ183だった…。
ただしスピードを落として走るのか、函館まで4時間以上かかるらしい。

 

 

 

 

 

洗面所から赤電が見える。
日曜日の今日は行きの「スーパー北斗」の激混みがウソのように空いていてゆったりできる。

 

 

 

 

 

定刻に札幌を発車。あ~3日間あっと言う間だったな。

 

 

 

 

 

函館本線と分岐。
今日は天気がいいので海・山ともに良く見える。列車は函館目指して淡々と進む。

 

 

 

 

 

内浦湾がきれい。

 

 

 

 

 

洞爺付近。ここだけ雪。

 

 

 

 

 

八雲を過ぎると海の向こうに駒ヶ岳が見えてきた。

 

 

 

 

 

めちゃくちゃきれい。
森を過ぎるとさらに大きく見える。

迫力の美しさ。
大沼公園を過ぎると眼下に現れるのは函館の街。

上り「北斗星」や「はまなす」では函館の夜景が一瞬見える絶景スポット。
これを見ると「函館か…」って実感。


七飯付近では建設中の「新函館(仮称)」駅が見える。ずいぶん出来上がってるな。
個人的には、北海道夜行を廃止に追い込む北海道新幹線には嫌悪感しか抱かない。

 

 

 

 

 

函館到着。

 

 

 

 

 

「北斗88号」から「スーパー白鳥34号」へ乗り換え。

 

 

 

 

 

定刻に函館を発車。この列車は「北斗」から一転、ずいぶん混んでる。「自由席には車内販売は行けない」との放送。
行き同様、北海道新幹線を見たくないので青函トンネル区間は爆睡で過ごす。

 

 

 

 

 

青森側は雪が降っています。しかし遅れることなく順調に進む。

 

 

 

 

 

悪天候での遅れを考慮して早めに出てきたけど、定刻に青森到着。
「青森まちなかおんせん」に行きたいところながら、「北海道全線フリーきっぷ」は途中下車不可。
仕方なく駅で過ごす。

 

 

 

 

 

 

そして時刻は17時55分過ぎ、「あけぼの」が入線してきた。

 

 

 

 

 

 

撮影客の人数は冬休みの時とあまり変わらないくらい。
罵声がとぶこともなく平穏。機関車前に長時間居座る人はやはりいるけど。
青森駅でのEF81の写真も今までずいぶん撮ったので、今日は写真は程々にして静かに眺める。

 

 

 

 

 

いつ見てもかっこいいEF81「あけぼの」。雪の中だといっそう際立つ。
発車時刻が迫ってきたので、EF81を離れる。

 

 

 

 

 

皆さん名残惜しそう。しかしやはり青森は上野より静かに見ることができる。

 

 

 

 

 

これもあと20日。

 

 

 

 

 

 

今日のお宿は6号車ソロ下段。日本海側の部屋。
自分は3月14日ラストラン上りソロの寝台券を確保済みだけど、部屋は山側。
ソロ日本海側の車窓は今回が最後。

 

 

 

 

 

定刻18時23分、青森を発車。
この時点でソロはほぼ満席。自分も含めてほぼ全員が惜別乗車組。まあこの光景も見慣れたけど。
雪が降り続く奥羽本線を快調に走る。

 

 

 

 

 

大館到着。デッキへ行き「ハチ公物語」を拝聴。
下りの「きりたんぽ物語」同様、もの寂しいメロディがホームに流れる。
メロディが鳴り終わり「プシュー」っとドアが閉まると、やっぱり涙出てきた…。
そのままデッキで外を眺めていると鷹ノ巣に到着。

 

 

 

 

 

秋田内陸線。内陸線もよく乗った。また阿仁前田駅の温泉に入りたいな。
その後は部屋に戻り夕食タイム。

 

 

 

 

 

「知床とりめし」と「石狩鮭めし」。札幌駅で買った二つの駅弁。

 

 

 

 

 

まずは「知床とりめし」。
初めて食べた。何とも素朴なほっとする味。さすが弁菜亭さん。美味い。

 

 

 

 

 

続いて「石狩鮭めし」。
冬休みの時もそうだったけど、3月末までは「新旧食べ比べバージョン」。
新も旧も美味いけど、やはり自分には「新」の「昆布めし+いくら」が最強。

 

 

 

 

 

八郎潟。
弁当を食べ終わる頃に列車は秋田を過ぎ、いよいよ夜の日本海。
漆黒の闇に浮かび上がる白い波。本当に何度見てもいい景色。

 

 

 

 

 

羽後本荘を出ると本格的に夜の日本海。
今までソロから何度も見てきたこの情景も、ついにこれで見納めか。

 

 

 

 

 

本当にこの時が来てしまうとは。
悲しいやら悔しいやら、色々な想いが込み上げる。
ひたすら日本海を眺めて、しっかり目に焼き付ける。

 

 

 

 

 

酒田で日本海は一段落。
悶々としつつも、明日の上越国境に備えて、携帯アラームを3時30分にセットしカーテンを閉めて就寝。
軽やかなジョイント音とEF81の汽笛は最高の子守唄。zzz…。

 

 

 

 

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2014 冬の道央ぶらり紀行④【留萌本線走破へ】

2014年03月03日 22時29分00秒 | 鉄道旅

2014年2月22日

 

 

 


6時30分起床。
窓の外は十勝岳!…と思ったら、曇ってて見えず。

代わりに反対側の山々を観賞。こちらもきれい。
さっそく朝風呂へ。
夜は暗くて見えなかったけど、温泉は妖艶な緑色をしている。
外来がない朝風呂はほとんど貸切状態。最高!

露天風呂からもいい眺め。
朝から露天風呂90分コース。
午前10時、ホテル「ふらのラテール」をチェックアウト。

「じゃらん」の口コミで「5」を付けたい、素晴らしいホテル。1泊ではもったいない。
今度はぜひダイヤモンドダストを見に来たい。
ホテルを出ると十勝岳がややお目見え。いや~きれい。

 

雪原の足跡 ウサギかキツネか。
さて、今日のメインは留萌本線乗り鉄。

 

 

 

 

 

西中駅から10時40分発の富良野行きに乗車。ずいぶん混んでる。
その後も雲はとれず、十勝岳がイマイチ見えず。

 

 

 

 

 

富良野到着。
富良野駅では、あの列車に遭遇。

滝川発釧路行き。

根室本線の名物列車。滝川発釧路行。「日本一長い距離を走る定期普通列車」のサボが付いてる。
以前一度だけ滝川-新得で乗ったけど、あの頃はこのサボ無かったような。
しかし釧路まで走破は楽しそう。今回は無理だけど、ぜひ一度完乗してみたい。

 

 

 

 

 

富良野駅「圭子ちゃんそば」。ほっとする味。

 

 

 

 

 

次は根室本線に乗車。

 

 

 

 

 

滝川に向かう。

 

 

 

 

 

快速「狩勝」。この列車も釧路発だったのか。
釧路からはるばるやって来てくれたのかと思うと、感慨深くなる。
そして単行ながらやはり快速。いい走りしてる。

 

 

 

 

 

空知川に沿って走る。

 

 

 

 

 

「星の降る里」芦別。

 

 

 

 

 

根室本線もいい眺め。

 

 

 

 

 

立派な建物が目を引く赤平駅。

 

 

 

 

 

美しい空知川。

 

 

 

 

 

やがて函館本線に合流。

 

 

 

 

 

滝川到着。

 

 

 

 

 

滝川駅前はなにやらイベント準備中。

 

 

 

 

 

紙袋ランターンフェスティバル。
夜になると紙袋がランタンのように発光するらしい。これはぜひ夜に来てみたいところ。

 

 

 

 

 

「スーパーカムイ17号」に乗り換え。
この列車も混んでて立ち。まあ次の深川までなので何てことはない。「スーパー北斗」の3時間30分立ちに比べれば。

 

 

 

 

 

深川到着。
いよいよここからは完全初体験の留萌本線。

 

 

 

 

 

増毛行き。サボが付いていないのが残念。単行の車内は12人程の乗客。
ローカルな感じがたまらない。定刻に深川を発車。

 

 

 

 

 

しばらく平野部を行く。
留萌本線はあまり山間部を走らないと思い込んでたけど、途中から山奥の豪雪地帯に入る。雪がすごい。

 

 

 

 

 

大和田駅。埋もれそう。

 

 

 

 

 

豪雪地帯を走り抜け、深川から約1時間で留萌に到着。
多くの乗客が下車したものの、自分も含めた「鉄」っぽい人が数名残っている。

 

 

 

 

 

留萌からは日本海沿いに走る。

 

 

 

 

 

留萌から約26分、終点増毛に到着。

 

 

 

 

 

 

終着の無人駅。雰囲気は江差駅に似てるかも。
何ともいい感じ。しばし海沿いを散策。

 

 

 

 

 

迫力の日本海。

 

 

 

 

 

かもめがかわい♡
数日間滞在したくなってしまうようないい所。しかし残念ながら約50分で折り返し。

 

 

 

 

 

深川行きに乗車。
15時38分、増毛を発車。あ~もっといたかった。

 

 

 

 

 

留萌到着。数人の乗車あり。残念ながら今日は夕日は見えず。

 

 

 

 

 

峠下駅で下り列車と交換。

 

 

 

 

 

恵比島。別名「明日萌駅」。
NHK連続テレビ小説「すずらん」で「明日萌駅」として使用していた駅。
自分は見てなかったけど。

 

 

 

 

 

多分「いしかりぬまた」。
豪雪地帯を走り抜け、平野部に入ると間もなく深川。

 

 

 

 

 

深川到着。
留萌本線は予想とは裏腹に豪雪地帯を走り抜ける実に雰囲気のいい路線だった。
次はもっとじっくり堪能しよう。しかし乗客の少なさはやはり気になる。
土曜だからか?いつもこうだと存続が心配。

 

 

 

 

 

「スーパーカムイ29号」に乗り換え。
今度はラーメンを食べに旭川へ向かう。

 

 

 

 

 

旭川到着。

 

 

 

 

 

駅前の「山頭火」さんへ。

 

 

 

 

 

塩ラーメンを頂く。
あ~美味かった。これで本日の予定は終了。

 

 

 

 

 

札幌へ戻る。

 

 

 

 

 

「スーパーカムイ44号」に乗車。

 

 

 

 

 

赤電との並び。
今日はよく列車に乗ったな~。「北海道全線フリーきっぷ」フル活用。
さすがに疲れた。札幌まで爆睡。

 

 

 

 

 

札幌到着。

 

 

 

 

 

今日の宿は「ホテルダイナスティ」。
道内に入ってあっと言う間に3日間過ぎてしまった。明日はもう帰路につかないと。zzz…。

 

 

 

 

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2014 冬の道央ぶらり紀行③【富良野線走破へ】

2014年03月01日 21時35分00秒 | 鉄道旅

2014年2月21日

 

 

 


7時30分起床。よく寝た。

窓の外は吹雪。
雪景色を眺めながら朝からビール。たまらない。

 

 

 

 

 

時々晴れ間。
11時、ホテルモントレエーデルホフをチェックアウト。本当にいいホテルだった。京王プラザと並ぶ、札幌の定宿になりそう。
今日はこれから富良野へ。しかし大雪で小樽方面ダイヤが乱れている。

 

 

 

 

 

案内表示スカスカ。
その前に、駅構内の「Six-One Half」前を通ったところ、「いくら丼」の看板につられ思わず入店。
いくら好きの自分に「いくら丼」は見過ごせない。

 

 

 

 

 

いくら丼 900円。
あ~美味かった。いくらたっぷりで満足。
ビールも飲みたかったけど、さすがに昼食のサラリーマンが多く気が引けてやめる。
満足したところで「スーパーカムイ19号」に乗車。
小樽方面ダイヤ乱れの影響で「スーパーカムイ」も数分遅れて発車。しかし随分混んでるな~。
昨日の「スーパー北斗」といい、トイレに行きたくなるのでビールも飲めない。

 

 

 

 

 

札幌を発車。

 

 

 

 

 

道央らしい景色。

 

 

 

 

 

数分遅れたまま旭川に到着。ここから富良野線。
今日は初めて富良野まで完乗する。

 

 

 

 

 

1年振りの富良野線。

 

 

 

 

 

「ラベンダー号」。
1番線で乗車を待っていると、何やら増結作業が難航している。

 

 

 

 

 

凍結で連結機カバー外れず。

 

 

 

 

 

叩いたり引っ張ったり。

 

 

 

 

 

ようやく外れた。
冬の北海道の保線作業の厳しさを見た。やはりこれは大変。
マスコミで色々叩かれているけど、やはり現場の方のご苦労は相当なもののはず。

 

 

 

 

 

列車は定刻に2両編成で旭川を発車。
地元の学生さんに混じり、外国人のスキー客が多く乗っている。

 

 

 

 

 

美瑛で多くの学生さんが下車。

 

 

 

 

 

上富良野到着。
自分が乗車したことあるのは上富良野まで。ここから未体験ゾーン。

 

 

 

 

 

すぐに美しい十勝岳が出現して、ずーっと続く。これはすごい。
上富良野からが富良野線のハイライトだったのか。今まで損してた。
ひたすら十勝岳を眺める。

 

 

 

 

 

富良野到着。
ついに富良野線完乗達成!十勝岳がメチャメチャきれいだった。
せっかく富良野に来たけど、そのまま折り返しの旭川行きに乗車。

 

 

 

 

 

雪原にこじんまりと佇む西中駅で下車。

 

 

 

 

 

駅を出ると正面に十勝岳。
それにしてもきれいな所。そして駅から徒歩約5分で、本日のお宿「ふらのラテール」に到着。

 

 

 

 

 

スパ&リゾート ふらのラテール。

 

 

 

 

 


部屋に案内して頂くと、窓から見えるのは…

十勝岳のマウントビュー!
これはすごい。テンション上がる。こちらのホテルは全室マウントビューが売り。
これで素泊まり一泊6300円(じゃらん)。温泉まで付いて。

 

 

 

 

 

さっそく温泉へ。
温泉は源泉100%。湯の花がいっぱい漂っている。
そして露天風呂からもマウントビュー!もう暗くてよく見えないけど、明日の朝風呂が楽しみ。
露天風呂90分コースで上がり、ビール飲んで就寝。まさに極楽。zzz…。

 

 

 

 

 

富良野の夜は更けて…。

 

 

 

 

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