yasuの「今日もブログー」

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ミニチューズデーの先は、まだ長い?

2008-03-09 | バラクオバマと米大統領選
3月4日のテキサス、オハイオなど4州の予備選では、土壇場でヒラリーが踏みとどまった。多くのメディアが既に分析評価しているように、オバマ一辺倒の流れに押し流されていいのか、という有権者の「ためらい」が出たのでもあろうし、テキサスでは医療保険のないヒスパニック層が、伝統的な民主党支持層の基盤であるオハイオでは、労組やブルーカラーが、オバマよりヒラリーに味方を見出したともいえるだろう。

しかし、オバマ陣営が冷静に分析しているように、この結果は、ひとまずオバマの破竹の勢いを止めたとはいえ、ヒラリーの逆転に必要といわれた大勝からは程遠く、獲得代議員数の差は、依然100人を越える(大体 1350対1250)。 これからヒラリーがひっくり返すには、今後の残りの予備選で決まる650人の代議員の6割をとり、まだ態度を決めていない350人のスーパー代議員の半数近くを獲得する必要があるらしい。 今の流れで言えば、オバマが6割の得票をとれば、スーパー代議員は20%程度を獲得すれば、候補者に決まるという(2250人が必要代位議員数。)
最後の大票田(188人)のペンシルベニアが4/22で、その後、最後7月のプエルトリコ(62人)まで延々と続くのはマイナスという見方が支配的だが、無効となっているミシガンとフロリダの予備選をやり直すという可能性も取りざたされている。

NAFTAに反対するのは、政治的ゼスチャーとした、オバマ側近のメモが漏洩したり、夜中に子供の安眠を破る非常事態を意識させる(恐怖を煽る)CMをヒラリー陣営が流したり、キャンペーンは、かなりダークな様相を呈しているが、オバマはこれまでどおり、ネガティブキャンペーンを廃した「希望」と「変革」のメッセージで、残りの選挙戦を乗り切れるかも一つの焦点だ。 彼のキャンペーンは、記録的な献金を集めているが、これはほとんどが小口の個人献金でインターネットで集まっている。 100万人は、3月4日を前に突破したし、2月だけで50億円以上を集めたというから驚く。 オバマへの一般市民の期待は、減速してはいない。 彼が最終的に候補者になるだろうという確信は変わらない。

そうしている中に、ワイオミング州の党員集会で、オバマが6割の得票を得て勝利したとの報が入ってきたようだ。

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