風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

高熱と別れ

2005年11月03日 | めんご

1日、幼稚園で吐いて早退した孫は、夕方小児科で診て貰った時には38度もあり、
帰宅して、夜9時ころには40度近くにまで熱が上がった。
こんな時こそパパママのお役目でしょうが、「ばぁばが脇にいないと夜中に泣くから」等と
理由をつけられ預けられてしまった。オイオイ・・・
今時の親は、割り切っていると言うか、愛情が希薄だと言うか何というか全く・・

9時過ぎに座薬をいれ、ぐったりした孫に付き添う。
アイスノンを敷き頭には濡れタオルを乗せ、何度も取り替える。
夜中2時、熱は38,6度から一向に下がらない。
小さなアイスノンをタオルにくるんで両脇の間に挟む。
頭の下のアイスノンは、簡単に冷たさを失い、何度も交換。

朝方5時、やはり38,7度。
これだけ冷やしても下がらない熱は、いったい何だろう・・・。

2日は、ママが休暇を取り、見ている事になった。
下の孫は元気に幼稚園。


お昼休み、「熱はどお?」と職場から電話すると、下の孫も熱が出て帰ってきたとの事。
そして、飼い猫が死んで見つかったよとの娘の言葉、、、。



夕方帰ると、上の孫も少しは元気を取り戻していた。
熱はまだ高いのか、体は熱い。

死んでいた猫は、自宅に連れてきたがまだ外の木の下だと言う。
雨が降っているのに、そのままじゃ、いくら死んでいてもかわいそうである。
死んで数日経った様子だったと言う。
夜はかなり冷え込んでいたので、この数日はさぞ冷たい思いをしただろうに・・・。

箱に大きな古い生地を敷いて、その中に入れて包み、車庫の中に入れてもらった。

それからである。
上の孫が大汗をかいて、熱が見る見る下がって行ったのは、、。
夕ご飯も少しずつ食べられるようになった。

しかし、飼い猫がこんな形で死んでしまうとは予想外だった。
飼い始めたときは、外には出さずに家の中だけで飼っていたのだが、外へ出たいという
野生の本能を、人間が勝手に抑えつけることは出来なかったのだ。
それからは時たま、外へ出て何日も帰らぬ日もあった。
去勢手術はしてあるものの、猫同士の喧嘩も心配だった。
また、大きな道路も近いので、事故にはいつも心配していた。

近所には、猫に首輪をつけて犬同様散歩させている人もおられるが、どういうもんだろうね・・。
あのまま、外に出さずに飼っておけば良かっただろうか、、、。


上の孫は、動物が大好きである。
飼い猫も、上の孫には警戒することなく体を預けて抱っこされていた。
今回の孫達の高熱も、家に帰りたかった猫の魂がそうさせたかのようだった。

今日は、猫の大好きだった食べ物を入れ、孫も猫の絵をかいて入れお別れをした。
生き物との別れは、いつも辛い・・・。
コメント
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