本日は少々長文です。本会議で面白い事があった御報告と、それに関連した議員になって六ヶ月目の心情のようなものを書きました、長文のブログ、御容赦下さい。
本日13時からの国会本会議、質問をしていた民主党の議員さんが首相の方を向いて「総理、起きていますか?」という発言をしたので議場は大騒ぎになりました。うちの総理大臣は目をつぶって話しを聞く時があります。決して寝ているわけではないのですが見た目は「お休み中」のように見えます。
自民党側からは「失礼な事を言うな!」という大きな声。その声を受けて質問者が「質問中に目をつぶっている方が悪い」と本会議壇上で応えたからもう大変。眠くなるような質問で困っていた初々しい一年生議員は突然始まったこの騒ぎがどのような方向に進むのか興味津々。
その時、「国対委員長が寝ているぞ」という大きな声が自民党側から上がりました。見ると民主党席最後列の渡部恒三先生が、誰が見ても間違いなく寝ていると分かるポーズで爆睡中。「寝てるぞ!」、「自分の党の国対委員長を起こせ!」という大きな声が飛び交い、議場にいる議員が皆、前を見ずに後ろを見ています。議長も首相も苦笑い、議場は大騒ぎ、壇上の議員だけが真面目に質問中、というその時に民主党国対副委員長が渡部先生の腕をつっついて起こしました。突然至福の時から引き戻された渡辺御大、何が起こったのか分からずキョトンとした顔をされていましたから自民党席から一斉に大拍手でした。質問者は時間を超過して質問を終え、答弁の総理大臣もこの事には触れない発言でした。
こんな事を書くと「高い給料もらっているのにお前達は何やっているんだ」、「もっと真面目にやれ!」と言われると思います。確かに私も議員になる前なら「ふざけるな」と思いましたし、そう発言したと思います。でも今は許せます。自分に甘いのではなく、皆凄いプレッシャーの中にいるのですからこの一瞬のやり取り位は許したいと思っただけです。
まちの零細小売業店主だって緊張感を持って生活をしていましたが国会議員のプレッシャーは将来に対しての保証をしなければいけないという所に有ります。現在行っている通常国会で106本の法律を決めなければいけないそうです。この法律で次の世代の人達が幸せになれるのか、それ以上にこの法律を決めた自分自身がこの法律に精通しているのか、役所に言われたとおりに動いているだけではないのか、それなら我々新人は何をどう変えればいいのか。
変えるといっても今のシステムで戦後60年間この国の国民は殉職は有っても戦死は有りませんでした。戦場で日本の兵士として人を殺していません。バブルも有り、長い不況の時代であっても、あの焼け野原をこのような世界で有数の経済大国に引き上げた先達の功績は称えなければならないと思います。
ただイラク派遣も長引き、毎年3万人の自殺者が出ることも忘れずにこの国の舵取りをしていくことは大変な仕事だと全国会議員が明確に自覚していると思えば、この程度の事は許そうよ、と思った次第です。
それでも許せないとお考えの方は、もう御自分が出る時代になりました。自分が出られないなら自分の意向をよく、そして正確に理解した奴を政界に送り出す時代になったのだと思います。
国会議員は公募の時代になり過去の活動歴が重要視されるシステムになりました。現在82名の新人国会議員は地方議員経験者や二世議員や議員秘書や国の役所のキャリアが前職だった人が人数的には多くを占めますが全員が新しい時代認識が自分達を国会議員にしたのだと理解されていると、私は思います。それならばこの人達とその後に続く都議会、県議会議員、市区町村議員にも皆さんの思いを明確に、そして正確に流し込み、教育する事こそが次代のまちづくり、国づくりではないのかと六ヶ月目の新人議員は考えました。
本日13時からの国会本会議、質問をしていた民主党の議員さんが首相の方を向いて「総理、起きていますか?」という発言をしたので議場は大騒ぎになりました。うちの総理大臣は目をつぶって話しを聞く時があります。決して寝ているわけではないのですが見た目は「お休み中」のように見えます。
自民党側からは「失礼な事を言うな!」という大きな声。その声を受けて質問者が「質問中に目をつぶっている方が悪い」と本会議壇上で応えたからもう大変。眠くなるような質問で困っていた初々しい一年生議員は突然始まったこの騒ぎがどのような方向に進むのか興味津々。
その時、「国対委員長が寝ているぞ」という大きな声が自民党側から上がりました。見ると民主党席最後列の渡部恒三先生が、誰が見ても間違いなく寝ていると分かるポーズで爆睡中。「寝てるぞ!」、「自分の党の国対委員長を起こせ!」という大きな声が飛び交い、議場にいる議員が皆、前を見ずに後ろを見ています。議長も首相も苦笑い、議場は大騒ぎ、壇上の議員だけが真面目に質問中、というその時に民主党国対副委員長が渡部先生の腕をつっついて起こしました。突然至福の時から引き戻された渡辺御大、何が起こったのか分からずキョトンとした顔をされていましたから自民党席から一斉に大拍手でした。質問者は時間を超過して質問を終え、答弁の総理大臣もこの事には触れない発言でした。
こんな事を書くと「高い給料もらっているのにお前達は何やっているんだ」、「もっと真面目にやれ!」と言われると思います。確かに私も議員になる前なら「ふざけるな」と思いましたし、そう発言したと思います。でも今は許せます。自分に甘いのではなく、皆凄いプレッシャーの中にいるのですからこの一瞬のやり取り位は許したいと思っただけです。
まちの零細小売業店主だって緊張感を持って生活をしていましたが国会議員のプレッシャーは将来に対しての保証をしなければいけないという所に有ります。現在行っている通常国会で106本の法律を決めなければいけないそうです。この法律で次の世代の人達が幸せになれるのか、それ以上にこの法律を決めた自分自身がこの法律に精通しているのか、役所に言われたとおりに動いているだけではないのか、それなら我々新人は何をどう変えればいいのか。
変えるといっても今のシステムで戦後60年間この国の国民は殉職は有っても戦死は有りませんでした。戦場で日本の兵士として人を殺していません。バブルも有り、長い不況の時代であっても、あの焼け野原をこのような世界で有数の経済大国に引き上げた先達の功績は称えなければならないと思います。
ただイラク派遣も長引き、毎年3万人の自殺者が出ることも忘れずにこの国の舵取りをしていくことは大変な仕事だと全国会議員が明確に自覚していると思えば、この程度の事は許そうよ、と思った次第です。
それでも許せないとお考えの方は、もう御自分が出る時代になりました。自分が出られないなら自分の意向をよく、そして正確に理解した奴を政界に送り出す時代になったのだと思います。
国会議員は公募の時代になり過去の活動歴が重要視されるシステムになりました。現在82名の新人国会議員は地方議員経験者や二世議員や議員秘書や国の役所のキャリアが前職だった人が人数的には多くを占めますが全員が新しい時代認識が自分達を国会議員にしたのだと理解されていると、私は思います。それならばこの人達とその後に続く都議会、県議会議員、市区町村議員にも皆さんの思いを明確に、そして正確に流し込み、教育する事こそが次代のまちづくり、国づくりではないのかと六ヶ月目の新人議員は考えました。
安井さんに対しては「我らの国会議員」として、
常日頃好意的に受け止め、発言もしている私ですが、
今日書いたことには異論があります。
私は劇団を主宰したこともあり、小説も書く者ですが、
肝に命じているのは、
人から代金や貴重な時間を拝借する者に、言訳は許されない、
ということです。
たとえば、稽古不足の芝居を二時間うってしまった時、
あるいはへたくそな小説を書いて読んでもらった時、
厳しい批判に対して言訳は出来ません。
幕の前に出て行って、「すいません、稽古不足で」とか「この役がつかみきれなくて」などと言ったり、
また、「この小説はこうしたかったのですが、
残念ながらこうはいかなかったんです」
などとは言えません。
まして、
「じゃ、いっぺん自分で演じてみなさいよ」とか、
「自分で書いてみろ」
と言うのは自殺行為だと思っています。
素人芝居をやっていた人間だって、
これくらいの厳しさは自分に課しています。
まして、血税をいただいて仕事をしているなら、
緊張感を持ってするのは当たり前で、
「すごいプレッシャーの中にいるのだから許してやってくれ」
とは断じて言ってはならないことです。
厳しいプレッシャーの中で未来を担っている議員だからこそ、高い歳費を国民は支払っているのであって、
甘いことを言われたら、国民は泣くに泣けません。
まして、「それでも許せないとお考えの方は自分で議員になれ」は、
まさに、「自分で芝居をしてみろ」と同じでしょう。
人には資質や適性があるからこそ、
自分に力量がないと悟った市井の人々は
税金を支払って議員に託し、
時には憤慨したりしているのではないですか?
私は安井さんの当選以来、応援を惜しまない者ですが、
「いつ安井さんが『向こうの人』になってしまうのか」と心配していました。
今回、書かれた
「私も議員になる前なら~~、でも今は許せます」という文章の中に、
ああ、ついに向こうの論理に入ってしまったのではないか、
と一抹の不安を覚えています。
ご自分が一市民として国会を見ていた時の気持ちは、
まさに国民の「普通の感覚」なのですから、
たとえ、議員になったとしても変えるべきではないと思います。
それにしても、今日のやり取りはレベルが低すぎます。
まず、質問も答弁も読むなどという茶番をやめて、
セレモニーでない真剣な議論をすべく改善運動をすべきではないでしょうか。
大変申し訳ありませんが、苦言を呈しました。