田中真紀子文部科学大臣の大学設置許認可騒動の中で、総理大臣や
官房長官も田中大臣が審議会答申を覆す事を説明した時に、その決定
に賛同したという報道が出ました。
もしこの報道が真実ならばこの政権与党はあまりにもシステムが分かって
いない、そして物事は一つ一つの積み重ねによって出来あがっている事、
その一つ一つは担当する人が苦労しながら進めて来た事を理解出来て
いないと思います。
大学の「質」の向上を目指す事、経営破たんを起こして学生に迷惑が
かからないための財政基盤を調査する事、その大学が地元で必要と
されているかを考える事は重要ですし、直ぐに着手するべきです。
しかし、物事の8割は習慣で動いていると言われます。「認可の前に
校舎が出来ている、先生が集まっている、その方がおかしい」と大臣は
発言されましたが、この3大学に担当する高等教育局からそのような
説明は一切無かったはずです。
今回不認可という決定を受けた3大学が今後優秀な人材を集め、日本
のリーダー輩出拠点になる可能性を大臣は無視できるのでしょうか。
人の迷惑を考えない、あまりにも田中真紀子らしい動きです。