早く帰れる近場を歩こうとときがわ町にある弓立山に行ってみた。
標高426mの低山だけど山頂の展望がいいらしい。
今日は武蔵嵐山からバスでせせらぎバスセンターへ。
ここを出発点にまずは弓立山をめざす。
ときがわは木材の産地。
すぐそばにある里山の紅葉がいい。
バスセンターから西へ20分ほど歩くと登山口。
ちゃんと標識もある。男鹿岩、どんなところだろう。
いきなり階段。でもこれは取りつきのところだけ。
針葉樹と広葉樹がまじりあっている感じ。
道はよく踏まれていてあるきやすい。
とにかく、だらだらと登り続ける。
登山口から50分ほどで男鹿岩。
だれかいる。
反対側に回り込めばしっかりした足場もあって簡単に岩の上に立つことができた。
ときがわ町の中心あたりが見えているのかな。
上側から岩を写すとこんな具合。
岩の上も平らで割と広いのでだれでも登れると思う。
男鹿岩から10分ほどで山頂だった。
山頂は広々としていて付近には高い木がない。
だからこの展望。これは日光の方向。
少し見にくいけど男体山や雪で白くなっている日光白根山などが見えている。
こちらは関東平野の中心の方角。奥には筑波山がある。
大宮らしい高層ビル群や遠くかすかにスカイツリーも見えていた。
まずは記念撮影。暖かくて少々汗をかいた。
日光白根をアップにしてみた。
この写真にははいっていないが、左の奥には尾瀬の燧ケ岳の頭ものぞいていた。
まだ10時20分をまわったところ。お昼には早すぎるので20分ほどでそのまま出発。
反対がわの大附へとくだる。今日はもう一山歩くつもり。
この山には電波関係の施設かなにかがあるらしく大附側からは車であがれるようだ。
でもなるべく山道をくだる。歩きやすくていい道だ。
すぐに民家が現れた。
南斜面に農家が点在している。
そのせいで道がいりくんでわかりにくい。
ようやく標識のある地点に到着。
見上げる農家の裏山の紅葉がすばらしくきれいにかがやいていた。
みちの脇でこんな花を見つけた。これ、ベニバナ?
違うかな?
大附の里はいいところだ。
下に見える建物が大附のそば道場。
これは出羽三山の石碑。越生ではほかでも出羽三山にかんする石碑を見かけたことがある。
昔の人がはるばる参詣したのだろうか。
日当たりのいい斜面はみかんやゆず畑。
日当たりのいい、気持ちのいい山里だ。
立派な公衆トイレもある。
そば道場に寄ってみたが、残念ながら水曜と木曜はお休みだった。
さて次はすぐ南にある雨乞山へとむかう。
林道楠線の標識が目印になる。
ここが雨乞山の入口らしい。
道ははっきりしていて、しかも歩きやすい。
北斜面をおおきくまわりこんでいくとその先で東からの道が合流してきた。
この先はさらに道も広くなった。意外だ。
山頂には三角点のあった。地図で確認すると340mだ。
問題はここからだった。
道はあるのだけれど、ところどころ分岐しておりしかも稜線がはっきりしない。
足元は落ち葉の洪水。
一度間違えて東側にくだりかけ、戻って南に向かいなおした。
でも結局また間違えて、今度は反対の西へとくだってしまった。
道路に飛び出してみたら、登山口からわずか500mほどの地点だった。
でもそこは上谷の大クスがあるところだった。
ころんでもただでは起きぬというやつ。
100mほど入るとほんとうに立派なクスノキがあった。
根元から幾本にも幹が分かれていて、葉をかがやかせていた。
足場が組んであったがその手前で立ち入り禁止になっていたので木にはさわれなかった。
なかなか元気らしく枝葉はもりもりと繁っている。
民家の左奥がその大クス。
さて、本来の下山予定地点とは反対側なので、これから越生梅林に向かって2km以上歩かねばならなくなった。
舗装の道をひたすら歩く。
お地蔵さんがご苦労さんとなぐさめてくれた。
ようやく民家があらわれた。そこから越生梅林の横を抜け、越生駅へと戻った。
雨乞山はおまけだが、弓立山だけなら我ら年寄り仲間をつれて登れそうだ。
大附のそば道場に遅めのお昼にして、瀬戸へと出れば、バスで越生に戻ることができる。
今度ハイキングの会を企画してみよう。
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