18きっぷで会いに行く『日本製』第12弾は、静岡県伊豆市修繕寺。
JR三島駅乗り換え、伊豆箱根鉄道駿豆線 修善寺駅から徒歩14分。
町づくり、町おこしがテーマの「ドットツリープロジェクト」を訪ねた。
NPO法人サプライズさんの「新しい地方の暮らし方」を提案するこの場所は、
住居とオフィスをセットで貸し出している賃貸物件で、一業種一社限定が条件。
NPO法人代表者ご自身もこの場所に住み、入居者の広報アドバイスや
ビジネスマッチングなどのサポートを行い、広場でランチミーティングや
休日にはバーべキューをしたりして情報交換や懇親を図っているという。
募集当初は、数倍を超える入居希望者があったというが、現在はひっそりとしていた。
ここには、プロジェクト内や修善寺に住む子供たちが作っている雑誌「KURURA」
があるというので手に入るか期待して行ったが、手に入れることは出来なかった。
「KURURA」kurura (izukurura.com)
小学5年生から中学2年生までの子供たちが、手書きの絵なども入れて作っている小冊子。
基本的には子供たちがみんなで取材先を決め、アポイントを取り、インタビューから
原稿の執筆、写真の撮影、編集までやり、大人たちがそれをサポートしているという。
また高校生は、ゴミ拾いをしているという。
活動2016 - NPOサプライズ 伊豆サテライトオフィス (surprizu2012.jp)
「清掃甲子園」と書かれたユニフォームは、裾のジッパーを閉めるとエコバックになるという。
伊豆は広いけれど人口は減り始めていて、東京ドームの観客席数にも満たないという。
今までは若者に「外に出ないで、行かないで」とやっていたが、問題はそこではなくて
活動を通して伊豆を知ったうえで、どんどん出て行きなさいと言う風に変わったという。
伊豆箱根鉄道駿豆線から見える富士山は、とてもかっこよくて感動的だった。
修善寺には何もないなんて、まずこの風景が宝ではないかと羨ましくなった。
NPOサプライズの代表者さんが仰るには、「全てはトライ&エラー
色々な事にトライして、その知見をみんなに渡して行ければ良い。
だから、失敗するのが僕らの仕事です」って、柔軟な考えが素敵だなと思った。
来るときは町の中を歩いてきたが、帰りは土手沿いを歩いて帰った。
ねこが、土手で待ち伏せ。「よく来たね!!」って言われた気がした。
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