延岡の山歩人K

季節ごとの高山植物や山野草、そして彩の美しい自然にはまってしまい
写真撮りながら登山・山歩きを続けています

坊主尾根コースで下山 ~大崩山・登山(5)

2014-03-22 | 宮崎県の山

 


   表題の写真は、大崩山坊主尾根を下山中の一コマです。
       

象さん岩のトラバース(昨日記事)からの続きになります。
↓下のGPS軌跡図は TKさんにいただきました。


象さん岩のトラバースが終わると、
相変わらず大きな岩の登り降り~ハシゴとロープを使ったアップダウン
「これでもか~!」と連続します。





この付近 「見返りの塔」
 ↓



 ↓ 右奥に頭をだしている「小積ダキ」






岩の間を急下り
 積雪に埋もれた岩の間の急な下り
 正直、これを下るの嫌だなあ~と思いました。
↓お尻をつけて慎重に


今度は岩の隙間を登る
      ↓
      


展望岩
大きな岩には、すぐに登りたがる人がいる
大工さんに、「メス猿がいる」と言われる~(^.^)/~~~ホントダ。




上の大きな、展望岩の下をまいて




目の前に坊主岩が現れて時は嬉しかった
↓時刻は16時50分 もうすっかり日も落ちてきましたが、坊主岩が美しい

坊主岩の下側に下って・・・
 ↓


大きな岩の間を縫うように進み
ようやく、ここの下でアイゼンを外すことが出来ました。
もうかなり薄暗くなり「カメラ」もリュックに仕舞いました。
↓時刻はもう17時


この後は、樹林帯の中に入り
かなり暗くなった急下りを慎重に下山しました。

18時10分、すっかり薄暗くなったころ
山小屋前の渡渉点に帰ってきましたが・・・
またここで、最後の試練
雪解け水で水かさが増し、川を渡れない

しかたないので、登山靴を脱いで、川の中に入ります。(もちろん全員です)
        ↓下の写真(1枚)は ”TA”さん 撮影です。
        モデルは本シリーズでは 初登場の??でした。    お久しぶりの水遊びに嬉しそうな笑顔
        


その後
靴を履いて、薄暗い中の登山道を大急ぎで下山しました
途中暗闇となり、この後はあまり危険も無いのでライトを点け下山しました。

やがて、駐車している林道がみえてきたときは
最高にうれしかった\(^o^)/)。車に到着18時37分

今回は、想定外の積雪があり、結構危険な目にあいながら
およそ11時間40分の所要時間で周回しました。

ご参考までに
一昨年(2012年10月末)登山時は、今回と同じ「パノラマコース」
湧塚コースを登り、坊主尾根コースを下山しましたが
   袖ダキ→乳房岩→下湧塚→中湧塚→上湧塚→(りんどうヶ丘で昼食)
   小積ダキ→象さん岩・・・これら全ての岩峰に登り
   象さんのトラバースの後も同じコースで、9時間でした。

山は何が有るかわからない~改めて実感しました。
今回は
Sさん、TKさんに大変お世話になりました。
お二人のおかげで無事に登山、そして下山できたと思います。
おかげさまで、積雪時の大崩山の怖さを知り
忘れられない、思いで深い登山が出来ましたことを感謝いたします。

     余談ですが
     現在時刻はam6時6分
     今日(3月22日)も、これから登山に向かいます
     また 夕刻まで拙宅を留守にさせていただきます。

大崩山シリーズ、長くなりましたが・・・
いつもご覧いただきましてありがとうございました。

 

 


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18 コメント

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(山帽子)さま  (延岡の山歩人K)
2014-03-23 22:01:56
こんばんは

大崩山は、大変な山で毎年のように遭難者が出ているけど
新聞に載らない、遭難一歩手前も相当数に登る様です。

私たちが登る以前も、日没後下山できなくなって
ビバークしたパーティもあったようです。
他にも
24時ごろ帰り着いた~とか、いろいろなお話しを伺います。

とにかく、危険な箇所ばかりの上、どのようなルートをとっても時間がかかるの
事が厳しいですね

ヘッドランプでこの山を下るのは危険過ぎ
暗くなったらとにかく動かない適当なビバーク場所を見つけるのが肝心な様です。
山帽子さまも、実際大変な目に合われた様ですが
何はともあれ、全員無事に下山出来て良かったと思います。

私たちも、毎年のように
あけぼのツツジか、紅葉のシーズンのどちらかに出かけています。
私も、
大崩山は九州ではナンバーワンの素晴らしい山と思います。
これからもお互いに気を付けて安全第一で登山を楽しみましょう

ありがとうございました。
また よろしくお願いします。


返信する
Unknown (山帽子)
2014-03-23 20:19:31
こんばんは
この大崩山シリーズ拝見しました。
途中で敢えてコメいれませんでした。
冗談じゃなくて我が輩も多少なりに
 大崩山の厳しさ 怖さ
タフさを身を持って体験し経験しているだけに
・・・
最後まで見届けたくて・・・・
私らも 渡渉まえの あの山小屋まで下って
来たとのこといまでの忘れられません。
ヘッドランプも頼りに 登山口の民宿まで
やっとの思いで帰りました。
そして あの美人湯の温泉で疲れ癒したこと
・・・無雪期でアケボノツツジが最高でしたが
仲間のアクシデントに全員付き合って一緒に
下山・・。
私的には九州でも最高の山だと思います
ただただご無事で お疲れ様でした。
返信する
(ジージ)さま   (延岡の山歩人K)
2014-03-23 07:58:43
おはようございます。

そうですね
想定外の雪で、登山計画は状況によって変更されましたが
総体的には、大崩山の魅力を満喫できる山旅でした。

ロープ梯子が連続する岩場は、毎回やはり緊張します。

カメラは、およそ1.6kgですが、いつも首から下げて登山しています。
ちなみに ボディが800g、プラスレンズが 800g以上
この様な山の時は、周りの岩に当たったり、雪の塊が落ちてきたりしますから
ちょっとカメラが心配になります。

お心遣いありがとうございます。
また よろしくお願いします。


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よかった~ (ジージ)
2014-03-23 06:18:56
延岡の山歩人Kさん こんばんは
当初の目的は達せられなかったけれど、貴重な経験でしたね。
山は何が有るかわからない、何が起こるかわからない、本当にそうです。
ザイルと梯子の連続、イヤですね。
よく途中で写真を撮れた、と感心しています。

しかしまたまた登山ですか、タフですね。
どうぞお気を付けて。
記事を期待していますね。
返信する
(katakuri)さま (延岡の山歩人K)
2014-03-22 20:25:56
こんばんは(^^)/
梯子とロープの連続~なかなか馴れません
やはり緊張の連続で疲れます。
丸っぽい岩では、ロープもブラーンと方向が変わってしまうと怖いですね

最後にしっかり足を洗う事が出来る、サービスがうれしいですね(^o^)。

いろいろパターンを読まれてしまいました(*^_^*)
まさに花見登山でした。

ご感想ありがとうございました。
また よろしくお願いします。

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(カタミネ)さま  (延岡の山歩人K)
2014-03-22 20:24:21
こんばんは
川の中は気持ち良かったです。
数年前、岩の上をポンポンとリズムよく飛ぶつもりが滑って
川のなかにシリモチついたこともあります(^o^)。
なかなか面白い山でしょう~

初めての大崩山でしたら
いろいろなルートが有りますので・・・事前によくコースの検討の上
是非お出かけください。
やはり「あけぼのツツジ」と「紅葉シーズン」が特におすすめです。

ご感想ありがとうございました。
また よろしくお願いします。

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(iina)さま  (延岡の山歩人K)
2014-03-22 20:21:47
こんばんは
この奇岩をなぜ坊主岩と呼ぶのか不思議です。
つるつる=坊主・・・とイメージが重なったのでしょうかネ
とにかく、特徴ある姿形がどこからでも目立つ岩です。

⑤江の島に歩いて渡る
ビックリ仰天 ~\(◎o◎)/。
まさしく北斎の世界でした。
いやっ これは凄いものを拝見しました。

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(あQ)さま  (延岡の山歩人K)
2014-03-22 20:19:12
こんばんは
シルヴィ・バルタン~懐かしいです。

誰かの言葉に
「知恵のある人は知恵を出しなさい 知恵の無い人は汗を流しなさい」~と、何かで読んだことがあります。
実に言いえて妙ですね
あQ様は知恵を~、私は汗を・・・(^o^)

首や腰の痛みはつらいですね
それにしても、お彼岸に一週間も帰省とは優雅な先生。

年内に・・・予定どうりの進行だと良いですね
あQさまは、多分なかなか解放していただけないでしょう(^o^)。

ご感想ありがとうございました。
また よろしくお願いします。

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(rryuuke158)さま  (延岡の山歩人K)
2014-03-22 20:16:25
こんばんは
(rryuuke158)さまの熱き血を、呼び戻してしまいそうな
デンジャラスな登山でした(*^_^*)
また花や紅葉のシーズンには登りたいと思います。

 >下山後の一杯
残念ながら私は全くのめないのです・・・コーヒーが美味しかった(^o^)

ご感想ありがとうございました。
また よろしくお願いします。


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大崩山登山お疲れ様でした。・・・ (延岡の山歩人K)
2014-03-22 20:14:52
こんばんは
大変お世話になりました。
雪の大崩山の怖さを知りました。
でも、おかげさまで振り返れば楽しかったですね
こちらこそ、ありがとうございました。
また
次回もよろしくお願いします。

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(reihana )さま (延岡の山歩人K)
2014-03-22 20:12:07
こんばんは(^^)/
すぐ高いところに登りたがる・・・
単なる、お転婆です~(*^_^*)
今日の登山、また後日アップさせていただきます。

ご感想ありがとうございました。
また よろしくお願いします。
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これでもかと・・ (katakuri)
2014-03-22 16:47:40
次々に現れる梯子とロープ
これだけあったら慣れてしまってかえって楽しめるかも?

でも雪解けの川は渡らないと帰れないけど
冷たさが想像できて膝下でよかったですね。

いつもUPが早い日は登山の日(^_-)-☆
今回はお花が登場しなかったので
今日は花見登山でしょうか?
返信する
お疲れ様でした~ (カタミネ)
2014-03-22 15:39:07
スリル満点で、ドキドキしながら読ませていただきました。
いつか行ってみたい山なので、とても勉強になります!
最後の最後までハプニング!
川の水は冷たいでしょうね~。
次の記事も楽しみに待ってます~(^^)
返信する
坊主岩 (iina)
2014-03-22 10:00:53
山にも坊主がいましたね。修験者なら九州には、たくさん登っていますから、お坊さんがいても不思議ではありません。
風雨で削られた岩が丸まって奇観を見せてくれています。

3月の江の島シリーズのラストに、磯を歩いて渡ったレポートをアップしました。お待ちどおさま。
午前中に島を巡り、お昼を食べる前に橋下の富士を撮り、帰りに片瀬海岸まで歩いて渡りましたが、そのときは
富士に雲が少しかかってしまいましたから、2回に分けたのは正解でした。
返信する
悲しみの兵士 ♪ シルヴィ・バルタン (あQ)
2014-03-22 09:38:43
http://www.youtube.com/watch?v=FCQ12tAcYbU

12時間にも及ぶ登山。お疲れ様でした。
少し動いては休憩、少し多めに動いたと思ったら仮眠する私とは大違いですね。
下山の途中、裸足で雪解けの川を渡るなんて、驚きの展開です。
自然が相手ですので、思わぬ事態に遭遇したりするものですね。(笑)

多々良を踏んで腰と首を痛めたのですが、掛かりつけの整体の先生は、お彼岸で帰省中。
来週半ばまで一週間ほど我慢といったところで、痛みを誤魔化しながらの毎日です。
日頃の飲みすぎと、筋トレ不足を実感しております
年内にお役を次々辞退する予定ですが、今からこれでは先が思いやられます。(汗)



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おはようございます (rryuuke158)
2014-03-22 09:22:52
腰を痛めて慢性化する前であれば
何はさておき挑戦したくなるコースです
ビバーク覚悟で!
と言うよりゆっくりが好きなものですから
一泊で!!

お疲れ様でした
下山後の一杯が美味しかったことでしょうね
返信する
最後の秘境「大崩山」 (Unknown)
2014-03-22 08:36:24
大崩山の雪上登山。思い出せば危険ヶ所や困難な所
が沢山有った山登りでしたが、積雪していたからこそ
山の知識を吸収し学んだ事もありました。
この経験を今後の山登りへ生かす事ができればうれしく思います。
延岡の最後の秘境「大崩山」に事前情報を集め沢山の人が登られる事を期待します。
今回はKさんや御一緒させて頂いた方達に感謝ししま
す。有難う御座いました。

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\(◎o◎)/! (reihana )
2014-03-22 07:42:28
おはようございます
トップの画像凄い!
今日は仲良しご夫婦お揃いで ご登場ですね~(^O^)/
奥様の勇敢さには唖然です(凄すぎ~~!(^^)!)
スリル満点で拝見させていただきました

今日も登山ですね
お気をつけて 行ってらっしゃい^^。
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