みなさん!! お待たせいたしました!!! 気ままに野鳥図鑑のコーナーの時間(!?)がやってまいりました!!! 今回は第2回目ということで、ここ野鳥園では超おなじみの鳥“カワウ”を取り上げてみたいと思います。
カワウは主に内湾、河川、湖沼などに生息しており、早朝になるとねぐらから数十羽から数百羽の隊列を組んで採食場へと飛んでいきます。野鳥園では現在、約1万羽程のカワウが生息しており、朝になると、この例に漏れず庄内川や木曽川、長良川、揖斐川へエサを求め大群となって飛んで行きます。そして、夕方になると一斉に野鳥園へ戻ってくるので、上空はカワウだらけになり、その光景はまさにスゴイの一言です。
また、野鳥園はカワウの繁殖地でもあるので、3月~5月の頃の探鳥会に参加されると愛らしいヒナの姿を間近で観察することができます。
カワウを水辺で観察していると、よく羽根を広げている姿を見ることがあると思います。これは他の水鳥に比べて、水をはじく油分が少ないので、よく日光浴をして乾かさないと、うまく羽ばたくことができなくなってしまうからです。
あと、「カワウは川にいて、ウミウは海にいるんですよね」とよく質問されるのですが、「カワウっていう名前なのになぜかも海にもいるんですよ~、ですからそういう分け方はできないんですよね」とお答えしています。 ウミウに関して言えばほとんど生息域が海なので“ウミウ=海”で良いと思いますが、沖合いの岩棚や磯に生息しているので、このあたりではあまり観察できません。この辺りの内湾で観察できるウのほとんどはカワウであると思います。
見た目の違いは、羽根の光沢の違いなどいくつかありますが、写真など撮ってよく見てみないと難しいですね。
野鳥園にこれば必ず観察できる鳥なので、興味がある方は一度お越しください。夕方、カワウが帰ってくる時が特におススメです。