今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

2月14日・新しい血を入れる

2008-02-14 18:11:30 | 商店会長のコメント
商店街だけでなく業界が元気になるため、活性化するためには「新しい血を入れることが重要だ」というのが私の持論です。商店街で商売をして「息子はサラリーマンになった、娘は嫁に行った、俺も歳だから」と言ってシャッターを下ろし、商売を止めた人は店を人に貸すべきです。「人に貸す?面倒くさくて・・」というならこの街から出て行ってくれ、という事です。商売止めて人に貸さない店舗は更地並みの課税にして欲しいと思っています。

今までこの街にお世話になった商店主は高齢化して現業が出来なくなったら次は「まちづくり」を正確に理解した大家さんになって欲しいと思っています。賃貸借でのゴタゴタが起きないために物件を借りるのは商店街振興組合であったり、NPOだったり、TMO、まちづくり協議会等々の法人格、もしくは基礎的自治体が担保した団体が借り受け店子(たなこ)、テナントさんを探すのです。

消費者の喜ぶ事を優先して考えれば、魚屋さんの隣は当然魚屋さん、ディスカウントの薬屋の隣はディスカウントの薬屋なんです。自由主義経済の世界では「淘汰」という言葉が最初に出て来る事を哲学として持つべきなのだと私は考えています。

この考えを形にするためにも今年の夏ごろまでに中野 清先生をトップにした勉強会で方向性を持たせたいと思っています。空き店舗対策、農商工連携、障害者の就労の場、高齢者のコミュニティ作り、環境活動を内在した「商店街の再生」まさに「まちづくり」です。日本中の商店街が元気になる、考えただけでワクワクして来ます。
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1 コメント

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同感 (ひげタム)
2008-02-19 08:15:09
まったく同感いたします。『誰にでも貸すと借りた方が有利で、出て行ってくれない』とか『2Fの部屋が臭くなる』とか『知らないもんには貸せない』とか、貸さないことが第一条件のように感じます。商店街埋まらないです‥
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