毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

高取山と仏果山(2020年12月27日)

2024-12-01 15:18:15 | 丹沢・道志の山

(手を加えての再投稿です)

2020年の納めの山歩きとして、妻と友人を誘って東丹沢の高取山と仏果山に行ってきた。この辺は電車やバスでは埼玉からのアプローチが悪く、行ったことがなかった。

車で行くとなると駐車場が問題だが、仏果山山麓には愛川ふれあい村という施設があって大きな駐車場がある。大体はここを起点に歩くようだが、なんと新型コロナの第3波拡大で12月12日から登山客の駐車はお断りとなってしまった。

しかたがないので、中津川の対岸にある県立あいかわ公園に駐車してそこから高取山、仏果山と周回することにした。ただし駐車料金は500円。

 

公園の中の遊歩道を歩いて風の丘に登ると目の前に宮ヶ瀬ダムが大きく見えてきた。なかなか大きなダムだ。

途中、芝生でサルが何頭かくつろいでいた。日差しが暖かだ。

 

 

ダムの堰堤を対岸に渡って、ダム見学用の駐車場の脇から登り始めた。入口は標識に気がつかないと通り過ぎてしまうような感じのところ。

 

このコースかなり急なのだ。丸木の横木で整備された道だが、最後にはロープに頼りたくなるほど。

 

急登をおえると展望が開けた。ここで小休止。このあとは歩きやすい尾根道になった。

 

尾根道は、一部にスギやヒノキの植林地があるが、大部分は自然林。

 

針葉樹と落葉樹がまざって生えている。日差しが漏れて気持ち良いコースだ。

しばらく歩くと送電線のための切り開きがあって2番目のビューポイント。宮ヶ瀬湖が見渡せる。

そこからふたたび尾根歩きとなります。

ゆるやかな歩きやすいところ、道が狭まって岩があるところ、木の段々が続くところとなかなか変化がある。

高取山はまだかなと思い始める頃ようやく大展望の高取山山頂についた。

 

山頂は東側が大きく開けた草の斜面になっているので、関東平野が一望。

まっ平らな平野のあちこちに高層ビルのかたまりが。一番右側のかたまりが横浜なのだろう。天気はいいのだが、ややかすんでいた。

展望台もあるが、ベンチからでも十分に楽しめる。

ベンチではそれぞれ登山者が休憩していた。ひとつだけ空いていたベンチに座って昼食だ。

我が家は作ってきたペンネナポリタンを温めて食べたが、今回も多すぎて残してお持ち帰りとなった。

ダムからの急登もあったので疲れたのではないかと心配していたが、みんな案外元気だ。予定通り仏果山へと向う。

いったん少しくだって、ふたたび登り返すが、西からゆるやかに回り込む感じなので思ったより楽に歩けた。

そしてこの尾根にはかなり立派なモミの木がたくさんあった。モミの木はこういう尾根が好きなんだろうと思う。

 

仏果山山頂は残念ながら林の中。石仏がかなりある。

しかし、展望台に登れば360度の展望。

 

今度は南が望めるので空気が澄んでいれば相模湾が見えるはずだが、この日は靄がかかってはっきりしなかった。

 

丹沢山も大山も逆光に霞んでいた。

 

ここから半原へと下るのだが、下り始めに修験道についての説明版があり、この仏果山、すぐとなりにある三峰山、そして南の大山にかけて修験道の修行の地域だったことが説明されていた。

 

仏果山からの下りは整備された道で歩きやすいが、ぐんぐん下り、木の段々も多くあり、あまり展望が開けない。

かなり下るとまた送電鉄塔があって切り開きになり半原や関東平野が望めた。

鉄塔下の一帯は木がきられているので、ススキの原になって見通しが良い。

いったん車道に飛び出すが、登山道はそれを横切って下へと続く。

二度目に車道が見えてきたら、車道には出ずに左に下って車道の下をくぐる舗装の道に出る。

そこからはひたすら舗装道路を歩いて国道412号にでて、その道を歩いてあいかわ公園の駐車場に戻りった。

愛川ひれあい村の駐車場が利用できるようになれば、最後がぐっと楽になると思われる。

そうなったら便利なのでまた来てみたいコースだった。

 

 

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道志の森キャンプ場から畦ヶ丸山へ(2006年5月31日)

2024-05-10 20:24:47 | 丹沢・道志の山

一時期、道志川の谷から西丹沢にせっせと通って、檜洞丸、大室山、加入道山などに登った。

神之川林道の奥の長者舎から出発することが多かった。

何回か通ううちにもう少し奥の山を歩いてみたくなって、2006年5月に道志の森キャンプ場から入って畔ヶ丸山を往復した。

 

神奈川県から山梨県道志村に入ってしばらく走り、キャンプ場の案内に導かれて国道からわかれて三ヶ瀬川にの谷に入る。

車は、キャンプ場の手前にある広い駐車スペースを利用した。

 

キャンプ場の奥で谷は二股にわかれ、右の谷は、菰釣山に源流がある。

私は左の谷にはいって城ヶ尾峠をめざす。

水の流れも細くなるが、きれいに澄んでいる。

 

林道を2kmほど歩くと、林道が大きくまわりこんでいくところに城ヶ尾峠登り口の標柱がたっていた。

 

少し登ると展望が開け、すぐ下に歩いてきた林道の続きの部分がみえた。

しばらく尾根をたどったあと標高1100m付近から左へと斜面をトラバースしていく。

道が細い上に一部岩場をへつるところがあり、ロープが固定されている。

 

加入道山から菰釣山へと続く稜線上に城ヶ尾峠がある。

あたりはブナなどの広葉樹の新緑に包まれていてとてもいい雰囲気だ。

 

峠から東へと稜線をたどる。木漏れ日がもれるブナの林。とても気分がいい。

大界木山へと登っていく。

 

その後も1100mから1200mくらいの標高をゆるやかにアップダウンを繰り返していく。

かなり樹齢を重ねているらしい大木もあった。

 

ふとみると足元の笹に花がついている。

笹の花は60年以上の間に一度くらいしか咲かないという。そしてあたりの笹はいっせいに枯れてしまうらしい。

 

ミツバツツジには季節が遅いのだが、まだ咲き残っていた。

明るい緑の道がさらに華やかになった。

 

青空に映える。

 

テンナンショウ。後ピン失礼。

 

こちらは白いツツジ。シロヤシオだろうか。

もう少し時期が早ければたくさん見られただろう。

 

加入道山、大室山へと続く主稜線をはずれ、畔ヶ丸へと進む。

最後に100mほどの標高差を登りつめると避難小屋があり、その少し先が山頂だった。

標高1292mだ。

 

山頂は少し広くなっていて、立派なベンチもあるが、うっそうとした樹木に包まれていて展望はない。

 

樹高の高い立派な木が多い。

 

山頂から避難小屋に戻って休憩にした。ご覧のようになかなか立派なつくりだ。

 

小屋の中はきれいに片付いていて、真ん中にフードのついたストーブが設置されていた。

 

小屋のかたわらにベンチがあったのでそこで昼食。

 

初夏の日差しを浴びながらのんびりと休む。いい天気にめぐまれた。

 

今回のコースはほとんどが樹林の中の道だが、ほんの一部神奈川方面の展望が得られた。

丹沢湖の方向だと思う。右の山が丹沢湖の右岸にある権現山かもしれない。

 

この日あるいた稜線は上の写真のような道が続く。

初夏に歩くにはぴったりのコースだったと思う。

 

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丹沢の袖平山と姫次を歩く(2021年1月3日)

2023-12-22 09:30:03 | 丹沢・道志の山

3年近く前の丹沢北部の山歩きの記録。

この年、新年の5日に予定していたハイキングの会の筑波山は、年末の予想を超えるコロナ感染拡大を受けて中止とした。

団体行動は難しいので個人で出かけることにし、丹沢でまだ歩いたことがない袖平山と姫次を結んで周回コースとした。

 

家を早めに出て、青根の黍殻山登山者用駐車場を7時23分に出発。

夜明けがもっとも遅くなる季節だし、山の北側なので当分日が差してこない。寒い。

 

今回は周回コースとするために、登りは登山地図には出ていないコースで直接袖平山をめざす。袖平山に向かうには、駐車スペースの少し下にある林道の分岐を右に進み、沢を渡った先の台地状のところに向う。

このあたりは神奈川県の水源の森林に指定されていて、山の整備がおこなわれている。林道がかなり上部まで伸びているのでそこをたどることになる。

 

まず平坦地の十字路で左に進む。ここには小さな標識がある。

少し行くと左斜めに分岐があり、ここにも標識がある。

林道ができるまではまっすぐ進むのが袖平山へのルートだったようだが、今どうなっているかは確認していない。

 

上の写真のように砂防堰堤のところから登山道が始まっているが、すでに使われていないようで潅木が伸び放題で歩けない。

 

左側の斜面にジグザグに続いている林道をさらに登るとようやく尾根をたどる登山道が始まる。

標識らしいものはなにもないが、感じでわかる。林道は少し先で行き止まりになる。

 

この尾根はかなりの急登だ。途中で黍殻山に日があたり出したが、私が登っている尾根にはなかなか日が当たらない。

 

とにかく尾根をはずさないように直登する。

 

8時50分、尾根を手も使いながら登りつめ944m地点に到着。西側と北側の展望が開けて目の前に大室山が見える。

山頂が少し雲に隠れているが、よく見ると霧氷がついているようだ。富士の方角は雲に隠れている。あとは迷うようなところはない。

 

そこからは尾根をたどって標高差500m弱を詰めれば袖平山だ。

尾根にそって鹿よけのネットがあらわれ、ところどころに作業用なのだろう、脚立が立っていた。そういえば先ほどの急登の尾根にもたくさんの鹿の足跡があった。

 

少し登るとアセビが増え、モミの木もあらわれた。

 

10時15分、袖平山に到着。ようやく雲の上に富士山が姿を見せてくれた。遠く南アルプスも白い稜線を見せていたが少し霞んでいる。

ここで食事休憩し、おにぎりをほうばった。姫次は近いので、カップラーメンとコーヒーはそちらでいただくことにする。

 

袖平山を少し下ると神ノ川から姫次をへて焼山へと続く東海自然歩道に合流する。そこには立派なベンチが3つもあった。

 

今度は富士の展望に加えて南側間近に一段高く蛭ヶ岳が見えている。逆光と雲の輝きで見えづらいが蛭ヶ岳も霧氷で飾られていた。

 

道は格段によくなって歩きやすい。

 

丹沢の尾根らしく木々もまばらで左右の展望が開けている。関東平野が見える地点もある。

 

20分ほどで姫次に到着。カラマツの林のそばに広場があり、さきほどと同じ立派なベンチが3つ備えてあった。

誰もいないし誰も来ない。カップラーメンにお湯を注ぎ、続いてコーヒーをいただく。風もほとんどなくて静かだ。でも南から薄雲が広がってきて寒くなった。

 

11時少しまわって下山を開始。今度は丹沢主脈を歩いて八丁坂の頭から青根へと下る。

もう少し先に黍殻山避難小屋があってそこからも下れるが、谷底の日陰の道をあるくことになる。

選んだコースは大部分が尾根道なので午後の日差しがあたるはずだ。

 

山道の脇にモノレールが現れた。森林整備用に設置されていると表示がしてあった。

 

葉を落として明るい疎林の中に木道が続く。静かだ。

 

道の右側には丹沢の主稜線が望まれ、ずっと下の方には宮ヶ瀬湖が見えてきた。

 

20分ほどで八丁坂ノ頭分岐に到着。ここから左に入る。先ほどのモノレールもいっしょだった。

 

ところどころ木の根や岩の段差があるもののとても歩きやすいコースだ。

かなり下るとモノレールの下をくぐる。モノレールは谷へとくだっているようだ。

登山道はやがて尾根の末端の高まりの手前で右手へと下りはじめる。

斜面もゆるやかになって12時48分、舗装の道へと飛び出した。そこから15分弱で車に戻ることができた。

最後に今回のコースを紹介しておく。

駐車場7:23発⇒林道から登山道へ8:00⇒944mピーク8:50⇒袖平山10:15⇒姫次10:50~11:07⇒八丁坂の頭分岐11:26⇒舗装の林道12:48⇒駐車場13:04

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大山、日向薬師から蓑毛まで(2023年6月21日)

2023-06-22 16:02:27 | 丹沢・道志の山

梅雨のさなか。友達と山行を約束していても天気がままならない。

21日は好天なのだが、逆にまわりの都合があわない。

そこで、一人で出かけることにした。

行き先は丹沢の大山。これまで2回登っている。

そこで今回は、ケーブルなどは使わず、日向薬師から入って、ヤビツ峠経由で蓑毛まで歩いてみることにした。

 

8:50終点の日向薬師で下車。最後まで乗っていたのは私一人だけ。

こちらから登る人は、マイカーで来て、登山口の近くの駐車場にとめて登るのだろう。

 

バス終点からてくてく歩いて30分。

日向は蒸し暑い。木陰の道になり少し涼しい風も吹いてきた。

しきりにホトトギスが鳴いている。

9:20に九十九曲がりの登山口に到着。

この日向川の谷には、日向薬師をはじめ、多くの寺が点在している。

江戸時代盛んだった大山詣では、阿夫利神社から登る人が多かったのだろうが、この谷から登った人もかなりいたのだろう。

登山口の注意書きには、案の定「ヤマビル注意」とある。

今回は、ヤマビル忌避剤「ヒル下がりのジョニー」を持ってきたので、さっそく足回りにスプレーする。泡がでるが少しすると消える。手につくとぬるぬるする。

 

九十九曲がりの名の通り、ジグザグを描きながら登っていく。

足元はご覧のように石が敷き詰められていた。

 

途中、林道に出会う。マイカーの駐車場からは、ここまで林道を歩いてくるようだ。

 

石がなくなって木段の道になったり、また石敷きになったりしながら、少々飽きてしまうほどジグザグを繰り返してのぼっていく。

まわりはヒノキ林だ。このあたりでもまたホトトギスの鳴き声。

 

10:33、1時間13分で尾根に到達。そこに大きな地蔵さんが立っていた。

 

赤い頭巾に赤いよだれかけ。

このあたりは、下部とは地質が違うようでじめついていない。

下の方はかなりじめついていて、いかにもヒルがいそうだったが、ここまで被害はない。

忌避剤の効果はあるようだ。

 

歩きやすい尾根道を展望台にむかって進む。

 

植生がかわって、展望も開けてきた。

 

途中から、阿夫利神社下社の社殿が見えた。

 

10:55展望台に到着。たくさんのベンチと東屋がたっている。

バス停からここまで2時間近くかかってしまった。

バス停が標高140m。ここが770mなので630m登ってきたのだ。

 

これは大山の尾根続きにある三峰山のようだ。

この山も修験道の道場だったという。

 

この季節、大山の斜面にはあちこちにヤマボウシの白い花が見られる。

 

いよいよ大山の核心部に入ってきて、モミの大木がたくさん見られた。

 

なかなかの存在感。

 

これはなんだろう?花のあとが丸い実になっている。

 

九十九曲がりの道に比べ、山頂近くは道が急になって木段が続く。

ホトトギスとともにジュウイチの声も一回だけ聞こえてきた。

疲れてきて足取りが重い。

ケーブル駅から来た人に次々と追い越された。

歩いた距離も標高差も違うのだから当然だが、少しくやしい。

 

地質がもろいのだろうか、大きな崩壊地があった。

先ほどの展望台からは山頂が見えていたのに、なにやらガスが広がってきた。

山頂での展望は期待できそうもない。

 

とにかく登山者が多いので、土の流出をふせぎ植生保護も兼ねるのだろう、木道が整備されていた。

 

さらに何人かに追い越されてようやく山頂到着。

12:30だ。展望台から1時間半かかってしまった。

 

山頂の阿夫利神社奥宮の前で記念撮影。

やはりガスで展望は皆無。

周辺にはたくさんの登山者が休憩していた。

社殿近くのベンチに腰をおろしておにぎりとバナナを食べた。

20分ほど休憩して、下山開始。

 

最近も改修されたらしく社殿のまわりは新しくてきれいな御影石がたくさん見られた。

 

下山開始直後こそ道がいいのだが、その後は急になってきて岩がごろごろで歩きにくい。

疲れた足にこたえる。改修によって使われなくなった古い石柱などが階段代わりに利用されていた。

 

ケーブル駅への道から分かれてヤビツ峠へとむかう。

木段道が続き、途中から段差も大きくなってきて、膝に負担がかかる。

少しバランスを崩して踏ん張ると、とたんに内転筋がつってしまった。

今日は、芍薬甘草湯を持ってくるのを忘れてしまったので、しばらく立ち止まって痙攣がおさまるのを待つしかなかった。

 

斜面には白い花をつけたたくさんの木。たぶんヤマボウシだろう。

 

大山はシカ対策が徹底しているせいか、登山道や山頂周辺は草がよく生えている。

 

足をだましだまし下って、ヤビツ峠が近づくと下に秦野の町が見えてきた。

途中にある木道や岩にヤマビルの死骸が見られた。

登山者が足などについたものを駆除したのだろう。

 

14:14、ヤビツ峠にあるレストハウスに到着。

このちょっと上にベンチがたくさんあったのでそこで小休止。

足回りをチェックしてみたが、ヒルはついていなかった。

 

ヤビツ峠から蓑毛まで古い登山道を歩いてくだった。

この道でもしきりにホトトギスが鳴いている。

この道は、長いけれど傾斜もゆるくとても歩きやすかったので、足のつりをこらえながら歩いていた私は大いに助かった。

 

谷の奥に一筋の滝。薄暗いので手振れしてる。

 

少し広い沢に出た。

 

すぐ上にも下にも砂防堰堤があって豊富な水が落ちている。

 

そしてそこには秦野市の名水、春嶽湧水があって秦野市水道の水源となっていた。

そこからは沢沿いに舗装の道が続いていた。

 

今は木が生えているが、斜面が平にならされていて、建物あとらしいところが続いた。

建物は跡形もなくなっているが、敷地の奥に墓地が残っている。

このあたりには大山詣での人を泊めた宿があったらしい。

 

舗装の道はいつのまにか車道にかわり、お寺や民家もあらわれてきた。

 

ここからはヤビツ峠ではなく、阿夫利神社下社にむかう道もある。

機会があったらその道も歩いてみたい。

 

15:29蓑毛に到着。

最後は、舗装の下り道で膝の裏が痛くなってきた。

 

蓑毛からは、午後でも毎時1本バスがある。これで秦野駅にむかう。

 

バスを待っていたのは私一人だったが、発車間際に女性が3人乗り込んできた。

 

今回の山旅は、休憩も含めて6時間40分と最近では長く歩いた方だ。

正直疲れた。特に下山中の段差で足がつってしまうのには泣かされた。

でも大きな段差がなくなり、道がよくなればそれも治って歩き続けられた。

それにしても、普段からスクワットなどきちんとやらなければと反省。

 

帰りの小田急は秦野から座れたが、じっと座っていたので新宿の乗り換えで、階段を降りようとしたら膝の裏が痛くてびっこを引いてしまった。

 

 

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ひっヒルが出た!飯山白山(2023年5月12日)

2023-05-12 16:52:02 | 丹沢・道志の山

おとといは一人で越生で軽い山歩きをしたが、つれあいがどこか歩きたいというので、今日は厚木にある飯山白山に出かけてみた。

以前に圏央道を利用して相模原市半原にある仏果山に出かけたあと、この付近の地形図を買い込み眺めていて、仏果山、経ヶ岳などがある山脈の南のはずれに白山と書いてあるのを見つけた。

標高わずか284m。山麓に長谷寺(ちょうこくじ)という寺があり、つれあいと歩くには手ごろの感じだ。

そこでネットで調べてみるとこの山の東側の斜面一帯が「飯山白山森林公園」となっており、ハイキングコースも整備されていたので、ここに行ってみることにした。

 

長谷寺の参道を登って山門の手前を右に入るとそこが森林公園の駐車場。

駐車料金は一日500円。トイレもある。

 

初めて来たのだし、せっかくだから山門から入ってみた。

 

山門は、最近建て替えられたらしく壁は真新しいヒノキ材でつくられていたが、柱などは根元をのぞいて昔のものを再利用してあった。

 

古い寺らしく大きなイヌマキがあった。樹齢400年と伝えられている。

 

さらにもう一段階段をあがると相模平野が見渡せた。

 

観音堂。もとは檜皮葺か藁葺きだったものを現代の素材に改装してあるが、落ち着いた感じで違和感がない。

 

本堂の脇の山の斜面には大きなクスノキがあった。この斜面はうっそうとした原生林だ。

 

そこから男坂と女坂と二つの道があったが、私たちは当然、女坂をすすんだ。

つれあいは、手術で片肺の4分の1を切除しているので、急坂では息が切れてしまうのだ。

ただし、入り口に「ヤマヒル注意」の看板が!

やっぱりいるのか。この山の並びにある経ヶ岳に行ったとき、登山口に「ヤマヒル注意」の看板と忌避剤のスプレーが設置してあったのだ。

まあ、仕方がない、注意しながら歩くことにした。

 

ヒメウツギが咲いていた。このあともあちこちで見かけた。

 

この山の植生は照葉樹と針葉樹がまざった原生林だ。

埼玉の山とは雰囲気が違う。結構太くて立派な木がたくさんある。

しかも地肌が黒々として、雨上がりのようにしっとり湿っている。

いかにもヤマヒルがいそうな感じだ。

 

谷をのぞき込むと恐竜が出てきそうな雰囲気の原始の森だ。

 

女坂だけに急なところはなく、山頂から南にのびる稜線へと大きくまわりこんで登ってきた。

 

でもこの山は、稜線に出ても常緑の照葉樹の森なのでほの暗い道が続く。

でも所々で下界が見渡せた。

 

つれあいのペースでゆっくり登ってきたので、小1時間で山頂の白山展望台に到着。

 

相模の国が一望だ。

 

展望台に上ると大山が間近に見えた。

展望台の下にベンチとテーブルがあったのでそこで昼食休憩。

ここならヤマヒルも寄ってこないだろう。

休んでいると4人連れが登ってきてしばらく休んでいたが、先へと歩いて行った。

 

白山は三等三角点がある。283.8mだ。

 

白山を出発して、尾根を桜山まで歩き、そこからくだって森林公園の道を歩いて長谷寺へ戻る予定だ。

 

イヌシデだろうか下部がうろになりかかった大きな木があった。

 

少しあるいたところに白山神社がある。

 

驚いたことにその社殿の前に丸く石組された水たまりがあった。

山頂稜線上なのに。へぇ~すごいね。

傍らには龍のつくりものが置いてあった。

山全体がたっぷりと水分をためこんでいるのだろうか。

ヤマビルにはうれしい環境なのかも。

 

神社の祠の傍らには、腰かけた姿の石像。顔の部分は補修されているが、足元が高下駄のようなので天狗の像かもしれない。

 

あいかわらずうっそうとした森の稜線。

 

桜山に到着。先ほど通って行った4人が休憩していた。

 

ここからの下りは、斜面は急なのだが、道が大きくジグザグに切ってあるので安心して歩ける。

 

ここから森林公園の遊歩道をたどっていく。

ルートはいくつかあるようだが、一番上部の道を利用してみた。

 

形は吊り橋風だが、実際は固定された橋。ロープは飾りだった。

 

この東屋から少し下がるとトイレもある。

でもそちらには行かずに千寿の森と呼ばれているルートを歩いてみた。

 

カエデの木がたくさんあって道が明るくなった。

これは、秋11月も下旬のころがいいのかもしれない。

 

これまでの薄暗い森とは雰囲気ががらっと変わって気持ちがいい。

そして公園が終わって、お寺の敷地に入ったのか、両側にネットがあらわれた。

たぶん鹿よけなのだろう。

 

無事境内に戻ってきた。

 

出発点とは反対側の斜面になるのだが、こちらにも大きなクスノキがあった。

全体で2時間あまりだろうか。つれあいにはちょうどいい山歩きとなった。

 

さて無事に終わったと車にもどって出発。つれあいが靴を脱ごうとするとなんと靴下にヤマビルが!

それほど大きくないのでつぶして駆除。

ところが靴を脱いでみると、なんともう一匹。こちらは足の甲に食いついて大きく膨らんでいた。

やられていたんだぁ。

私も気になったので途中で車を止め、靴と靴下を脱いで点検したが、無事だった。

食いつかれるとしばらく出血が止まらない。

やはりこのあたりは寒い時期に来た方がよさそうだ。

桜山で休んでいた4人は無事だっただろうかとつれあいと話しながら帰路についた。

 

 

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