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~宮古島探鳥旅行記~①

2014-01-16 16:16:58 | 旅行記

 みなさんこんにちは!!  今回、野鳥園ブログ人が前回の沖縄探鳥旅行に続きまして、沖縄県の宮古島へ11月5日(火)から8日(金)まで探鳥旅行に行ってきましたので、そのご報告をしたいと思います。

 出発当日、早朝5時30分に起床、7時45分に中部国際空港セントレアを出発し、まず沖縄本島、那覇空港に向かいます。2時間30分後、那覇空港へ、そこからさらに南西へ約1時間弱で宮古島へ到着です。

Dscn6839 ~宮古空港の治安は万全!?~

 到着時の外気温は26℃。雨模様だったためそれほど暑さは感じませんが、南国特有の風が心地よく感じます。

 さて、宮古島ってどんなところ?と思われる方もいらっしゃると思いますので簡単にご紹介します。宮古島は沖縄本島より南西に約290km、年平均気温は約23℃あり、冬季でも暖かく過ごすことができます。台風のメッカでも知られており、時季になると巨大な台風がたびたび通過します。また、宮古ブルーと呼ばれる海の色はとても美しく、ダイビングやシュノーケルをする人には特に人気がある島です。

Dscn7626 ~まさに美ら海(ちゅらうみ)!!~

 本題に入りましょう。宮古島は私自身、今回で3回目の訪問となります。初めて来たときは2年前の11月下旬でサシバ、サンカノゴイ、ヨシゴイ、ツバメチドリ、オオクイナ、前回は昨年の4月下旬に訪れ、リュウキュウアカショウビン、リュウキュウサンコウチョウ、リュウキュウアオバズクなどを観察することができました。今回はリュウキュウコノハズク、ミフウズラ、ズアカアオバトなどを目標にして探鳥したいと思います。

 宮古島に到着してまず出迎えてくれたのはどこでもおなじみのキジバトです。ここで生息しているキジバトは、亜種リュウキュウキジバトといって、本州で見られるキジバトよりも羽の色が濃く、いつも見慣れたキジバトとの違いでちょっとした違和感を覚えます。また、島を車で走っていると気づくのはイソヒヨドリの多さです。電線や電柱、家の屋根の上、公園や畑などなど、いたるところにいます。

Skr_8664 ~どこにでもいるイソヒヨドリ~

 最初に行こうと思っていた干潟で有名な与那覇湾は、雨が降っていたのでとりあえずパスして、宮古島のすぐ南にある来間島(くりまじま)へ向かうことにします。島といっても宮古島と橋でつながっているので車で行くことのできる島です。

 来間島に渡る橋を通行中、橋の欄干に止まっているイソヒヨドリを見ながら島に入り、しばらく走っていると小高い丘の上にある小さな集落の中にグラウンドがありました。何かいるかな?と思い双眼鏡で覗いてみると、ハクセキレイ、キセキレイ、ツメナガセキレイがいました。しかし、よ~く観察ツメナガセキレイを観察してみると、眉の部分が明らかに白く、マミジロツメナガセキレイであることがわかりました。

Dscn6858 ~マミジロツメナガセキレイ~

 島の集落を抜け、農耕地帯に入るとサシバの若鳥が樹木に止まり「ピッ! クゥィー」と鳴いています。そのままゆっくりと車を走らせていくと今度はチョウゲンボウが畑の中の杭に止まり、辺りをキョロキョロと見回しています。エサとなる小鳥を狙っているのでしょうか。その後もサシバ、チョウゲンボウ、そしてイソヒヨドリは島の中のあらゆる場所で観察できました。

Dscn6892 ~よく鳴くサシバの若鳥~

 雨も上がり天気も良くなって来たので、宮古島に戻り与那覇湾へ向かうことにします。与那覇湾は2012年7月にラムサール条約の登録湿地となった鳥獣保護区でシギ・チドリ類など多くの水鳥が観察できる場所です。車で向かうこと約15分、与那覇湾に到着です。

Dscn7073 ~広大な干潟が広がる与那覇湾~

 良い具合に干潟が出ており遠くの方で動き回っているシギ・チドリが肉眼でも確認できます。早速スコープで観察することにします。最も数が多かったのはムナグロです。そのほかではメダイチドリ、シロチドリ、アオアシシギ、キアシシギなど観察できました。他の種類ではクロサギ(白色型)、ズグロカモメがいました。そしてチョウゲンボウがシギたちを狙いに干潟までやってきていました。

Dscn7061 ~アオアシシギ~

  夕方近くになってきましたので今回の目的の一つ、ミフウズラを探すためにサトウキビ畑の中をゆっくりと走りながら宿に向かいます。ミフウズラは体長が14cmほどしかなく、警戒心が強いためなかなか姿を見せてくれません。結局この日は姿を見ることなく終了・・・。明日以降に期待です。


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