無知の知

ほたるぶくろの日記

脳科学の社会実装

2025-01-26 14:43:34 | 日記
福岡や長野の事件は本当に痛ましい。
京都アニの事件もそうでした。

いや例を上げ始めればキリがない。

ところで、春は精神疾患が悪化しやすい。
環境的な変化の問題(学校、会社など)
そして、気温が上がったり陽光が強くなったりという自然条件が
ストレスと身体的な代謝の変化をもたらし、精神の不安定を起こす。

最近の脳神経科学の進展を見ていると、
近いうちにこの辺りのメカニズムがかなり明確になるのではないか、
と期待される。

メカニズムがわかると「治療」が可能になる。



ただ、その「治療」は「人格の改変」を起こすものです。
医療倫理的には議論が必要でしょう。

とはいえ、自傷他害の恐れのある状況を「放っておく」ことは
社会倫理的にどうなのでしょうか。


生命科学の特に発生に関わる部分、遺伝子改変、そして脳医科学的な介入
はかなり微妙な時期に入っています。
しかし、研究を進めてきたアカデミアはこの「成果」の「社会実装」について議論することは避けられないでしょう。

積極的に参加し、治療は結果として何をもたらすのかを明確にし、社会への議論材料を提供していただきたい。

今回のような『犯罪』をどうにか防いでいかなくてはなりません。
(「人道的」に。)






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