毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

石丸峠から旧大菩薩峠へ(2024年9月13日)

2024-09-15 08:07:55 | 大菩薩とその周辺の山

まだまだ酷暑が続く9月13日、大菩薩峠を訪れた。

大菩薩は妻とも4回以上登っている。結婚前と結婚後、そして30年前の夏と秋に。

最初の計画は電車とバスを利用するつもりだったが、甲斐大和を出るバスは9月になると平日は運行していなかった。

しかたなくマイカーで出かけた。

 

上日川峠についてみると平日だというのに駐車場は満杯だった。

これなら平日でもバスを運行できるのではないかと思ったほどだ。

第2駐車場に最後の一台として留められたが、まだ奥には第3駐車場もあるようだ。

 

今回のコースは、上日川峠から石丸峠、熊沢山をこえ大菩薩峠へ。その後賽の河原から雷岩を経て上日川峠に戻るという計画。

8時38分、上日川峠から下る道へと入る。

ほとんどの人が唐松尾根か大菩薩峠へとむかうので、石丸峠への道は静かだ。

いい雰囲気の落葉樹林のなかの道をたどる。カエデ類も目に付くので10月下旬には紅葉が楽しめそうだ。

 

30分ほど歩くと日川の上流部にあたる沢をわたる。

ここから小屋平にむかって登り返す。

登りになるととたんに汗が噴き出してきた。

標高1500m付近なのでそれほど暑くはないのだが、この日は湿度が高くムシムシとしていた。

 

上日川峠を出発して50分弱で小屋平のバス停に到着。

汗をぬぐって一休み。

ここが石丸峠への入り口。バスならここから歩き始められる。

 

バスの通るこの道から120mほど上の林道までは少し急な登りになってまた汗まみれになった。

 

標高1700m付近をはしる林道に出るとそこから今回初めてで最後となった富士山の姿が。

 

林道から石丸峠へと向かう道はカラマツ林の中のとても気分のいい道だ。

 

少しづつ少しづつ高度をあげていく。

 

カラマツ林を抜けると眼下に大菩薩湖が見えてきた。

上日川ダムによってできたダム湖だ。

 

そして富士山のみえた林道からおおよそ1時間で石丸峠だ。

1900mを越えていて笹原の広がる広々とした峠なので風が吹き抜けてとても気持ちがいい。

 

ここは小屋平から牛の寝通りへむかう道と大菩薩峠から小金沢連嶺を縦走する道との十字路になっている。

ここで軽く食事休憩。

日向で休んでいても少しも暑くはない。

 

ここから大菩薩峠との間にある熊沢山を越える。

 

途中から峠を振り返る。こうしてみてもなかなかいい峠だ。

雁坂峠の雄大さにはとても及ばないが、こじんまりとしてとてもいいところだと思う。

 

熊沢山は石丸峠からの南面と大菩薩峠にむかう北面では雰囲気がガラッとかわる。

北面はコメツガなどが生えていて奥秩父の原生林の雰囲気がある。

 

倒木にはキノコが生え、

 

岩には苔がついている。

 

こんな青みを帯びたサルノコシカケの一種を見かけた。

 

40分くらいで熊沢山を越えて、大菩薩峠にある介山荘の建物だ。

 

建物の間を抜けると大菩薩峠の標識が。

茶色の木の柱は今年7月に建て替えられたものらしい。

ちょうど12時になったのでここで本格的に昼食タイム。

 

眼下の大菩薩湖は良く見えているのだが、上空には青空が広がっていても目の高さには雲があって富士山は見えなかった。

 

峠のかたわらには五輪塔。

 

親不知の頭への登り道にはリンドウが咲いていた。

 

親不知の頭から見下ろした賽の河原。

ここが本来の大菩薩峠だ。江戸時代には甲州裏街道(青梅街道)がここを越えていた。

 

賽の河原の避難小屋とその付近にたくさんの石積が。

 

今日はこの地の石積みの一つに妻を偲んで石を積み、遺灰をほんの少しまかせてもらった。

 

さていよいよ雷岩にむかって最後の登りへと進もうとしたら同行のメンバーがここから下ろうといいだした。

暑さで少し疲れてしまったようだ。

そこでまだ歩いたことがない江戸時代の旧道を富士見平へと下ってみることにした。

 

賽の河原の避難小屋の裏が旧道の入り口だ。

 

馬の背に荷物をつんでぽくぽくと歩いていたのだろう。

とても歩きやすくていい道だった。

 

江戸時代の旅人はこんな角度で大菩薩嶺を仰ぎ見ていたのだろう。

 

途中には湧水や沢もあってのどを潤せる。

 

そして40分で富士見平に到着。

登山道を歩いていた人が旧道から出てきた私たちを振り返ってみていた。

 

今は使われていないらしい富士見小屋。

 

ほんの少し歩くと福ちゃん荘。

あとは山道ではなく舗装の道を使って上日川峠へ。

 

午後2時10分、無事上日川峠に帰ることができた。

最後に今回歩いたコースを地図で示しておく。

この日はやまと天目山温泉によって汗を流して帰宅したが、途中高速道が事故渋滞となりひどい目にあってしまった。

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妻姉妹3人を連れて秋の大菩薩へ(1995年9月30日)

2024-05-01 11:35:42 | 大菩薩とその周辺の山

同じ年の7月に妻と出かけた大菩薩が楽しかったので、妻の姉妹やそのパートナーに声をかけ、秋の大菩薩を再訪した。姉のパートナー氏は仕事が忙しくて参加できなかったので女性三人と私というメンバーになった。

このときは埼玉を5時半すぎに出発し、環八から調布インター経由で中央道。勝沼から上日川峠にむかう。ぶどう畑で小休止したが、曇っていて南アルプスも見えなかった。

 

7月に来た時にはまだ工事中だった建物は完成目前だった。

峠から福ちゃん荘への道を歩く。この道は舗装されていて車もあがる。

 

福ちゃん荘から峠に向かう道から分かれカラマツ尾根にはいる。

樹林帯ではあるが足元には秋の花々が。

 

視界が開けてきたころ振り返ると低くたなびくもやのかなたにうっすらと富士山の姿が。

右手に目をやると重なりあう山なみが幾重にも浮かび上がっており、その先にはこれもうっすらと南アルプスも見えていた。曇ってはいても空気は秋のものなのだ。

 

7月の時とは変わって花も秋の花に変わっていた。マツムシソウのうす紫が美しい。

 

ヤマハハコの白も静かでいい。

 

名前はわからないが、灌木に小さな実がついている。

 

軽装でも寒くなく、のんびりと登っていく。

 

秋の色に染まった葉の向こうにヤマハハコの白。

 

写真には写っていないが肉眼では富士山もかすかに見えていたので急な登りも楽しめた。

 

秋の花やかわいい実、色づいた葉っぱがオブジェのようだ。

 

雷岩に到着。大勢が休憩していた。私たちは岩の一番高い所に陣取って休憩。風が涼しくて汗が冷たくなってきたのでお湯をわかして紅茶をいれた。

 

谷底の白っぽいところがダム工事の現場。のちにこの辺りは大菩薩湖になった。

 

 

雷岩出発前に全員で記念撮影。この日は一日中こんな天気で、なんど撮っても富士山は写っていなかった。

 

今回は大菩薩嶺の三角点には寄らずにそのまま峠へと下った。

雷岩から大菩薩峠までの稜線は樹木が少ないカヤトの原なので見晴らしがよくとても気持ちよく歩ける。

 

イタドリは黄色く色づき、マツムシソウもこのあたりではすでに花を終えて丸い実をつけていた。

 

ヤナギランが白い綿毛になっていたし、サラサドウダンもかわいい実になっていた。

 

二子山のように緊張するところはないのでのんびりゆっくり下る。

 

カヤトは少し黄色味を帯びて、白い穂が風にゆれている。

 

笹の緑と始まった黄葉のグラデーション。

下の鞍部は江戸時代の大菩薩峠。街道はいまより少し高い位置を通っていたらしい。

 

足元にはリンドウも。葉の色に秋を感じる。

 

ときどき富士山がうっすらと姿をみせたりする。コガラだろうか小鳥のつぶやきも聞こえてきた。

 

 

ナナカマドの赤い実。

 

峠の手前のピークで最後の休憩をとる。

 

 

少し見通しがよくなったので最後に富士山を。かすかに映り込んでくれた。

今回も嵯峨塩鉱泉により、その後笹子の笹一酒造によってワインと日本酒を買って帰宅した。

今写真を見てもゆったりのんびり過ごした雰囲気が感じられる。

最近の方がせかせか歩いているかもしれない。振り返りながら反省している。

 

 

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妻と夏の大菩薩へ(1995年7月2日)

2024-04-30 11:31:53 | 大菩薩とその周辺の山

前回は、妻とその姉妹といっしょにいった秩父の二子山を紹介した。

このころは、そのメンバーで大菩薩や猿橋の百蔵山にも登っている。順次紹介していこうと思う。

そのために写真を見返していると妻と登った大菩薩の写真が目に留まった。

このときの思い出しながらいったん投稿したのだが、調べたら記録がみつかったので少し手を加えて再投稿する。

写真は、印画の写真をスキャンしたものだ。

 

1995年というのは、なんと29年前だね。車で日川峠にあがって、そこから出発した。

大菩薩は、学生時代に先輩と塩山から入り、介山荘に泊まって小菅にくだったほか、一人でも登った。その後結婚直後に妻とも登っていたが、それ以来20年近く来ていなかった。

ガイドブックを見ていて、今は上日川峠まで車で上がれることがわかった。思い返してみると、以前に登った時にもすでに峠付近で林道工事が始まっていた。てくてく歩いて登ったコースを今度は車ですいすいというわけ。

 

このころは圏央道がないので、埼玉の自宅から環八を使って調布インターに出るのに1時間以上かかった。それでも勝沼経由で上日川峠には9時についた。

梅雨のころで、降雨確率70%以上という予報だった。天気はすっきりしないのはしかたがない。

福ちゃん荘からカラマツ尾根に入る。ツツジもミツバツツジなどはもう終わっていて、レンゲツツジのシーズンだ。

 

最初は樹林帯の登りだが、少しづつこのま越しにカヤトとクマザサの斜面が見え始める。

 

梅雨時の山は、景色は望めないが、花が豊富だ。この登りはサラサドウダンがたくさんあってとても印象に残っている。このころはまだ山の花の名前がわからず、この機会に写真を撮って調べ、ほかにもズミやアマドコロなどの名前を覚えた。

 

雷岩への登り。少し雲が切れて近景が見えた。

 

カラマツのあいだからみえる大菩薩の斜面もレンゲツツジらしい赤で染まっている。

 

さらにあがったこのあたりはすっかり笹原だ。

 

雷岩についたが、ブヨにたかられて二人とも頭のまわりが黒い雲のようになってしまった。この季節は虫よけは必携だ。

なるべく風通しのよいところを選んで昼食休憩。

その後大菩薩嶺の三角点へ。樹林の中で展望は皆無だし、またもや虫が集まりそうになったので早々に引き返した。

 

ふたたび雷岩に戻って、峠へとくだる。右手の日川の谷から涼しい風が吹き上げてきて気持ちがいい。

 

見通しもよくとても雰囲気のよい尾根を下っていく。晴れていれば富士山が見えたはずだが。

 

 

 

これは旧大菩薩峠あたりをみおろしたものかな。

江戸時代の街道は、今の峠よりはもう少し山頂よりを越えていたそうだ。

 

そのあたりにはズミの白い花。ズミの花もここしばらく目にしていないな。

 

そして峠に近づくにつれてレンゲツツジが増えてきた。

 

一面がレンゲツツジにおおわれてなかなか見事だった。

大菩薩はその後もなんどか歩いているけど、季節が違うので目にしていない。

 

大菩薩峠について二度目の休憩。

富士山が見えなかったのは残念だったけど、とても楽しい山歩きとなった。秋には妻の姉妹たちを誘ってまた来ようと話した。

 

帰りは上日川峠から反対側の日川の谷におりて嵯峨塩鉱泉にむかった。

このころはまだダムの工事中で大菩薩湖もなく、道路だけは新しく付け替えられていた。

温泉で汗を流し、すっかり着替えて気持ち良く帰宅できた。

 

 

 

 

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小金沢連嶺縦走(2018年4月28日)

2023-10-03 14:41:54 | 大菩薩とその周辺の山

妻は現在、2週間ごとに5回繰り返す化学療法を受けている。今回のオニバイドは、妻にとってはこれまでの中で一番副作用が強いようだ。強いだるさと食欲不振、下痢が続いている。これが終わるまでは、私も山どころではなくなった。

そこで過去の山旅を秋の季節のものをブログにまとめてきたが、そろそろ種切れぎみ。そこで季節を問わずに印象深かったものをまとめていくことにしてその第一弾。

 

大菩薩峠から南へ長ーい尾根が伸びている。小金沢連嶺と呼ばれる、小金沢山、牛奥ノ鴈ケ腹摺山、黒岳、湯ノ沢峠、大蔵高丸、ハマイバ丸、大谷ヶ丸を経て滝子山まで続いている。

滝子山はなんども訪れ、湯ノ沢峠から南の山々も歩いたことがあったので、この時は、大菩薩峠の一つ南隣にある石丸峠から湯ノ沢峠までを日帰りで歩いてみることにした。

帰りは湯ノ沢峠から桑西へおりるつもりで、長い林道歩きのために荷物も軽めを心掛けた。

 

出かけたのは2018年のゴールデンウィーク直前の28日。

なにせ、中央線の甲斐大和駅からのバスは、連休に入ると大混雑。乗れない場合もあるからだ。

芽吹き始めのカラマツ林の中の小屋平バス停でおりて石丸峠へと向かった。

 

気持ちの良いカラマツ林の斜面を登っていくと林道に出た。クマ出没注意の黄色い看板。

 

その林道からは南の方にきれいな富士山が見えていた。

まだ朝方で空気が澄んでいるので写真写りもいい。

 

林道からふたたび山道に入り、斜面を石丸峠へと登っていく。

南向きの斜面で日当たりがいい。

足元はカヤで、林の見通しもよくて気分が明るくなる。

 

ついつい何度も富士山の姿を写真に収めてしまう。だってかっこいいんだもの。

 

峠が近づき、尾根続きにある狼平と地図に表示されているあたりのカヤトの原が見えてきた。

あそこを歩くのだとますます気分が上昇。

 

石丸峠。ここは大菩薩峠からの尾根道と私の歩いている小屋平から牛の寝通りと呼ばれる尾根道への道との交差点。

牛の寝通りもいい所らしいので、紅葉のころにでも小菅まで歩いてみたいコースだ。

私はここから小金沢の尾根道へとむかう。

 

峠からの大展望。手前は1999年に竣工した上日川ダムによってできた大菩薩湖。そしてその向こうに甲府盆地を越して長大な残雪の南アルプスが見えていた。

 

残雪が残るこの時期だからこその展望。さっそく望遠でねらってみる。これは白根三山。

 

これは甲斐駒ヶ岳。

 

こちらはずっと南にある荒川三山。左から聖岳、赤石岳、悪沢岳(荒川東岳)の3岳。

 

尾根続きの南には狼平の向こうに黒木におおわれた小金沢山。

そこが2000mを少し超えるこのコースの最高点だ。

 

北西方向を見ると八ヶ岳の赤岳が左に権現岳、右に横岳を従えて見えていた。

 

狼平をすぎて小金沢山への登りにかかると奥秩父らしい黒木の森になった。

これまでのカヤトの原の明るい雰囲気が一転する。

 

でも山頂につくと南側は大きく開けていて、しっかりした山名標識も設置されていた。

 

そして南には、雄大な富士山のながめ。

 

まだ空気が澄んでいたので望遠でしっかりとらえることができた。

このコースを歩くのなら、やはり北から南へ歩きたい。歩きながら目の前に富士山をとらえることができるからだ。

 

東の奥多摩が見渡せる場所を見つけた。中央に見えるのは雲取山。

 

小金沢山から少し歩いた、次の山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山との鞍部へと下り始めるところに奇妙にねじれた木があった。

これは他の人の投稿でも見たことがある富士のフォトスポット。私もさっそく真似をしてみた。

 

木が多くなって富士山は見えなくなったが、あいかわらずカヤトの原が続いて明るい雰囲気。

尾根も幅が広くてアップダウンもきわめてゆるやか。

 

牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着。日本一長い山名の山として有名な山。

ここは東側に樹木があって奥多摩方面は見渡せないが、南は展望が開けている。

 

ここからも富士山の姿をパチリ。でも少し空気の透明度が落ちてきたようだ。

反対側から登山者が次々と登ってきた。おそらく大峠からだろう。

 

牛奥ノ雁ヶ腹摺山から少し下ったところから川胡桃沢ノ頭をのぞむ。

目の下、鞍部のあたりが賽の河原と呼ばれるところらしい。

 

川胡桃沢ノ頭まで登り返せば、そこからは同じような標高が黒岳まで続くのでのんびり歩ける。

 

黒岳と名前がつくだけに針葉樹の黒々とした森となった。

 

そして黒岳の少し手前に大峠との分岐の標識があった。

大峠のとなりにある雁ヶ腹摺山にはまだ行ったことがないので、いずれ行ってみたい。

でも大峠からだと近すぎるのでなかなか行く機会がない。

 

標高1987mの黒岳。ここは周囲が樹林に囲まれていて展望はない。

小金沢連嶺はここまでは2000m近い標高が続くが、ここから湯ノ沢峠へと標高を下げいく。

 

黒岳から下りだすと途中からマサと呼ばれる花崗岩が風化した白砂でおおわれたところに出た。

ここが白谷ヶ丸だ。大蔵高丸から滝子山へと続く尾根の向こうにすっかりもやってしまった富士山。

これから先の尾根の標高が200mほど低くなるので丹沢から富士山の周辺の山まで広々とした展望を楽しめる。

 

白砂の中に黒い岩が散らばっていて、小石を積み上げてケルンをつくってあった。

 

その一つを前景に富士山をパチリ。でももう透明度がすっかり落ちてしまって写りが悪い。

 

ここで写真を撮りながら小休止。これからのコースを検討した。

予定通り桑西へ下ることも可能だ。今のペースならバスの時間に間に合うと思われる。

でも、ここまで長く歩いてきたのでこれから舗装の林道を長々歩くのもおっくうになってきた。

 

湯ノ沢峠におりてきた。左に行けば予定通りの桑西への道。

でも、やはり気が変わってしまって右へと焼山沢へと下り始めた。

 

すぐに峠の避難小屋が見えてきた。

 

峠の駐車スペースの一角にはきれいなトイレも設置されている。

ここまで林道を使って車でこれるが、歩くのなら沢沿いに山道がある。

 

花が咲く沢沿いの山道をのんびり下る。開放的で明るい道だ。

 

山道は40分ほどで終わり、舗装された林道に合流した。その後は舗装の道をてくてく。

新緑の斜面のあちこちにヤマザクラが咲いていた。

 

桑西への道よりは短いとはいっても焼山沢の道も結構長い。

舗装の道は疲れた足にはこたえる。

いい天気と気持ちの良い気温に助けられてようやくついたようだ。

 

バス道に合流した地点には「やまと天目山温泉」がある。バスまで時間はあったが、風呂に入るにはあわただしい。

そのままバスを待ったが、しばらくすると風呂から上がったらしい人たちが三々五々と集まってきた。

今回紹介したこのコースは、全体で14.4kmとちょっと長めだけど、途中のアップダウンが少ないのと展望にめぐまれた地点が次々と現れるので快適に歩くことができた。秋の季節にも楽しめるコースだと思う。

 

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