ポケットの中で映画を温めて

今までに観た昔の映画を振り返ったり、最近の映画の感想も。欲張って本や音楽、その他も。

「安保法成立」について想う

2015年09月19日 | 社会一般
2015年9月19日、参院本会議で「安全保障関連法」が成立した。

これでアベは大手を振りながら、アメリカに胸を張って成果を報告できるという訳である。
国民の命を、平和な暮らしを守ると言いながら、本当はアベにとって、日本国民の一人ひとりのことはどうでもいいのである。
なぜか。

国民の声を聞こうともしない人間に、国民のことを真剣に考えられるはずがないからである。
と私が言っても、内閣支持率が40%近くある。
と言うことは、相当数の人がアベでもいいんじゃないかと思っているわけである。
これは身近な例でもわかる。

私は地元の仲間と定期的に飲み会をしている。今月は17日夜。
そのうちの一人がストに参加すると言って欠席をした。
「安全保障関連法」が参院特別委員会でどうなるかという時である。

私がその欠席ことを報告すると、「今更、ストしたってどうしょうもないじゃないか」。
「するのだったらもっと前でしょう、今まで黙っていて」。
と感想があって、後はどこそこに旅行へ行ったという話。
これが日本国民の縮図ではないのか。特殊ならいいのだが。

ようは、政治が他人ごとである。将来、自分、子供、孫たちに影響があるとしても。
人間は目先の計算が出来ても、将来のビジョンを考えるのは億劫なのか苦手である、と私は思う。
人が思考停止している間に、悪賢い者はちゃんと計算しているものである。

力を持たない我々一人ひとりが、権力者は何をしようとするかという想像力を働かせないで、
チェックすることを怠った時、相手は内心高笑いをしている。
ようは国民は舐められているのである。
コメント
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