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メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

てくてく歩き 大きな文字で読みやすい 四国八十八ヵ所ゆとりの旅 (ブルーガイドてくてく歩き)

2022-11-25 19:55:00 | 日記
実業之日本社刊 2020年最新刊 168P 1320円
時間ができたら歩きでお遍路行こうと思ってたんだけど ご存じの通り急性大動脈解離で死にかけて早期リタイアになっちゃったのでお金もないし助かったけど体力も半分以下なので迷うところだ。お遍路の本は何冊か持ってるが最新刊はどんなもんか?と思ってたら図書館にあったので借り出してきた。良かったら買うつもりだったんだが 5分でめげた。それぞれのお寺の説明はそんなに悪くはないのだが 大きな文字で見やすい・・とタイトルにある通り情報量が少なすぎる。何が致命的にダメか?というと地図が無いのだ。歩き遍路するには最低限必要な地図が・・本書はバスツアーなんかで駆け足で回るために書かれてるぽい。既に山渓の四国八十八か所を歩く(へんろみち保存協力会監修)とJTBの大人の遠足BOOK 四国杯十八か所をあるくを持ってるわけで版は古いが歩き遍路なら山渓のが一番 2000年の版だから宿とかはあてにはならないけどね。やっぱり図書館は無駄な本を買わなくて済むのでありがたい。
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歌に私は泣くだらう: 妻・河野裕子 闘病の十年

2022-11-25 19:53:16 | メンタルヘルス
永田 和宏著 新潮社刊 2012年初版 190P 1300円+税だが 既にハードカバーは絶版 文庫が572円なので 欲しい方はそれか古本か 読むだけなら図書館には必ずあると思う。10年前の本をなんで?と言われそうだが この本の存在は全く知らなかったのだ。最近なんかで知って図書館検索したらあったので借りて読んで 久々に本棚に入れたい本だと思ったが amazonのマケプレだと800円以上するので送料入れたら千円超える。メルカリで620円であったのでポチった次第。 そもそも著者が何者か知らない時点で無謀だなとは思うが。amazonの要約だと 発病から最期の日まで。歌人一家の愛と絆、そして壮絶な闘病の記録。戦後を代表する女流歌人と讃えられた妻に、突然、乳癌の宣告。夫も二人の子も歌人の一家は強い絆で闘病生活を支え合う。しかし過剰な服薬のため妻は不信と懐疑にとらわれ、夫を罵倒し続けた挙句に失踪してしまう。そして再発……が、結局は歌い続けることが家族を再び一つにした。没後二年、初めて明かされる、あの日、あの時・・なんだが 要は嫁さんの河野裕子氏が乳癌で亡くなるまでの10年間の闘病の日記だ。河野裕子氏って現代を代表する歌人て高い評価で 著者の永田和宏氏て旦那だが 彼も歌人 娘も息子も歌人・・てすごい家族だ。永田氏は歌人でもあり京大の細胞生物学者 娘は東大の研究者 息子は出版社とか・・
まあ それはどうでもいいのだけど 夫婦って重なり合う部分が多ければ多いほど結びつきが強くなる。強すぎてそれが裏目に出て破綻することもままあるのだけれど。この夫婦は重なり合う部分が大きいが 誰でもそうだが皆既食のように完全に重なってるわけではなく 重ならない自分でしかない部分というのがあるもので そこが場合によって暴れることがある。死を意識したり まあ交友関係とか考え方とか色々あるのだけど そこをうまく処理というか呑み込めないと重なる部分が大きくても破綻したりもする。その重ならない部分で色々感情にまかせた言葉が出てきてお互いにストレスになり爆発したりするのだが それを乗り越えるとほぼ皆既食みたいな穏やかな日々が来る。うちの場合は大病で死にかけたのはあたしで死にかけた病人というのはかなり我儘なもので これまでできてたことが出来なくなるのを認められなくて相手に当たるとか まあ無茶苦茶だ。あたしの場合は明日突然死ぬかもしれないが 一応生きてるからかなり違うのだけど この夫婦にどんな苦難があったのかは自分が経験してるからわかる・・それだけの理由かもしれないが本書は本棚に入れたくて買った。ちょっと失敗だったのは 他にどんなのが出てるのか?とamazonの評価を見てたら こういうのがあった。
独立した書籍としては★5つかもしれませんが・・この本は「たとへば君―四十年の恋歌」と内容が8割以上重複していて、文章そのものも重複部分はコピペばかりです。「たとへば君―四十年の恋歌」は二人の出会いから別れまでの期間をカバーしていますが、本書は乳がん告知から死にいたるまでの期間に限定している内容です。歌の紹介も「たとへば~」のほうが豊富です。
一冊買うなら「たとへば君―四十年の恋歌」を断然お勧めします。
というわけで こちらも買う羽目になったw 100Pくらい厚いのでどれだけ違うのか気になるところだ。
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1970年代文化論 (青弓社ライブラリー 106)

2022-11-25 19:48:55 | メンタルヘルス
日高 勝之著 青弓社刊 2022年初版 280P 1980円
70年代というのは面白い時代で うちの車は79年式なので期待が大きかった。書評から拾ったんだけど 今月は使いすぎてるどころか足が出てるので図書館検索したらあったので 借り出してきた。読んで良かったら12月に買う気満々である。なんといってもカバーの6割くらいを占めてる当時の写真 男子は長髪で地面を引きずるようなバギージーンズ 女子はジーンズのカットオフのショートパンツに厚底サンダルで長髪・・て時代をもろに表してるので更に魅力的で中身に期待が増す。ただ バギージーンズが流行ったのは70年代も終わりの方だが まあそれはいいとして・・
amazonの説明だと〈政治の季節〉として語られる1960年代と、大衆消費社会やバブル文化で特徴づけられる80年代に挟まれた1970年代の文化は、2つの時代の「断絶」に位置して見過ごされ、戦後史での位置づけは不十分だった。
沖縄返還や日中国交正常化などの政治の動き、高度経済成長や第一次石油ショックなどの経済の変容を押さえたうえで、1970年代の映画、テレビ、雑誌、文学、音楽、アート、国家イベント、社会運動を横断的に考察する。その際、「家族・若者・中高年」「政治・性・マイノリティ」「国家・地方・周縁」などに注目しながら予断を排して検証する。‥とあるから期待は更に高まってて もうポチする寸前だったんだが 実際に読んでみると はぁ?なのだ。第1章の 家族・若者・中高年 で若者文化の媒体としての「ビックリハウス」・・で仰天した。あの当時の文化を代表してたのは宝島やわたしは女などのJICCの雑誌であって商業誌に近いビックリハウスではない。もうこれでなんか違うんじゃない?と思う。第2章 【ホームドラマ」から「反ホームドラマ」 「お茶の間」の解体とテレビ視聴の個人化はまあいいとして 第3章 「司馬史観」・・で更に違和感が強まる。第2部 政治・性・マイノリティで 大島渚はいいとしても 第5章のアイヌ民族運動もあったけど 第6章の東郷健・・ておいおいおである。 第3部で新日本紀行やCATVて なんも時代を見てないじゃないか・・とがっかり。 島耕作を引き合いに出してくるので もう完全に駄本でしかない。 著者何者?と見たら70年代は小学生だったそうで この人立命の教授。京都にいて何を見てきたんだ?という感じだが 本書自体が科学研究費のついた研究成果の一部らしいので 体制側から見た時代考察なのが理解できる。まあご本人今でこそ立命の教授だけど78年まで中東にいたわけで ずっと京都ではない。1965年生まれだから今56か・・70年代は小中学生なら仕方ないけど あまりにも酷すぎる。まあ その時代を経験してないので全体を俯瞰して見ることが出来てないのが敗因だが 着眼点が完全にダメだ。買う気は完全に失せた。amazonのブラックフライデーがスタートしたので本書買わずにFireを買うことにするw
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