【 ここに あるもの いるもの いきものがたり 】 矢ばなの里

「カタクリと生き物3Dの森」桜が教えてくれたカタクリの群生地が広がり、そこにはフクロウムササビといった生き物がいる。

コスカシバの駆除

2010年06月01日 | 桜と管理
昨年から目立ってきた幹の中に入り込んで形成層を食う害虫
コスカシバの駆除をスバシカコンを用いて行うことにしました。


サクラ保全管理講座で効果を知り、
早速、購入して今日、木に取り付けました。

スバシカコンはすぐに効果が出るものではなく、
数年続けて初めて出てくるようです。
続ければ効果は確実なようですので、
続けたいと思います。



サクラ保全管理講座 in ふくい

2010年05月29日 | 桜と管理
27日のサクラ保全管理講座 in ふくい
無事終了しました。


続く28日の亀山公園の桜診断も一日かけ1本1本診断、
今後の亀山公園の桜の維持管理、植栽計画作りに活かされます。




10年か20年先、気の遠くなる話ですが、
亀山公園が以前以上の桜の名所として復活すると確信してます。


それにしても28日は一日寒い日でした。
いつまでも寒さが続きますネ。

サクラ保全管理講座 in ふくい

2010年05月12日 | 桜と管理
おおの桜守の会とふくい花の会の主催による
さくら保全管理講座を開きます。
ポスターが出来上がりましたのでお知らせいたします。
5月27日は矢桜公園で桜の管理全般について
現地講習会を行います。
参加無料です。桜に関わっておられる方、
多数参加ください。
夜には講演会も予定しております。
こちらも無料です。

桜・春の害虫 その1 コスカシバ

2010年04月25日 | 桜と管理
かたくりまつりも終わって間もないのに、
桜には害虫!!コスカシバ、
樹皮下に白っぽい幼虫が入り、
形成層の部分を食害する害虫です。
矢桜公園でも昨年から被害が出ていましたが
今年も発生しています。
粉の吹いている部分を削り、中にいる幼虫を捕殺、
多い木には何箇所もあります。










削って殺して、トップジンMペーストを塗っておきます。
予防用に以下の薬剤があるようですが試していません。

穿孔害虫防除剤  「サッチューコートS」・・・・7月上旬・7月下旬の2回
         「トラサイド 乳剤」・・・・・産卵期から

2010かたくり開花1号

2010年03月22日 | 桜と管理
やっと、咲きました。
2010年の初めて咲いたかたくりです。
昨年拡張した場所で見つけました。


他にも咲きそうな蕾がいっぱいあり、
これから花が増えていきます。
今週末からは見頃に、
4月4日からの週がピークと予想しています。
かたくりまつりが終わる4月18日までは見れます。




胴枯病 桜と栄養

2010年01月23日 | 桜と管理
今日は今後の桜管理と胴枯病にかかった原因などについて
日本花の会結城農場の田中農場長に教えと意見を聞いた。
胴枯病が発生した原因のひとつは、肥料の与えすぎが考えられる。
矢桜公園は、山と畑・放棄水田といった場所であるが、
そんな場所はそもそも土地としては肥沃な場所と考えられる。
そこに、植えてから、毎年成分チッソ、カリ、リン=10-10-10
の化学肥料を与えてきた、あまりにも栄養があり過ぎ、
特にチッソが多すぎる事が原因のひとつに考えられるとの事、




確かに化学肥料を与え続けると、土や植物に悪影響といわれている。
私も、ひょっとしたらと思って、昨年暮れは肥料をやらなかった。

矢桜の最初平成18年にに植えられた神代曙は順調に育ってきた。
3年目に突如発病した。今後しばらくは化学肥料は控える事にする。
一昨年植えたさくら堤は埋め立てられた硬い土壌なので、
ここには有機肥料を与えていこうと考えています。

胴枯病が集団の発生した桜・神代曙、
神代曙が特に弱いという事では無いと思うとの事でした。
胴枯病の桜は、今年花が終わったら伐採して
その後に樹高3mくらいの桜を植えます。
品種は紅しだれ、ソメイヨシノ、再度神代曙
合わせて、苗場をつくり、日本花の会より購入した苗を大きく育て
今後の、雪害、風害、病気等の予備に育てていこうと考えています。

雪に埋まる、桜の試練

2010年01月18日 | 桜と管理
今回の雪は積雪1.5m、
この雪で4年目を迎えた矢桜公園の桜、
首まで雪に埋もれた状態



枝が雪に埋もれ、折れた枝もあります。
被害が出ました。
これ以上の積雪が無いように祈るばかり

雪に埋もれた枝は、
雪解けで雪が沈んで行くときに
一緒に引き下げられて折れてしまいます。
積もる雪の重みで折れる被害より大きくなります。
昨日は後援を一回りして埋もれた枝を掘り出しました。
すでに折れた枝もあります。

雪の下のかたくりは、こんな心配は要りません。
よそから持ち込んだモノには、
ここの自然の試練が待ち受けていました。


アメリカシロヒトリ-害虫

2009年08月19日 | 桜と管理
写真は柿木に群がるアメリカシロヒトリです。

車で走っていると時々葉が無くなっている木を見かけます。
これからアメリカシロヒトリが大量発生する季節


桜も大量発生する木です。
見つけたら広がる前の早めの駆除が一番ですが
毛虫で桜が枯れることはありません。
丸裸の桜の木は狂い咲きするようです。

これは桜の習性で、もう一度葉を出すには順序があり
花を咲かしてからでないと葉が出ないそうです。
葉をつける前に花を咲かせる桜の宿命、
狂い咲きじゃなくて順序正しい桜ならではです。


桜の胴枯病 2

2009年07月15日 | 桜と管理
問題の胴枯病の桜を伐りました。
その断面の写真です。表皮、形成層とも360度枯れた状態で心材といわれる部分も半分が色が変わり枯れた状態でした。途中から胴吹芽を期待したいところですが無理だと思います。


来年まで待って駄目なら新しい木を植え替えることにします。
他の葉に異常が有る木も表皮を削って確認しましたが同じでした。
ただ、生きている形成層も幹の何割かの部分であります。
その部分に期待し、生き延びることへの希望を持ちます。
今回同じ状態の木は並んであります。



幹のひび割れでも上の写真は、幹が太ることによって出来たものです。
胴枯病との違いがあります。

矢ばなの里の桜は400本、これだけあるといろんな病気、害虫など問題も多いです。

カタクリの里の拡張作業の下刈りをぼちぼちと進めていますが、
大まかな区域を決めました。
今後は作業ボランティアをお願いしての整備を行う予定です。






胴枯病、枝枯病
http://matanet.ath.cx/sakura/%C6%B9%B8%CF%C9%C2%20%BB%DE%B8%CF%C9%C2/

桜の病気・胴枯病

2009年07月13日 | 桜と管理
芽吹いてしばらくして葉が巻いておかしい状態続いていた桜・神代曙が枯れてしまいました。


昨日、葉が茶色く枯れて落ちてしまい、慌てて写真を日本花の会結城農場へ送り、田中農場長に見てもらいました。すぐに返事が来て胴枯病だろうと云うことでした。他にも同じ症状の木が2~3本ほどあり、早速、手当てをしなければと思います。


枯れた桜は、地上30センチほどで伐り、胴吹芽が出ることを期待しながら来春まで様子を見ることにします。




他の木は症状の部分を削り取りトップジンMペーストを塗る処置を行い、様子を見ることにします。

この胴枯病は菌によって伝染する病気らしく、最終的には枯れてしまう病気です。

幹の一部が他よりくすんだ色になり、周囲にヒビが出来、その内に断層のような段差が出来ます。

申し越し早くこの病気のことに気付いていたら、対処出来たと思うと残念です。
自分の知識の無さが悔やまれます。
桜を丈夫に育て、綺麗な花を咲かせることの難しさを痛感します。


開花情報

矢ばなの里のカタクリ、桜、アジサイ等の開花情報