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略奪の帝国 上: 東インド会社の興亡

2022-11-26 21:43:53 | メンタルヘルス
ウィリアム・ダルリンプル著 河出書房新社刊 2022年初版 339P 4235円
日経だったかの書評で拾った本だが なにせ上下巻併せると8500円近いので まずは図書館。うちの図書館はこういうのが好きだろうからあるだろう・・と思ったら案の定ある。ベストセラーになるような本ではないので 新しいのに待ちは一人だけ。手元に来てちょろっと読んだら納得した。18世紀、インドを征服した一企業による歴史的な組織暴力と、インドの悲劇を描いた、近年の歴史書最大の話題作・・だそうだが 要はムガル帝国の権力争いを軸にイギリス東インド会社が無茶した歴史解説書である。著者はスコットランド生まれのイギリスでもっとも活躍する歴史家の一人だそうで 多くがベストセラーになってるそうだが こういうのは日本じゃうけない・・という以前にこの値段は無茶でしかない。まあイギリス東インド会社の歴史だから 英国では売れるだろうが日本じゃ無理だろうなと思う。英国で毛沢東語録がベストセラーにならないのと同じ。所詮他国の植民地支配の本にこれだけ出せる人は限られる。図書館だからいいようなもんだが10ページくらいでうんざりする。真っ当な歴史書なんだけど面白いか?と言われたらほぼ義務感で上巻を読んだ・・と答えたい。まだ下巻の予約も入れてあって順番待ちなんだけど 同じくらいのボリュームをまた読まなきゃならんか?と思うとちょっとげんなりするw そこまでして読まなくてもいいでしょ?と言われそうだが 読んでなければなんも言えないし・・歴史がお好きな方はどうぞ。amazonの欲しいものリストに一応入れてたけど この内容でこれだけ出す気にはならないのが正直な感想だ。
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