ポケットの中で映画を温めて

今までに観た昔の映画を振り返ったり、最近の映画の感想も。欲張って本や音楽、その他も。

『ロスト・リバー』、このつまらない作品を観て

2015年12月08日 | 2010年代映画(外国)
『ドライブ』の主演、ライアン・ゴズリングが監督した作品ということで興味をそそられ、『ロスト・リバー』(2014年)を借りてきた。

経済破綻によって、住人たちがほとんど去ってしまったゴーストタウン。
ボーンズは廃墟だらけの街でクズ鉄を集めながら、なんとか日々を暮らしていたが、生活は苦しくなるばかり。
すでに自宅は差し押さえ寸前で、街を去るか否かの選択を迫られていた。
そんな中、ボーンズの母ビリーは、まとまった金を稼ぐために、怪しげなショーを行う店で働くことを決意。

一方、ボーンズは幼馴染のラットからある噂を聞く。
この街が衰退した原因は、貯水池を造るために街の一部を水の中に沈めた時、
一緒に“あるもの”を沈めてしまったことで、呪いがかけられたからだというのだ。
真偽を確かめようと、湖底の街“ロスト・リバー”を探索するボーンズだったが、それを快く思わないギャングのブリーに目を付けられてしまう……。
( Movie Walkerより)

正直、つまらない映画だった。
脚本が未熟なせいか、話がちょっとも前に進まない。
そればかりか、物語りの背景が安易で、内容が薄っぺらなまま。
だから、観ていると飽きて来そうになるが、映像の思わせぶりにまた期待を膨らませて、最後まで観てしまった。
が、結末は安直な出来。何が言いたいのかわからなかった。
ひょっとして、作り手も訴える方法が分かっていないか、もっと悪く言えば、そもそも訴えそのものがないのか。

たまに、このような中途半端な作品を観ると、良い作品とは何か、と言うことの勉強になる。

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