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9.11事件から5周年

2006-09-13 | 国際政治、時事
あの日から5年が経ったということで、マンハッタンのグラウンドゼロでは追悼式が行われ、日本のメディアもニュースで一様に報道は流した。 ゴールデンタイムにTBSが筑紫哲也で2時間の特番を組んだので、何か新しい事実が出るかと期待した。 初めて見るWTCビルのの折れ曲がった鉄骨や富士銀行に勤めていた日本人生存者のインタビューなどそれなりに興味深いところはあったがものの、番組はWTCの2棟の崩壊のみに焦点をあてたもので、WTC7号棟やペンタゴンに突っ込んだといわれるAA機に関する不可解などには(politically correct であるためには当然だろうが)一切触れなかった。 筑紫氏が「世界中の人々が、あの日自分は何をしていたか共通に語ることになった人類史上最初の事件」と感慨を語るにとどまっていた。

アメリカのメディアでは、例えばCNNが色んな人をインタビューしていたが、いわゆる陰謀説(conspiracy theory)に関する回答は何も得られていないという主張が取り上げられたりして、単に事件を哀悼するだけに終わらない報道をしていた。 当日、グラウンドゼロには1000人を超す陰謀説支持者(?)が集まり、911に関する多くの疑問(unanswered question)を綴った“Loose change911 ” というビデオのDVDを無料配布していたようだ。このビデオは無料でインターネットで見ることができる。1時間半近くあるが、既に130万人以上が視聴しているhttp://www.loosechange911.com/

グラウンドゼロでは、黒地に白い文字で、Investigate 911と書かれたTシャツを着た一団に対し、非愛国者だ、と罵る群集もいたようだ。 日本のフリージャーナリストの菊池由美という人が、グラウンドゼロでこれら陰謀説活動家にインタビューをしているのが、pod casting で聞ける。
http://kikuchiyumi.blogspot.com/


WTCが本当に自己倒壊したのか、ぶつかった飛行機はAA機ではなく軍用機だったのか、UA93は本当は撃墜されたのか、その辺の真相がますますわからない。 しかし、WTC7号棟が崩壊したことさえもほとんど知られてもいないし、ペンタゴンのぶつかった飛行隊はボーイング757ではないというのは、エンジンなどの飛行機の残骸が見つかっていないことや、建物の破壊の状況が旅客機の衝突とは思えないことから、本当のように思える。 

アメリカでもマスメディアがこの疑問を取り上げ始めている。 Bush政権の支持率が低迷している今、9.11真相究明の動きは今後加速するかもしれない。 Watergateのように大統領を辞任に追い込むようなスキャンダルに発展するのか、JFK暗殺のように闇に隠れたままになるのか、全く判然とはしないが、このままで終わる問題ではないように思う。ブッシュ政権も最長でもあと2年。 民主党政権に変われば、一挙に真相解明の流れができるかもしれない。
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