檜扇のいけばな│大和未生流の稽古 2017-08-03 | アート・文化 大暑の終わりに本年最後の檜扇の花を生けた。天の役枝を立てる檜扇の生け方(花は天、前囲と人)、そして天を傾ける生け方(花は天、天添と人)の二種である。平成13年8月5日に開催された流派の研究会のテーマが檜扇であり、本棚に仕舞い込んだ記録を引き出してお教え頂いたことを反芻しながら檜扇に向かった。大和未生流のそれぞれの型にはそうならしめた確固たる思想があるのである。 射干も一期一会の花たらむ 石田波郷 « 養生の鍵 | トップ | 空蝉│大暑に源氏物語を読む »