風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

貧しさ

2005年11月29日 | 仕事、職場風景

「間違って開けてしまいました~。」

そう言いながら彼女は、開封された大きめの封筒をカウンターに置いてサッと行ってしまった。
椅子から立ち上がり、置かれた封書の宛名を見ると確かにこちら宛の郵便物だった。

あ~あ~、、と、また不愉快な気分になる。

一つの建物の中では部署名が書いてあっても、間違って開封することがある。
また、部署名は合ってるのに、開封したら違う部署の書類だったということもある。
それぞれ、その対応の仕方を、私は入った一番初めに教えられたものだ。
今はそんなことを教える上司はいないのだろうか、、、。

明らかに他部署の封筒を開封して、「すみません」の一言が何故無いのだろう。
時には、「こちらの郵便でした」と、ただ置いていく人もいる。
「親展」の封書を開封された事もある。
上司は大激怒して、今度あったら許さないとまで言った。

誰にでも間違いはある、何のことは無い「ゴメンなさい」の一言で解決する事案である。
それが、分からない世代。
若さとは、時として傲慢となる。
気配りの利く立派な若者も多いけどね、、。
教える人がいないのか、教えられても聞く耳を持たないのかも知れぬなぁ。。。

心が貧しい。。。。心に穴。。。。

傲慢さも貧しさも未熟さも、周りの者に赦されて取り成しされておさまっていく。
それがわかるだろうか。。。
そして、それが赦せない自分もまた貧しさの所以かも。。。
コメント
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