毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

足利市の行道山(2019年1月5日)

2025-01-17 13:05:02 | 日光・足利山地・那須・筑波とその周辺の山

今年の冬はインフルエンザが大流行している。

私は、インフルエンザではないが、鼻かぜが長引いて鼻詰まりの気持ち悪い日を送っている。

今回の投稿は、2019年の正月5日に出かけた足利の行道山だ。

行道山は足利市街の北西にあり、その山中にある浄因寺には、江戸時代の浮世絵にも描かれた清心亭があることで有名だ。

 

東武の足利市駅から行道山行きのバスで、終点の行道山で降りた。

そこには山神社の鳥居があって登山口の目印にもなっている。

 

そこから舗装の山道を登っていく。

 

30分近く歩くと舗装の道が終わって、広い駐車場があった。

その奥から浄因寺への参道でもある山道がはじまる。

でもその脇にみかん山などでみかけるモノレールがあった。

人が大勢出るような日には参詣者のために運行するらしい。

 

この日は正月の5日ではあったが運行されていなかった。

モノレールと並行している石段を登っていく。

お寺の参道だけに途中に何体もの石仏をみかけた。

 

石段はしっかりしているのでとても歩きやすい。

 

途中のお堂にはたくさんのお地蔵さん。

 

駐車場から10分ほど登ると小さな山門があり、行道山の扁額がかかっていた。

 

その中はいくぶん広い平地になっていて、建物もあり、写真のような茶筅の石碑もあった。

 

これが葛飾北斎が浮世絵に描いた清心亭。

大きな岩のてっぺんに清水寺のような木組みでせり出すように建てられている。

 

これは清心亭へと渡るための橋。

 

ふたたび石段の道を登る。

お寺の平地のまわりはそそりたつ岩壁だ。

 

少し登ると浄因寺の本堂と思われるお堂が岩壁を背負って建っていた。

 

その先には岩壁の下に赤い小さな社もあった。

 

その少し先の岩のピークに寝釈迦があり、まわりにはたくさんの石仏が祀られている。

 

この寝釈迦はなかなかの展望台だ。

上の写真はわれわれがバスを降りた行道山バス停の方向。

 

右奥にははるかに筑波山が見えていた。

 

今度は稜線を南へとたどって行道山の山頂をめざす。

 

11時27分。行道山山頂に到着。

北側の一部をのぞいて大展望が広がるなかなかいい山頂だ。

みんなでお昼の休憩にした。

 

40分ほど休んでいよいよこれから大岩山をへて足利城跡でもある両涯山にむかう。

 

稜線の縦走がはじまると南側には浅間山がよく見えていた。

 

稜線を15分ほど歩くと木段の急な登りにさしかかる。

 

その上が、大岩山の山頂だった。

 

この大岩山にも大きなお寺がある。大岩山多聞院最勝寺というが毘沙門天で有名らしい。

 

境内には大きな杉もある。

 

これはお寺の山門の赤い仁王像。

 

大岩山から次の両涯山までは2キロ以上ある。

大岩山まで登っている舗装の車道や稜線上の関東ふれあいの道に指定された立派な山道をたどりながら進む。

 

両涯山まで三分の二ほどあるいたところにカタクリの里の看板があった。

3月下旬になればカタクリが見られるのだろう。

 

大岩山から1時間30分で両涯山に到着。

ここには以前に同じグループで来たことがある。

今回は行道山から縦走してきたのでお疲れの人もいた。

 

両涯山は中世の山城、足利城跡でもある。

この何年後かに山火事があってこの山頂付近は丸焼けになったそうだ。

2022年12月に妻を連れて行ったときには焼け跡になっていた。妻をつれて足利の両崖山へ(2022年12月29日)

 

両涯山山頂から南にのびる尾根の先端に展望台がある。

そこからは真下に足利の街が見渡せた。

 

両涯山山頂から1時間あまりで織姫神社に到着。

少し日が傾いた午後3時40分。

ここはまだお正月で、初もうでの長い列ができていた。

 

この時は行道山から大岩山、両涯山、織姫神社と縦走したので、高齢者には少しきつかったようだ。

大岩山から山腹をまいて浄因寺にもどるルートもあるので機会があったらそのルートでも歩いてみたい。

最後にコース地図をのせておく。

 

 

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桐生の街の裏山、吾妻山(2024年12月6日)

2024-12-12 15:34:07 | 日光・足利山地・那須・筑波とその周辺の山

桐生の街からすぐ西にある吾妻山に登ってみた。

この山は、このブログでも紹介した足利の両涯山足利の裏山天狗山と両崖山(2019年2月22日)のような町直結の裏山的存在で、実際多くの市民が散歩のように登っている。

ただ、桐生は足利と違って埼玉からのアプローチがよくない。

東武線を使って新桐生駅に向かうのが普通だろうが、新桐生駅は渡良瀬川の南にあり、かなり距離もある。

そこで、今回は東武線の足利市駅から両毛線の足利駅まで歩き、そこから両毛線で桐生駅に出てみた。

 

桐生の山には何年か前に一度来たことがある。

観音橋というところまでバスを使って、大形山に登り、稜線を歩いて吾妻山まで歩いて桐生の町へとくだった。

そのとき、午後から散歩がてら登ってくる人たちを見てうらやましく感じたものだ。

今日は吾妻山だけなので朝はゆっくりだ。

 

桐生駅は高架化されていて立派な駅舎だが、なにもないがらんどうのようなところだ。

売店らしいものも見当たらない。

とにかく駅を出て吾妻山のふもと水道山公園へとむかう。

目的の吾妻山はもう目の前に見えている。

 

ここは両毛電鉄の西桐生駅。

この手前にコンビニがあった。おにぎりと大福はここで買い込んだ。

 

水道山の斜面にかかると桐生の街が見下ろせるようになってきた。

そこには大川美術館があって松本竣介のコレクションがある。

 

大川美術館のわきを抜けてそのまま公園の中へと登っていった。

 

公園からはさらに広く桐生の街が見下ろせた。

水道山公園のてっぺんには寄らず公園の道を右にまわって公園の裏手にまわる。

 

そこが吾妻山への登山口だ。車道をまたぐ橋がかかっている。

すでに山に登り終えたらしい人がぽつりぽつりと下ってきた。

みなほとんど荷物を持たない身軽な格好だ。

今日は、私も登山の服装ではなく、リュックも持たずにショルダーバックで来ている。

 

橋をわたっていよいよ山道になるが、山道といってもしばらくは十分に幅のある道だ。

ただ足元は土ではなくなめらかな岩になる。

 

 

落葉樹林の明るい道を登っていくと一時的に杉林に入る。

その先でふたたび落葉樹林になるが、そのあたりから道が急になってきた。

吾妻山は町に接近している分、近づくと急傾斜の登りとなる。

急な登りにさしかかると早速直登の男坂と迂回の女坂の案内があった。

私は男だが、もちろん楽な女坂の道を選んだ。

 

急斜面をななめに登っていく。

 

しばらく歩くと大きな岩の上に出た。

トンビ岩という看板があった。

そこから真下に桐生の街が見渡せた。

このあたりから道は岩角を踏んでの急な登りが続く。

 

頂上稜線が近づいたころに、また男坂と女坂に分かれる。

ご丁寧に、第二男坂、第二女坂と名付けてある。

ここでも迷わず女坂を進む。

 

このあたり、岩が白っぽい。なんの岩だろうか。

 

ようやく頂上稜線らしい。

展望を期待したが、反対側にも葉を落とした雑木があってすっきりとは見えない。

 

稜線に沿って頂上をめざす。

もう急な登りはない。

 

標高481mの吾妻山山頂に到着。

 

桐生市街の方向が大きく開けていて大展望だ。日差しを浴びてあたたかい。

 

山頂のへり近くまで行って右手を見ると渡良瀬川が光っている。

そして奥には関東山地が霞んで見えていた。

右から左へと徐々に低くなる関東山地の左寄りのところにうっすらと富士山らしい三角形が見えていた。

 

今日は実にいい天気だ。

日差しのあたるベンチに腰を下ろして買ってきた大福とおにぎりを1個ずつ食べた。

 

帰りは同じ道をくだるので、あっけないほどだった。

公園近くの車道の橋を渡ってから、左手に分かれる別の道を下ってみた。

 

下りきったところが吾妻公園だった。

吾妻公園は水道山の北の谷間にある。

 

立派なカエデの木があって赤く紅葉していた。

 

長福寺という寺の脇に出て、そこから桐生の住宅地の中へと戻っていった。

反対側の斜面を登ると桐生ヶ丘公園と動物園があるようだ。

山と山にはさまれた谷間の住宅地だ。

そんな静かな住宅地を歩いて駅へとむかった。

帰ってから調べたら、東武線の新桐生駅には観光協会がレンタサイクルを置いていて、なんと無料だった。

今度来るときはこの無料のレンタサイクルを利用してみたい。

 

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アカヤシオ満開、前日光薬師岳、夕日岳(2016年4月30日)

2024-04-02 14:11:25 | 日光・足利山地・那須・筑波とその周辺の山

今年は暖冬で、桜の開花も早まると予想されていたのに、ここのところの冷え込みで東京でもまだ開花宣言されていない。

でも、明日くらいには開花しそうだ。

それよりも短い花の季節、どの山にいくか悩ましい。

 

4月には奥多摩の三頭山と奥武蔵の大霧山にグループで行くことが決まっている。

さてそのあとどうするかと過去の記録を調べていたら、2016年4月30日に前日光の夕日岳に行っていた。

 

ここはアカヤシオがたくさんあってきれいだったし、道もよくて山頂からの展望もよかった。

その記録を投稿することにする。

 

この時は義兄と二人で出かけた。車で日光から日足トンネルの上の細尾峠にあがり、路肩に駐車した。

8時15分出発。

 

ようやく芽吹き始めた木々の下、笹におおわれた斜面を登っていく。

 

さっそくアカヤシオだ。ちょうど満開、大当たりだ。

 

独特のやわらかなピンク色。ほかのツツジにくらべて花そのものもやわらかな感じ。

 

まだ芽吹き始めなので見通しもいい。

 

細尾峠から最初のピーク薬師岳(1420m)へ。少々急な登りだが、標高差は230mほど。

 

もう山頂が見えてきた。見晴らしがよさそうな雰囲気だぞ。

 

9時ちょうど、薬師岳山頂に到着。男体山をバックに記念撮影。

 

男体山から女峰山まで見えている。なかなかいいところだ。

 

山頂にもアカヤシオがたくさん咲いていた。

 

薬師岳から快適な稜線の道を次の目標、夕日岳へとすすむ。

もう8年も前のことなので思い出すために地形図を確認したが、夕日岳までの尾根は、1350mから1400mの間を小さくアップダウンしながら続いている。

 

笹におおわれた地面とまだ葉が茂らない木々。ところどころにアカヤシオ。

この尾根道は禅頂行者道と呼ばれているらしい。

日光を開山した勝道上人が、拠点としていた古峰ヶ原から日光に通った道だそうだ。

 

灌木はすでに緑色。

 

ところどころに登りはあるもののそれほど続かない。

 

男体山をバックにアカヤシオ。

 

これは日光白根山。さすがにここはまだ真っ白。

 

アカハラ?

 

薬師岳を出発して1時間50分ほどで最高地点、夕日岳(1420m)に到着。

ここは稜線からわきへ飛び出したようなところなので日光の山々の眺めがとてもいい。

 

日光白根と男体山。

 

男体山から大真子、女峰の山々。

 

さてお次は、元の稜線に戻ってこのコースの最南端にある地蔵岳(1483m)へ。

地蔵岳は天狗で有名な古峯神社の真北にそびえる山。

そちらからだと標高差が700mくらいになるが、夕日岳からだとわずかな高低差。

 

その途中にもアカヤシオ。

 

これが地蔵岳からのながめ。まあ、夕日岳とあまりかわらないけどね。

 

帰りの道も快適。

 

行きに見落とした薬師岳の石祠。脇には不動明王。

 

あとは細尾峠にむかってくだるだけ。午後3時には細尾峠に戻れたと思う。

写真をみながら思い出してみてもいいコースだ。

それにアカヤシオがバッチリ咲いていたし。

今年のGWもここに行ってみようかな。道路は混むけどね。

 

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花盛りの古賀志山(2020年4月15日)

2024-01-04 14:45:41 | 日光・足利山地・那須・筑波とその周辺の山

年末年始、時間が取れたのでどの山行を投稿しようか迷ったが、少し季節外れの古賀志山を記録しておこうと思う。

季節は4月中旬、低山は花の季節だ。

 

一人暮らしの息子を誘って車で出かけた。

車を留めたのは宇都宮市森林公園の駐車場。

9時30分出発。しばらく公園内を歩く。

 

赤川ダムによってつくられた池のぐるりはサクラ並木になっているようだ。

 

山沿いだからか、まだ満開には早いくらいだった。

 

公園を抜けて北コースを山へと入っていく。

しばらく林道を歩いた。

 

エイザンスミレ。

 

林道の終点から登り始めると大きな岩壁の間の岩がゴロゴロした斜面を登っていく。

 

足元にはカタクリが咲いていた。

 

ここにもエイザンスミレ。

 

稜線に出た。富士見峠という。ここか稜線を南へとむかう。

 

岩と木の根の急な尾根を100mほど登る。

 

10時50分、古賀志山山頂。

季節も天気もいいので山頂には大勢の登山者が休憩していた。

 

鹿沼方面のながめ。

 

アカヤシオも咲き始めていた。

のんびりと40分くらい食事休憩していた。

その後、稜線を西にたどって御嶽山へとむかった。

 

途中に赤鳥居と神社跡らしいコンクリートの土台。

 

さらにもう少し西へと進むと北側の展望が開け、残雪の男体山など日光の山々が見えた。

 

ここが御嶽山。弘化3年(1846年)に木曽の御嶽山を勧請したと書いてある。

 

古賀志山山頂は樹木でおおわれていたので、こちらでゆっくりすればよかったかも。

 

このあとはいったん古賀志山山頂にもどり、北へむかって、北コースの北にある尾根をたどって下ることにした。

 

ヤマツツジはまだつぼみ。

 

ちょっとだけクライミング気分。

 

古賀志山はゴツゴツした岩稜の山だが、まわりも岩がめだつ。

 

JR日光線が通っている文挟あたり。

 

こちらのヤマツツジは満開に近い。

 

アカヤシオと新緑。

 

559mの班根石山付近で、すれ違った人が「ヒカゲツツジ」が咲いていると教えてくれたので、ちょこっと寄り道してみた。

コースからほんの少し下がった斜面の日陰にそれこそひっそりと咲いていた。

 

こちらはトウゴクミツバツツジかな。

班根石山の北斜面から東斜面へとまわりこむように進んで北コースの北側の尾根に出る。

 

スミレもあちこちで見かける。

 

尾根を被害へとすすむ。

山全体がさまざまな色合いの浅緑におおわれている。

 

これは名前がわからないので帰ってから調べてみた。ニシキゴロモというらしい。

 

そしていよいよカタクリの群生地へ。尾根の北斜面にある。

 

透明感のある美しいムラサキ色。

 

たくさん咲いていて、写真もたくさん撮った。

群生地からはすぐに下りとなって、北コースの入り口近くに戻った。

古賀志山ははじめてだったけど面白い山だ。

また季節を変え、季節を変えて訪れてみたい。

 

 

 

 

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アカヤシオの仙人ヶ岳から赤雪山へ(2021年3月31日)

2023-12-20 11:21:44 | 日光・足利山地・那須・筑波とその周辺の山

2021年春の投稿に手を入れて再度投稿する。

 

山の情報を調べていたら、足利市の仙人ヶ岳のアカヤシオがもう満開だという。今年はどこも花が早い。

まだ登ったことがない山なので、花が見られる一番良い季節に登ってみようとさっそく行ってみることにした。

仙人ヶ岳は、栃木県の足利市と群馬県の桐生市の境にある山で、標高は663m。

小俣川を遡った一番奥、岩切地区に駐車スペースがあるが、行ってみたらすでに満杯。

近くの旧道の路肩を使わせてもらった。

 

写真は登山口。「生不動」「仙人ヶ岳」の案内の方向、小俣川の谷を遡って、帰りは尾根伝いに猪子峠からくだるつもりだ。

 

歩き始めると民家はすぐに途絶え、細い舗装の道になった。

谷は新緑にあふれていた。そして暖かい。

 

舗装の道も終り、山道になると道は川の渡渉を繰り返しながらさかのぼっていく。

沢沿いなので迷うことはないのだが、いい道というわけではない。

 

ところどころ岩場が現れる。

滝になっているところは右岸にロープが設置されていた。ロープを使ったのはここだけだった。

 

傾斜はそれほどないのでのんびりと歩ける。

ふと見上げると穴が金網でふさいである。見たところ鉱山跡のようだ。

 

10時49分、建物が現れた。生不動らしい。丸太づくりの屋根だけの建物だ。

壊れかけているが、これは拝殿で、奥に小さな祠があった。

最初の写真のところからここまで約40分かかった。

 

さらに少し歩くともう一つ金網の坑口があり、さらにその上、20分ほど登ると斜面を金網で囲ったところがあって、「岩切鉱山」と書いてあった。

説明ではマンガンを採掘していたらしい。あとで調べてみたら、この付近にほかにもたくさん抗口があるようだ。

 

川の中や岸に特徴的な縞模様の岩がたくさんある。マンガン鉱脈と関係あるのだろうか。

 

そろそろ小俣川の沢も大詰めだ。そこからは尾根にむかって右手へと迂回気味に登る。

 

11時25分、熊の分岐に到着。ここで猪子峠からの尾根道に合流する。

 

尾根を歩き始めるとさっそくアカヤシオが目に飛び込んできた。情報通りもう立派に咲き誇っていた。

 

 

この日は黄砂がひどくて、下界はご覧のようなありさま。でも見下ろす山の斜面にヤマザクラの白がたくさん見える。

 

アカヤシオを楽しみながらいくつかピークを越え、11:48、ようやく仙人ヶ岳山頂に到着。

山頂は、東西に広がる幅広い馬ノ背状のところで、中央にやや高いところに山頂標識が設置されていた。

 

私は西のはずれで休憩。桐生市らしい街がはるかかなたに霞んで見えていた。暖かいので風が心地よい。

30分弱昼食休憩して、アカヤシオがたくさん見られるという猪子峠の尾根へと向かった。

 

しかし、ここで失敗。

はじめての山域で尾根の連なりの概念がきちんと頭にはいっていなかったので、いつの間にか北に向う尾根に踏み込んでしまっていた。

分岐点は少し先だとかってに思い込んでいたが、気がついて地図をみたら、山頂の東端が分岐点だった。

アカヤシオに気を取られての失敗なのか、標識を見落としたのか?こういうときはしばらくなぜ間違えたのか気になって仕方がないものだ。

 

でもこの尾根道もたくさんのアカヤシオに彩られていて、なかなかいいところだった。

 

このコースは東にある赤雪山への縦走路であり、まだ12時を少し回ったところなので、失敗をいいことに、計画を変更し、赤雪山へ縦走することにした。

ただし、下山口が松田ダムの松田湖になるので、下山後、駐車場まで約1時間歩かなくてはならない。

でも、こちらへは来る機会が少ないので決行することにした。

 

13:28、途中にある三角山に到着。ここもアカヤシオがきれいで、赤雪山から歩いてきたらしい4人のグループがいた。

振り返ると仙人ヶ岳。本来はこの山の左につらなる尾根をくだる予定だった。

 

三角山の少し先から東へと方向転換。そして尾根は小さなアップダウンを繰り返し、ピークごとに微妙に歩く方向が変化するコースだ。

 

赤雪山が少しづつ近づいてきたが、この写真の標識の先で、いつの間にか北向きの尾根に踏み込んでしまった。

 

どこで間違えたのかまったくわからない。仕方がないので前の標識までもどって再出発。

赤雪山は右奥の方向なのでそれを意識しながら進むと自然に次の標識のところに到達した。約20分ほどのロス。

どこで間違えたのか注意しながら歩いたのに、ここだ、という地点はわからなかった。2回目の間違いだし、どこでどう間違えたのかもはっきりしない。こういうのは気持ちが悪い。

 

たぶん写真のように広がりのある尾根で自然に北尾根に踏み込んでしまったのだろう。

 

到達した次の標識で今度は南東へと方向転換。もう赤雪山は近い。

アカヤシオのことを書いておくと、三角山を過ぎてからは少なくなり、後半はほとんど見られなくなった。

 

14:32。赤雪山に到着。

山頂には東屋があり、そとにもいくつかベンチが設置してある。東側の展望が開けている。

 

 

山頂からは東へ名草の巨石群への道が分かれているが、私はここからはダム湖畔へとくだる。

 

15:16、ダム湖畔に到着。湖畔は桜が満開だった。

 

ダムサイトの展望広場にはトイレがあったので使わせてもらった。

駐車地点までさらに歩かなくてはならない。

出発して最初のカーブがダムの展望広場になっていて、その端っこから階段でダムの下へとおりることができた。

下は野外バーベキュー場になっていて車も何台かとまっていた。

しばらくは下りなので調子良く歩けたが、猪子トンネルへと向かうと上りになるのでうんざり。

トンネルを抜けて車まで結局予想通り1時間近くかかってしまった。

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