私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

昔は

2021-07-22 14:24:08 | メンタルヘルス
外車と言うとフォルクスワーゲンかメルセデスかBMWあたりか 怪しいアメ車を指してたわけだが あたしはバイク乗りだったので 屋根のない2シータースポーツというのが最低条件だったので 夏場にヒーター入れないとオーバーヒートするような英車に乗ってる。音楽だってハードロックやプログレなんかのブリティッシュロックばっかり聴いてたわけで 英国はアメリカより好き。とはいっても バーボン片手のカントリーも好きだし ウェストコーストロックやブルースも好きだし シボレーのミニバンに乗ってたこともあるから アメリカが嫌いなわけではない。比べると英国の方が好きってだけ。で あんまり関係ないのだけど 図書館から ご用意できました・・のメールが来た。 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ著 新潮社刊 2019年6月初版で 借りてきたのは2020年7月の第21刷w どんだけ売れた本なのよ?とか笑っちゃう。杉本秀太郎なんかほとんど初版しかないから 新編・洛中生息なんか程度の悪い文庫でも1500円も払った。送料入れたら1757円だ。もう嫁はんにこっぴどく叱られるのを承知でポチった確信犯だ。さっきamazonのマケプレ見たら最低が5000円になってたんで まあ正解なんだが どう考えても正気の沙汰ではないw さてブレイディみかこの本と言えば ブロークンブリテンに聞け と ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち・・を図書館で借り出して読んで(結局買わなかったのだが)どういう感じか想像はついたが ベストセラーになった本なんで 一応は読むか・・と年初に図書館に予約入れたら136とかのとんでもない待ち(以前に書いた 数字は怪しいがそれくらい)だったから 一人2週間なので まあ年間24人 6年も待てば来るだろう・・と思ってたら 待ちにびびって取り消した人が多かったらしく先月には60人強になってた。それでも3年は・・と思ってたら 力尽き矢折れた人が多数出たらしく昨日回ってきた。28日まで取り置きなので今日で無くても良かったんだが 杉本秀太郎を2冊返すついでに取ってきた。内容的には 先にあげた2冊の方が面白い。これは 多少 多様性やら社会性やらPC(ポリティカル・コレクトネス 社会の特定のグループのメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された言語、政策、対策を表す言葉)をオブラートでくるんで散りばめてあるが 基本子育て日記だ。4時間かからず読んじゃって まあそれなりに面白かったが1500近く出して買う本ではない。図書館で十分。本当はハマータウンの野郎ども ─学校への反抗・労働への順応  ポール・ウィリス 著 ちくま学芸文庫刊 1996年初版が読みたいのだが これは図書館にないうえ 新本は文庫なのに 1600円近い。 古書が1300円くらいからだから 送料入れたら新本より高いんで買うなら新本だが あたしは新編・洛中生息を選んじゃったんで先送りだw 戻るがぼくはイエロー・・は平易な文章で行間も広いので数日あれば大半の人なら読めるだろう。あたしが この本で刺さったのは 後ろの方で ”人生なんてものは生きてみなけりゃわからない”というフレーズだ。あたしも自殺未遂を何回も繰り返してER送りになったメンタル持ちだが 頑張るべきところはそれなりに頑張って生きてきてさあ 次の階層に・・て思って勉強してるときに急性大動脈乖離で倒れて三途の川ツアーしてきたわけで 過去の記憶部分だろうか脳の血流がアレだったんで随分失ったけど 生還率一桁でもまだこんなつまらないもんを書けるくらいの能力は残った。今広い世代で人生に絶望して引きこもったり自殺する人が多いのだけど 結局自分でなんとかする以外 誰もなんにもしてくれない・・というのをわかるべきだ。あたしは 11時間のオペと3か月の入院で助けてもらった命だからもう未遂はしないし死にたいとは思わん。まあそう言っても健康な人より10~20年はお迎えは早いだろうがw
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幻城

2021-07-22 07:32:26 | メンタルヘルス
杉本秀太郎文粋の5だ。結局文粋全部を借りて1~3、5は読んでしまって 4の蔦の細道は今読んでる最中で 2の京住記と まだ読んでる最中なのに4の蔦の細道を買ってしまった。今月は本買いすぎてるのに・・とは思うが 既に絶版になってるものは いいのが出れば借金してでも買うべし・・というのがあたしのルールなのでポチって昨日届いた。定価が4200円の古本に2~3000円出しても惜しくないと思うのは本好きだからだろう。ここ数日 起き上がると眩暈がするとか吐き気がするので ほとんど何も食べないで 活字ばっか食べてるので 5の幻城は読めたわけだが・・ まあ400ページくらいあるので結構しんどいのだけど。さて 杉本秀太郎文粋5 幻城だが 前半1/4くらいは さらりと読める。杉本秀太郎解釈で 九鬼周三、小林太一郎 永井荷風 谷崎潤一郎 加藤一雄 天野忠あたりの批評を読むのは正直楽しいので 一気に読んでしまったが 後の75%がいけない。皆さんは伊東静雄ってご存じだろうか?大学で文学部いかれた人なら名前ぐらいは知ってると思うが あたしは実学だったんで 伊東静雄?誰それ?というようなアホだ。調べてみたら長崎諫早の出で明治39年~昭和28年で 結核で彼岸の人。京大文学部国文学科から大阪の高校教員と二足の草鞋を履いた詩人だそうな。萩原朔太郎が絶賛するような詩の世界では有名人らしいが あたしはさっぱりわからない。これが後半3/4延々と続くのだからたまらない。杉本氏ってフランス文学だけど こういう世界にも詳しいのは感心する。知識人てこうでなくっちゃ・・と思わせる。井・・なんたらとは違うところだが あたしも文学のレベルは低いので どうにもこうにも読みずらい。主に『わがひとに与ふる哀歌』(1935年)について書かれているが 言葉の遊びを楽しんでるのはわかるのだけど どうも詩というのは気恥ずかしいのであたしには無理だ。その言葉の裏に何が隠されてるか?なんて思いもつかないアホだしねぇ。杉本氏はボードレールについても書かれてるので 仏文か和文かの違いだけで解釈できるんだろうが・・・というわけで 後半はさっぱりわかんないけど とりあえず全部読んだ。買うか?と言われたら これはいらない。とりあえず図書館で除籍にならないことを祈るだけだ。まあ買えば古書で2500円はするので もうすっからかんどころか 嫁はんに内緒で大赤字出してるので 来月のカードの請求が来たらこっぴどく怒られるだろうw 
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同じ研究者でも

2021-07-18 15:30:08 | メンタルヘルス
格の違い・・というのはあるのね・・と強く思った。井上章一の京都ぎらいが出た時に 本屋でチラ見してこいつ何言ってんだ?とは思ったが 古本屋で1円で積んであるのをみると つい買っちゃったのだが まあ最初から最後まで京都の人・・というか洛中の人に見当違いの論理で喧嘩売ってるだけだけで 中身がスカスカなのにはあきれた。井上章一は嵯峨の出だけど まあ京大工学部建築学科で院卒だけど 結局この人 杉本家の調査に行った時に”あの辺のお百姓さんがうちへよう肥汲みにきてくれたんや”‥というので侮辱された・・と思って杉本秀太郎氏ならびに梅棹忠雄氏まで攻撃してるけど 杉本氏って昭和6年生まれだ。戦前の京都洛中を知ってるし 当時の嵯峨も知ってる。対して井上章一氏は昭和30年生まれ。24年も違えば 見てるもん違うのがわからんのかな?と思う。戦後も長い間 汲み取りのお便所はあったわけで 京都は比較的下水道の整備が早かったから水洗化も早かったが あたしみたいに三重の県庁所在地ですら 下水道の普及は随分後になってからで 子供の頃は友達の家が農家だったから 普通にうちにも肥汲みにきてた。それで普通だったし 農家さんて大変やなぁ・・としか思ってない。そういう時代が戦後長い間あったわけで それを知ってるのか知らんのか知らんが 変に受け取って侮辱された 洛中はみんな敵 洛中中華思想である・・と決めつけて 一人で喧嘩売ってるに過ぎない。まあ京都ぎらいはだれがつけたキャッチコピーかは知らんが うまくできてて新書大賞まで取ったらしいけど 洛中に暮して 京友禅の仕事を一生の仕事にしよう・・としてたあたしから見ても こいつ馬鹿じゃね?とか思った。京都に二面性があるのは歴史の中で常に施政者が変わってきたから 対外的な物言いと 仲間内の物言いが違うのは当然だ。表立って批判すれば次にどんな奴が勢力を拡大するかわからんから 表向きはどっちつかずの当たりのいい京言葉になったわけで コインの裏表というだけ。で やめときゃいいいのに京都まみれ・・て第三弾を出した。その前に京都ぎらい官能編ての出してるが これは図書館にも古本屋にも無かったんで読んでない。で 京都まみれ 朝日新聞出版 2020年4月初版・・てのがあるのを知って 図書館検索したらある。まあ井上章一の程度が知れてるから 買う気にはならんが図書館にはあるので予約入れたら10日たっても来ない。たまたま100円以下であったので 100円なら待つよりいいか・・と買ったのだけど これが週刊誌より中身が無い。こちらでも杉本秀太郎氏を叩いてるけど 前の京都ぎらいも京都まみれも杉本氏没後で反論されないようになってから出してる。正直せこい・・としか言いようがない。論破されるのを恐れてのことだとは思うが あんた研究者としてどうなのよ?って話である。で 京都まみれだけど 井上論理は よう知らんけどこうらしい だからあかん・・の連発。一応京大だけど 国際日本文化研究センターでは杉本氏の部下だったみたいだが(今は所長らしい) 専門以外の知識に乏しく まあ理数系というので仕方ないのだけれど 物事の一部しか見えてないわけで 薄いなぁ・・というのがあたしの感想だ。よって この京都まみれは薄い上に蒸し返して よう知らんけど洛中は・・とくるから 馬鹿の相手はもうたくさん・・というのが本音だ。確かに杉本氏 フランス文学者の部分はようわからんけど 京都の町家の当主としてすこぶるわかりやすいし 洛中中華思想なんかも無いのだが 言われなき逆恨みというのは怖いものだ。井上章一もええ歳こいて とんでもないお馬鹿をしたものである。そしてそれに気づいてないで第三弾だすとこなんか もう救いようがない馬鹿だと思う。100円だけど損した気分。
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既に

2021-07-18 13:39:54 | メンタルヘルス
杉原秀太郎文粋2 京住記で 路傍の花として読んでるのだけど 洛中生息が全文でなかったこともあり これはどうなのか興味があったので図書館で借りてきた。といっても 既にamazonでポチってるのだが なんか日本郵政 配達が遅れてます。申し訳ございません。とか 配送状況見たら書いてあるので 図書館検索したらあったので単行本と文庫両方あったのだが 単行本の方を借り出してきた。 みちの辺の花(改題) 杉本秀太郎(文) 安野光雅(絵)講談社刊 1994年初版 定価をみたらびっくりの3000円 これ既に単行本は絶版で 講談社学術文庫からカラー版で1430円で出てる。図書館から借り出してきた方も27年前の本らしく ページの三方が薄く変質しているけれど 厚手の上質紙で 文庫の方がどうなのかは知らんが あたしなら単行本をお薦めしたい。で 内容的には文粋2には安野氏の水彩素描を除いて全部収録されてるけれど この挿絵が素晴らしいのでこちらを買うことをお薦めしたい。元々 小原流の月刊誌「挿花」1992年1月~93年12月号まで連載されていた「路傍の花」を改題したもの。なので 全部で24話だ。日本古典文学の花でもありエッセイでもある。挿絵がシンプルだが淡い色合いで特徴をよくとらえていて素敵。杉本氏の文の中には 文粋5冊中3冊を読んだわけだが それに出てくる太田垣蓮月だのメーテルランクだの古今和歌集だの出てきて ああここにも・・という感じだ。文粋2でも書いたけれど これは古典文学の花だ。花ごよみも悪くはないのだけど どちらかと言えばこちらを読まれることをお薦めする。となると 文粋2ってどういう位置づけか?と言えば 徒然草も単行本が安く買えるし みちの辺の花も安く買える。従って新編・洛中生息をお持ちならバラで買われたらいいと思うし もし持ってなければ両方買え・・みたいな無茶な話になってしまうw で 目の前には 文粋4 蔦の細道 太田垣蓮月 江戸の散文 と 文粋4 幻城 荷風断腸 伊東静雄があるわけで この2冊を読めば 文粋全5冊を読破したことになる。1~3はとりあえず返却して 未だ迷ってる文粋3だが これは 絵 隠された意味 と 異郷の空―パリ・京都・フィレンツェを買えば代替えできるので迷うところだ。ああ 続・洛中生息も含まれてて これだけ高くてほぼ2000円なので 迷ったまま連休に突入するようだ。
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諸芸の論

2021-07-16 19:51:25 | メンタルヘルス
杉本秀太郎文粋3 諸芸の論 筑摩書房 1996年初版。これは比較的スムースに読めた。帯が裏表紙に張ってあるので ちょいと引用。目に見えないものを見えるものにするために、画家たちがふるった彩管のあとを見つめ 絵画の深淵に耳傾ける。絵 隠された意味 植物的なもの 古今的感情と草花文様のあたえる親密な作用を分析し、日本近代文学におけるその独特の抑圧のドラマを論じる。・・・とある。本屋でこの帯書きを見て 4200円という値段をみたらまず買わないだろうw 前半は日本絵画(古今の屏風や書)と西洋絵画が交互に出てくる 作品解説だと思えばいい。あたしは西洋絵画に魅力を感じない・・というかあの宗教色や暗さが嫌いなのでほとんど興味は無いのだが 日本絵画は体に合うのか好きだ。先にも書いたが浅井忠の狐の嫁入りが解説されていたので ああこの本は買うかな・・と思ったぐらい気に入った。この前半は美術オンチでもなかなか面白い。中盤から 公費で1年間フランス留学 それもパリにいたころのエッセイが続く。読んでいるとフランス文学者 杉本秀太郎が生き生きとパリの街を徘徊してるのが描かれていて これも面白いが 個人的には仏文なんか興味が無いので 単なる都市生活者のエッセイと思えばいい。後ろの方で明治の文豪の解釈とか出てくるが 杉本的解釈でこれも面白い。全体的に読みやすいので 買おうかな?とは思ったが パリのメトロが・・とか なんたら寺院が・・て興味がない。仏文学の研究者がパリで生活者の目線で生き生きと生活してるのはわかるが あたしは パリでは無くて京都なので どうでもいいw。杉本氏がパリでのびのび暮らせるように あたしも京都ならのびのび暮らせる。興味の対象が違うのでそれでいいと思う。本書 欲しいか?と言われたら欲しいが じゃあ2500円出して本棚に入れたいか?というと迷うからやっぱりいらない。図書館にあるから読みたい時に借り出してくればいいだろう。東京は梅雨明けしたが コロナは1271 神奈川は406で 病院なんかとても行けないので電話してキャンセルした。今年の夏はエアコン入れて本の海決定である。ああ 文粋2と路傍の花 改題のみちの辺の花は明日取ってくる。amazonでポチったのがまだ来ないので。
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