山の天気予報

ヤマテンからのお知らせや写真投稿などを行います。

重要! 山の天気予報発表時間変更のお知らせ

2013-10-30 13:25:57 | おしらせ

山の天気予報は、夏季期間は予報精度が低下するため、できるだけ最新の気象データを利用したいことから、毎日16時から17時頃に天気予報を発表させていただきましたが、11月1日(金)から2014年5月上旬頃にかけては、予報精度が向上するため、12時から13時頃の発表とさせていただきます。引き続き、皆様の登山のお役に立てるよう、予報を発表してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

株式会社ヤマテン
代表取締役
猪熊隆之

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猪熊隆之の観天望気講座24

2013-10-30 08:15:52 | 観天望気

今日はジェット気流に伴ってできる雲を紹介します。ジェット気流とは、上空を吹いている偏西風と呼ばれるに西風がもっとも強く吹いているところです。春・秋には高度10~13kmほどの高さを吹いていることが多いです。ジェット機が飛んでいる高度ですね。風は温度差によって発生するので、風が強いところは上空の温度差が大きいことを意味しています。また、密度差が大きいところも多く、その場合、雲がさまざまな形に変化します。したがって、ジェット気流が上空にあるときは、面白い雲ができることが多いのです。

上下にある2つの写真のAがジェット気流に伴う雲です。いずれも巻雲と呼ばれる氷の結晶でできている、上空もっとも高いところにできる雲です。この図の左が北東、右が南西の方向ですのえ、上の写真は北から南方向へ、下の写真は北西から南東方向へ雲が流れており、蒸発しながら消えています(猪熊隆之の観天望気21を参照)。したがって、いずれも晴れ巻雲です。ジェット気流は、上空高いところを吹いているので、巻雲がさまざまな形に変化することが多くなります。また、波状雲と言って、空気が乱れていると、波を打ったような美しい雲ができます。下の写真は雲が幾筋にも並んでいて波状雲になりかかっている感じです。

ただ、Bの雲を見ると、雲はAとは違った方向へ流れており、この雲はより低いところにある中層の雲なので、中層では東よりの風が吹いていることがわかります。Cを見ても南アルプス(写真右奥)や甲府盆地側(写真奥)に低い雲がかかっており、上の写真のCを見ると、南東方向から雲が侵入して八ヶ岳にぶつかって上昇していることがわかります。したがって、下層でも東から湿った空気が入ってきていることが分かります。このように上層と下層とで風向が違うことを雲のケンカといい、低気圧や台風が接近してきているときによく起きるので、悪天の兆しと言われてきました。

※禁無断転載

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今朝の八ヶ岳、甲斐駒

2013-10-30 08:12:10 | 日記

今朝は霧です。視界が非常に悪くなっています。山麓では8℃でした。河口湖上空8時現在2km6m/s、3km14m/sです。

●赤岳天望荘(2722m) 西風 霧

最低気温-1℃ 昨日の最高4℃ 7時現在-1℃

●八ヶ岳山荘(1502m) 晴れ

最低気温 2℃? 最高気温11℃ 7時現在6℃

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