子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶいぶり校 「ながぬま 冬のハイジ牧場へ牧場たんけんと雪あそび」1日目

2015年03月05日 15時39分44秒 | いぶり校

2月28日

北海道は荒れ模様の週末。

しかし胆振、今回のお出かけ場所であるハイジ牧場、場所によっては少し風が

強いですが、青空が見えています。

 

まずは、列車の中で腹ごしらえ。

これは移動中ではなくて、二日間みんなが過ごすハイジ牧場の

丘のカフェにてお昼ごはん。

 

準備が整ったら、丘の上からそりすべり~。 

最初はどんな感じなのかドキドキ。高学年が一緒に滑ってくれています。

頼もしいな。

      

雪あそび、丘からそりで滑り下りて辿りついた先には、

ハイジ牧場のスタッフのみなさんとヤギさんにロバさんが待っていてくれました。

さて、ヤギさんと一緒に牧場たんけんへスタート!

動物と一緒に歩けることにウッキウキの子どもたち。一方、何名かはヤギさんロバさんに戸惑っているようです。

  

ハイジ牧場で出会ったみなさんをご紹介しますと、

まずはヤギ。めーめー。

 

ロバ。ブレーメン、ブレーメン♪

ダチョウ。だー。

エミュー。

ポニー。控えめな子。

ひつじ。今年の主役。

子羊。可愛かったー!!

リャマ。ツンデレさんらしいです。

リャマさん、見慣れない人がたくさん来たぞ~って

こっちを気にしています。

リャマと少年。

牧場を一緒に探検しているうちにヤギさんに少し慣れてきたかな。

 

子ヤギのサンゴは元気いっぱい。

動物と触れ合ってるとき、みんなとってもいい顔してるなぁ

  

 

何頭ものお馬さんが外でお散歩中です。みんなに会いに側まで来てくれました。

仔馬と少年たち。心もち、腰が引けています(笑)

 

ハイジ牧場にはいろんな動物がいるね。

ヤギさんと一緒にやってきました小屋には

いろんな種類のニワトリ、モルモット、ウサギさんがいます。

 

あのうさぎさんは目が赤いね。モルモットは何の仲間だろう?

とか産み落とされた卵がいくつあるかを数えています。

いろんなことが気になります。

 

 

 

モルモットやウサギさんの抱き方を教えてもらったら、

みんなも気になっていた動物さんの抱っこに挑戦です。

モルモットはうさぎさんよりはゆっくり。抱っこしたらおとなしいね。

意外と爪はしっかりしているんだね。

 

  

こっちでは、うさぎさんを抱いてみよう。

うさぎさんは逃げ足が速い。

最初はなかなか触れなかったけど、コツを掴んで上手に抱っこできるようになったね。

ヤギさんを少し怖がっていたけど、モルモットやウサギさんには積極的に抱っこしようと頑張っています。

   

 

 

最初から経過しているうさぎさんたちが逃げ込んで小屋の中は満室状態。

なんとかおしりだけ隠れることができたのかな。

 

 牧場のみなさんにお礼を言って再び丘の上の駅舎へ戻ります。

 

牧場たんけんから丘の上に戻ってくると牧草ロールが置いてありました。

 

牧草ロールの上に登ってみよう!

ヨイショヨイショ、上から下からサポートしてもらっています。

丘の上のさらにロールの上からの眺めはサイコ―!!

牧草の中に麦の穂が混ざっているのを見つけて、他にもきれいな麦の穂がないかと探しています。

    

ソリすべりも満喫。風は冷たかったけど、みんなたくさん遊びました。

  

丘の上でのんびり休憩、遊んだあと、夕方のお世話へやってきました。

今年の干支ヒツジさんです。メェェェ~。

まずはヒツジさんにエサやりです。

ヒツジさんも警戒してなかなか近くに来てくれないね。

上から見られるとヒツジさんが怖がって近くに来れないから

しゃがむといいよ。

と場長の金澤さんからアドバイスをもらい、しゃがんでエサを入れていると、

 

少しずつ近づいてくれましたよ。

好奇心旺盛なヒツジさんが私たちの手からごはんを食べてくれました。

いつも雰囲気の違いを察知したヒツジさんたち、休む場所へ戻っていっちゃいました。

ヒツジさんと仲良くなる道は厳しいんだなぁ~

 

今度は搾乳へ。立派な角の牛さんです。酪農家さんでは、牛の角は切ってしまいます。

ハイジ牧場では、角が生えることを知ってもらうために残しておくのだそうです

今日は手で搾らせてもらいましたよ。

上手に搾れたら、場長より牧場職員にスカウトされちゃったね(笑)

 

 

 

最後はミルカーで搾乳。今はパンパンの牛さんのおっぱい小さくなってきた?

1日の搾乳でだいたい30ℓ搾れるそうです。

ミルクが出るのはお母さんの牛であること、赤ちゃんを生んだお母さんからしか出ないこと、

搾ったばかりの牛乳は温かくて、湯気が出てたね。

そのミルクをもらう代わりに、赤ちゃん牛を牧場で大事に育てていること、また赤ちゃんの成長に

合わせてミルクの成分をお母さん牛は変えているので、同じ成分のミルクはないのだそうです。

と金澤さんが教えてくれました。

普段おいしく飲んでいる牛乳から、牛や育てている人などいろんな力を頂いていますよね。

 

今晩のメニューは、長沼といえば成吉思汗(ジンギスカン)ということで……

ハイジ牧場特製ジンギスカン(今日は特別鹿肉も)、おみそ汁、リンゴ、白花豆の煮豆

夜ごはんづくりを手伝ってくれたみんな、どうもありがとう!

いっただきま~す。

ハイジ牧場のジンギスカンの味付けが絶妙~♪

ご飯が進みます!!

 

 

ご飯を食べて、明日のあそび会議をした後は

夜の牧場たんけんへ。

さすが丘の上にあるだけあって夜景がきれいです。

明るいときに見ればなんともないものも、夜の暗闇の中、ライトを照らして見るとちょっと違って見える不思議。なんだかドキドキ。

 

みんなが抱っこしていたウサギさんのところへ行ってみると

あれ?さっきより数が増えてる・・・あの小さな小屋にたくさん隠れていたんだね。

 夜の探検から戻り来て、寝る準備を済ませたら、就寝時間を待たずにみんな寝袋の中にもぐりこみ夢の世界へ。

たくさん遊んだ分、寝るのも早かったです。

 

明日も朝から動物のお世話へ。朝はどんなお仕事があるのかな。

あと、目の前に広がる雪原でもいっぱい遊ぼう!

 

いぶり自然学校

山田 由美子(やまちゃん) 上道 和恵(うえちゃん)


イエティくらぶいぶり校 あびら雪あそびダイスキ~!キャンプ 2日目

2015年02月03日 16時59分05秒 | いぶり校

2月1日

おはようございます。

6時の起きてもいい時間、起こすまでみんなグッスリと寝ていました。

まだエンジンがかかっていないようで、とても静かな朝ごはんです。

 

雪あそびへ出かける前にお昼ごはんの

おにぎりをみんなに作ってもらいます。

 

 

朝から雪あそび。今日はキャンプ場にやってきました。

昨日、あそび会議で決めた雪あそびをしよう!

カーブのある斜面でそりすべり。ここをうまく滑り下りることができたら、

スキー場のコースを安全に滑れるはず。

 

 

バケツを使って雪の壁を作ってみることにしました。

今日の雪はサラサラしていて崩れやすい雪質なので、

おしりの力で雪をちょうどよく固めてもらっています。

 

 

今日もチューブそりにてカーブコースを滑り降りています。

滑る楽しさを味わうために、登る大変さは惜しまず何度も

ロングコースを登っていきます。

 

こちらは、かまくらづくり。

ちょうどいい場所に水を確保できる小川が流れていました。

これはラッキー!

雪に水を混ぜて固めながら、山をどんどん大きくしていきます。

やる気と根気でホントがんばったね。

途中、一人でもせっせと作り続けてかまくら完成です

イェーイ!

 

  

 

今日も朝から全快で遊んだので、みんなは腹ペコがMAXに。

多めに作っておいたおにぎり、そしておかずをペロリとたいらげてしまいました。

 

お昼を食べたら、安平山スキー場にて最後の雪あそびをするぞ~。

ロングそりすべりコースを滑ってみよう。

人とぶつからないように周りを確認したら、GO!

結構いいスピードを出ているね、どこまでも滑っていきます。 

 

ゲレンデデビューのミニスキー組は、まずはカニさん歩きで順調に斜面を登っていきます。

 

二人とも度胸があるし、教わったことをきちんと聞いてバランスよく滑っています。

 

たくさん雪で遊んだあとは、やっぱりコレだよね。

お風呂に入って温まろう~

 

様々な方に協力をして頂き、自分の足でたくさん斜面を登っては滑り、

雪にまみれて思いっきり遊ぶことができました。

低学年はお兄ちゃんたちの手伝っているところやカッコいいところを見て

一緒にお手伝いをしてくれたし、高学年はいつも以上に低学年の面倒を

よく見てくれました。

とってもいい雰囲気の2日日間を過ごすことができました。

また、一緒にダイスキ~な雪あそびを思いっきり楽しもう!

 

来月のいぶり校では長沼へお出かけです。

ハイジ牧場におじゃまして牧場たんけんそして雪でも遊びますよ~。

 

いぶり自然学校

山田 由美子(やまちゃん) 上道 和恵(うえちゃん)

 


イエティくらぶいぶり校 あびら雪あそびダイスキ~!キャンプ 1日目

2015年02月03日 16時31分04秒 | いぶり校

1月31日

全国的に天気が崩れる予報のこの週末。

安平町の天気予報を確認すると天気の崩れはなさそうです。

風の強さだけが気になります。

苫小牧の集合時も風が強く寒さが感じられたので、

思いっきり遊べますようにと願いながら安平町へやってきました。

 

本日のお宿に行く前に、お店へ寄ってみんなのパワーの源おやつ100円分を買います。

 

 

お宿に着いてお部屋たんけん、お昼ごはんを食べてパワーチャージ。

外で遊べる格好をしたら今日の雪あそび場所へ出発です。

風の強さも和らいだし、思いっきり雪あそびを楽しめそうです。

 

今日はゴルフ場で雪あそび。

ゴルフ場ってきたことある人?って聞いたら、

ほとんどのみんなの手が挙がったけどパークゴルフ場じゃないからね。。。

ゴルフ場の方にご協力を頂いて、今回特別に遊ばせてもらえることになりました。

(EBNさんご紹介頂き、ありがとうございます。そしてお世話になります。)

うさぎの足跡やフンを見つけながら、進んでいくと入口にいちばん近いコースに到着。

 

目の前にはそりで滑ったら楽しそうな広がっています。

滑るコースやそりすべりのコツを確認したら、そりすべりスタート!

始めは途中で失速、転倒しましたが、

みんなが滑っていくうちにコースが作られ、徐々に距離が延びてきました。

  

 

 

 

反対側のもっと滑りそうな斜面にてそりで滑ってみます。

 

 

年長さんはチューブそりで大盛り上がり。

ボヨンボヨンした感触と、どこまでも滑っていくのがおもしろいよね。

  

 

そりすべりを満喫した男の子たちは、割れないように大きな雪のかたまりを採ったり、

雪上プロレス?戦いを大人に挑んだところ、あっけなく・・・

  

 

雪合戦のための基地づくりが始まりました。

そして大人vs子どもの対決スタート!

負けられないと思いながらも、体力的に負けそう・・・

 

 

そして高学年チームは頑丈な壁を作って基地をパワーアップ。

寝転がったら、こっちからは全く見えません。

 

 

1年生チームは、雪上プロレスで盛り上がっています。

何度も投げ飛ばされ倒されて、疲れたら休憩。

休んだらファイッ!をくりかえしています。

 

 

すべるために、何回も斜面も登ったし、雪上プロレスでは倒すために力を使い、

雪合戦では、当たらないために壁をつくり、そして雪玉を避けるなど、

たくさん動きました。汗と雪でウェアと下着もビチョビチョです。

 

ウェアを干して、着替えたらごはんまではのんびりタイム。

お兄ちゃんにルールを教えてもらいながらUNOをしたり、

ごはんづくりのお手伝いをしてもらいました。

 

 

待ってました~!夜ご飯。

ダイスキ~キャンプにちなんで、

本日のメインメニューは、

うえちゃん特製!スキーをはいた雪だるまカレーです。

 

 

今日はたくさん遊んだし(戻るときの車は寝てたもんな。)

ごはんも食べたからもう眠いよね・・・

明日のあそび会議、持ち物の準備をしてから、

元気な子はと思って誘ってみたところ、

大人の予想を覆し、まだ元気みたいだね。

結局全員でヘッドライトを装着し、夜のおさんぽへ出発です。

 

昼間であれば、通り過ぎるであろう地面の氷。

ライトで照らしたらキラキラするので、大切に持って帰っていました。

今日は凍らないかな。と思って、出発前に玄関にぶら下げておいたぬれタオル

がピーンと立つぐらい凍っていました。やっぱり寒いんだね。

 

 

寝る前のひととき。くねくねと怪しい動きをする寝袋たちです。

ふなっしーのモノマネをしてもらっちゃいました。

 

 

明日のダイスキ~な雪あそびに備えて、おやすみなさ~いzzz


冬の森モノづくりキャンプ 2日目

2015年01月18日 12時55分10秒 | いぶり校

1月15日

起きてすぐ、安平町ときわ公園にて早朝そりすべりへ。

何人かはまだ眠く、とっても静かにそりすべりが行われています。

 

 

エンジンがかかったら、そりの立ち乗りに挑戦!

バランスいいねぇ。

 

 

今日はいよいよモノづくり。

朝ごはんを食べて、準備ができたら出発です。

途中、早来駅に寄っておみやげタイム。

キャンプの思い出をお家の人や自分へお買い物中です。

 

 

午前中は厚真町にある大浦木工場におじゃましています。

旅途中の何十年、何百年も森で生きてきた木に会いに来ました。

 

 

この木はいったい何歳?

大浦さんと一緒に年輪を数えて年齢を調べています。

ものすごく大きなノコギリがあります。

  

   

 

おがくずが山になっていました。

フッカフカの感触が気持ちよく、みんなおがくずの中へ入っていきます。

 

おがくずの中に手を入れてみると、温かい。

中に大根を入れているそうです。まるで木製大型冷蔵庫ですね。

 

こっちは変身後のお店で見かける姿の木がズラリ。

外には森から来たばかりの木がたくさん積まれています。

  

 

木をカットしたときの切れ端は、薪ストーブの燃料として使われます。

今回は、みんながモノづくりに使いたい形の木材を分けて頂きました。

何十年と森で生きてきた木に旅の途中で会う機会ってあまりないですよね。

大浦さん、お忙しい中本当に貴重な体験をありがとうございました。

 

モノづくりをする場所へ戻る途中、神社に寄り道。

年明けイエティみんなでお参りです。

 

お昼ごはんを食べたら、昨日考えた作りたいモノづくりスタート!

材料は、昨日の森そして今日の大浦木材から集まった木材を使いますよ。

 

モノづくりで使う道具、削り馬の使い方を上ちゃんが教えてくれました。

みんな興味深々で聞いています。

 

みんな、削り馬、ノコギリ、焼ペン、ドリル・・・様々な道具を使い、

自分の思い描いているものを形に。

みんな集中して、作っています。

     

 

みんなの手によって木が様々なモノに変身して完成しました!

モノづくりに使った木、どれも森から旅が始まっています。

和みの森から一緒に旅を始めた木もいたよね。

モノづくりで変身した木、次の旅先はみんなの家。

そしてどんな風に過ごすのでしょうね?

森で雪あそび、そして木を使ってモノづくり、北海道では身近に感じることができる

木の存在のありがたさを感じる2日間でした。

遊び、モノづくりで発揮するみんなの元気、集中力はすごかったです。

 

〇いぶり自然学校 

 山田 由美子(やまちゃん) 上道 和恵(うえちゃん)

 


冬の森モノづくりキャンプ 1日目

2015年01月18日 12時48分38秒 | いぶり校

1月14日

数日前まで全く雪が積もっていませんでしたが、願いが通じたのか

苫小牧にも雪が積もりましたね。

いぶり校、冬休み活動第2弾のキーワードは「冬の森」「モノづくり」。

まずは、苫小牧の和みの森へやってきました。 

 

みんなが森をたんけんしている間に、

上ちゃんと、なっちゃんにあるものが5匹隠されました。

それを探してもらっています。

屋根の上にドラえもんみっけ!

 

 

遊んだあとは、モノづくりに使う材料の準備。

細めの木を選んでノコギリで伐り倒します。

みんなが木を使うことによって、森のお手入れにもつながっていく訳です。

木は自分では旅をすることはできないけど、私たちが使うことによって旅が始まります。

みんなも出会った木との旅の始まりです。

  

 

和みの森の次は厚真町へやってきました。

おこづかいにておやつを買います。

お買得のポテトチップスが女の子に人気でした。

 

 

お昼ごはんを食べてパワーチャージしたあとは、

本日2カ所目の森、厚真町の環境保全林へやってきまし

 

ここでは、思いっきり遊ぶぞ!

男の子たちは早速木に登っています。ジャーンプ!!

木に登った時に見つけたポヤポヤしてものを発見です。

これはキタコブシの冬芽。

寒さをしのぐのために温かそうにしています。

 

 

 

女の子は、男の子たちよりも先に森の奥へ。

ぶどうづるのターザンで遊んでいる場所に、男の子たちがやってきました。

男の子もターザン遊びに混ざったら、女の子雪玉を作りはじめてました。

あっ。狙われています。

   

 

雪で覆われた基地にて休憩中。

目、口がついたら、ほっぺも付けてみたくなり雪だるまをつくるはずでしたが、

やさしい顔のダルマさんができましたよ。

 

 

2年生同志の熱い戦い、相撲対決です。

ハッケヨイノコッタ!

力は互角、なかなか勝負がつきません。

 

 

森の中でゴロン。休憩中・・・ 

雪が自分のカラダにフィット、寝心地よさそうです。

空も青く気持ちいいね。

  

 

森に射しこむ光がオレンジ色になってきました。

さて、本日のお宿へ出発しよう。

力の余っている何人かは最後にスノーフラッグ対決です。

 

 

お昼ごはんぶりの建物の中です。

ひと休みしたあと、さて、明日のモノづくりでは何を作るか考えてもらいました。

みんな作りたいものが決まったあとは、夜ごはんまでどうぶつしょうぎやすごろくをして

遊んでいます。

 

とまったマスには好きな歌を熱唱と書いてありました。

ひとりじゃ恥ずかしいからお友達も一緒に。

さぁ、歌って頂きましょう。

「ようかいたいそうだいいち」体操つきで熱唱中♪

 

 

ごはんを食べてから、厚真町の温泉こぶしの湯へ。

高学年3人組で記念撮影。

温泉に入って体も温まったし、あとは寝るだけだね~。

 

電気が消えた直後に部屋から聞こえてくる賑やかな声も間もなくすると静か~になり

みんなの様子を見に行ったときは、完全に寝静まっていました。

おやすみなさ~いzzz


よいお年を~。楽しいお正月じたく

2015年01月01日 18時27分43秒 | いぶり校

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は多くの人に関わって頂きながら、様々な活動にて

楽しい時間を過ごすことができたこと、大変感謝しています。

ありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

みなさん年末年始はどのようにお過ごしでしょうか。

冬休み前には、良い年が迎えられるようにお正月じたくを行いました。

 

今日は薪ストーブでもち米を蒸かしているから薪がたくさん必要です。

もち米が蒸けるまで山へ柴刈りたんけんへ出かけた後、採ってきた枝で薪を作ります。

 

もち米がちょうどよい柔らかさになったら餅つきスタート!

ぺったんぺったん、ヨイショ~!!

力を込めてついて行きます。

     

 

餅つき2ラウンド目。

もち米を棒でつぶして餅にしていきます。

粒がなくなってきたら、杵で餅つきスタート!

 

 

なぜかゴーグルを着用して餅をついています。

ゴーグルをするとパワーアップするのかな。

 

 

 

仕上げは2人で力を込めてヨイショ~!

 

 

2ラウンド目の餅つきをしている裏側ではつきたてのお餅を丸めます

餅はスピードが大切なことを伝えて、せっせと丸めていると

だんだんとコツを掴んでおいしそうな丸餅ができましたよ。

つきたてのお餅をちょっとだけ味見してみると、やわらかくておいし~い♪

  

 

お正月じたくその1では鏡もちづくりに挑戦!

手早くコロコロ転がしてまぁるく形を整えていきます。

どうにか丸くなり、鏡もちの完成しました!!

 

お昼にはつきたてのお餅でお雑煮、きなこ餅でいっただきま~す

やわらかくて、とってもおいしい。食べ過ぎに注意しないとね。

 

 

お昼ごはんを食べた後は、腹ごなしに外あそびへ。

すると、あらっ!揃ってるね。

大中小で並んでみました。

 

 

まったく雪が積もっていない苫小牧です。

凍った池でツルツルすべったりまわってみたり、

割れそうなところを見つけて氷をバリバリと割っています。

大人vs子どもでチャンバラごっこ。どっちが先に一本とれるか!?

 

 

 

高学年、中学生組はまさかりで薪割り。

一発で割れると気持ちがいいよね。

コンテナいっぱいに薪を割ってくれました。

このように材料の準備をしてくれるのはとってもありがたいです。

 

 

ひとしきり遊んだあと、お正月じたくその2ではしめ飾りを作ります。

うえちゃんが住んでいる厚真町は米処なので、材料を準備してきてくれました。

 

 

まずは、2人組になって藁をねじって撚りをかけて行きます。

 

撚りをかけた藁の束を合わせると

ジャーン!しめ飾りの出来上がり~

 

 

 

お正月じたくはバッチリ!気持ちの良い新年を迎えることができたでしょう。

初夢はいい夢見ることができたかな?

2015年もイエティくらぶにて、たくさんの仲間といろんなことをして楽しもうね!

 

いぶり自然学校 山田 由美子(やまちゃん) 上道和恵(うえちゃん)

 


いぶり校12月月例・目指せ!未来のお茶の水はかせ☆ロボット作りに挑戦

2014年12月08日 11時39分05秒 | いぶり校

雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろ~♪なんて歌がありますが、朝起きてカーテンを開けたら一夜にして世界が変わっていました苫小牧です。

すっかり雪の世界になりました。

これは一部、根雪になるのかしら~?と思いながら久しぶりの雪道運転にドキドキしつつ、活動場所へと向かった次第です。

12月のイエティくらぶいぶり校は『ロボット』×『自然体験』という異色のコラボレーション企画☆

ロボットをつくることを通して、人間が無意識のうちに使っている機能について気づく一日となりました。

雪遊びに始まり、夢中になったロボットの組み立て、試運転などの様子をお伝えいたします。

 

2014年12月7日(日)天気:朝から雪雪雪!

やってきました、冬将軍。

雪の世界を前にウキウキ顔の子どもたち。次から次へと降り続く雪に心踊っている様子です。

まずは何はともあれ外に行こう!と活動場所の近くにある公園までやってきました。

「もう遊んでもいい?」と聞かれスタッフが「いいよー!」というのが早いか遅いか一気に駆け出していきます。

滑り台に積もった雪。こんなに積もったんですねー。

雪だるまを作りたい、雪合戦がしたいというリクエストにお応えして、雪だるま合戦を行うことになりました。

各チーム、勝利の女神となるべく雪だるまを作成。そこに自分のチームのお宝を置きます。

雪合戦が始まり、相手チームの雪玉が当たったら、自分のチームの雪だるまのところまで戻り、勝利の女神にタッチすると復活ができるというシステムです。

そんなルールで攻防を繰り広げながら、相手チームのお宝を狙いあうというゲームです。

まずは雪だるまを作り、攻撃用の雪玉を作り、準備が整ったところで開戦!!

かなり白熱した戦いとなりました。

2回勝負をした結果、両者1勝ずつの引き分けでゲームセット。

ひと汗かいたところで、活動場所に戻り、ロボット博士からロボット講義をしてもらうこととなりました。

本日のゲスト講師①ロボット博士の元由勝人さんの登場です。

元由さんが作ったバグウェイという乗り物と共に、ロボットとは何ぞや??ということを教えていただきました。

バグウェイというこの乗り物を作るにあたって、まずはバランスが取れなければなりません。

「人は両足で立つとき、特に何かを意識するわけではないのにバランスを取って立つことができているよね。でも、実際には脳がちゃんと働いていて、体の動きをコントロールしているんだけれど、こうしたロボットはそれがないんだ。だから、その人間の脳になる部分をプログラムとしてつくって、機械の中に組み込んで動くというのがロボットの仕組みです」

お話の中には“ジャイロ”とか“加速度センサー”とかムズカシイ言葉も出てきましたが、子どもたちは博士のお話に興味津々で真剣に耳を傾けていました。

バグウェイの操作はなんとスマホで行うのだそうです。

「スマホで信号を送ると動くんだよ~」という言葉に「すごい!!」と目を輝かせていました。

そして、元由さんが「じゃあ、みんな一人ずつ乗ってみますか?」と実際にバグウェイに乗せてもらう&操縦させてもらうこともできました。

「まっすぐ力を抜いて、遠くの方を見るようにして乗ると上手に乗れるからね~」とのアドバイスをもとに一人ずつ乗せてもらいました。

緊張の面持ちの子もいれば、あっという間にコツをつかんで乗りこなしてしまう子も。

みんなとても楽しかったようです。

           

スマホで操縦も体験。

   

初めての乗り物に興奮冷めやらないところではありますが、お腹も空いたところでお昼ご飯タイムとなりました。

 

さて、午後からはいよいよロボット作りに挑戦です。

ここからはゲスト講師②安ケ平さつきさんに進めていただきます。

2人1組でチームを組み、お互いに協力しながら一つのロボットを組み立てていきました。

「まずは、箱を開けて中身を見て見よよう!」の声にみんなで箱をオープン。

なんと、今回のロボットの本体はレゴブロックなのであります!

  

中身を見てみるとロボットの心臓部となる部品が。

「電源をONにして、ちょっと耳に当ててみてください。何か音がすると思うんだけど」とのさつきさんの言葉にみんな耳を当ててみます。

本当だ!ジジ・ジジっと小さな音がします。

今回のロボットは虫型ロボットということで、虫の心臓音が出るようになっているそうなのでした。

どんな部品があるかチェックが終わったら、チームの中で作るパーツの役割分担をし、説明書を見ながら作業を進めていきます。

    

基本部分が完成したら、あとはカスタムメイド☆

羽根をつけてみたり、目をつけてみたり、ロケットランチャーまでついちゃったり。

みんなそれぞれに個性豊かなロボットができあがりました。

          

人間は五感から情報を読み取って障害物があれば避けたり、段差があれば躓かないようにしたりすることができます。

が、みんなが作ったロボットくんたちは、まだ自分ではその判断はできない状態です。

ただただ真っ直ぐ前に進む、障害物にぶつかってもただただ真っ直ぐ前進あるのみ!の状態です。

そこで、今度はこんなときにはこういう動きをする、というプログラムをロボットくんにインプットしていきます。

障害物にあたったときには、ちょっと方向を変えて進む!とか、まずは後ろに下がる!などを組み合わせてどんな動きをするロボットにするかも自分たちで考えました。

さぁ、ロボット完成!!でも、実際に動かしてみないと思い通りに動くかどうかはわかりません。

障害物を置いたコースや坂道を上り下りするコースで実験です。

動きを確認してイメージと違う場合はちょっと直したり、速さを上げるためのギアチェンジをしたり、工夫を凝らした改造をしていきます。

最後には1人1人自分がつくったロボットについて発表会をしました。

ロボットの名前、どんな動きをするロボットなのか、工夫した点などを発表しました。

そのあと、実際にみんなの前で動いているところをお披露目しました。

あっという間に外は真っ暗。

ロボットの魅力に夢中になって遊んでいた子どもたちですが、そろそろ帰る時間です。

これらのロボットは大学や高校の教材として使っているものをお借りしてきたものなので、残念ながらロボットくんたちとはここでお別れとなります。

名残惜しそうにいつまでもロボットを見つめる子どもたちがとても愛らしかったです。

最後に今日1日の活動をふり返り、ロボット作りの難易度、ロボットと人間どっちがすごいか、ロボット作りをしてみての感想などを子どもたちに聞いてみました。

その後、苫小牧イオン解散組は車に乗って移動。

現地お迎え組はお迎えに来てくれたご家族にも作ったロボットを見てもらいました。

「すごいねー!「こんなの出来たんだぁ」「面白かった?」など保護者の方の声に、子どもたちは1日の出来事を色々とお話していました。

 

ロボットと人間の違いはなんなんだろう?

ひとつは、感覚なのではないでしょうか。

バグウェイの解説のときにもありましたが、人間は多くの場合、無意識のうちに、でも、確実に脳の判断で体の動きをコントロールしています。

触れる・見る・聞く・嗅ぐ・味わうといった感覚を持っていて、それらから受け取る情報をうまく組み合わせて体の動きができていくんだと思うのです。

ロボットの場合、それらをセンサーなどで感知し、信号に変わり、動きに反映するプログラムを組み込んでいくんだということを知ることができました。

漠然とロボットって何でもできる!というイメージがあったのですが、やはり人の知恵などの考えるチカラや感覚からわかることって大事なんだと思います。

ロボットの開発は今後ますます発展を遂げていく分野でしょう。しかし、そこには人の感覚が前提にあってこそなのかなぁ、と今回の活動を通して感じました。

『ロボット』×『自然体験』という両極にあるモノ同士異色のコンビネーションでしたが、違うからこそ気づくことが多いプログラムとなりました。

 

さて、もう間もなく2学期の授業も終わり、楽しい冬休みが始まりますね。

いぶり校では楽しい冬休みキャンプを用意してお待ちしております。

寒い冬だからこそ、外に出て思いっきり雪遊びを楽しみましょう!

 

 

いぶり自然学校 山田由美子(やまちゃん)上道和恵(うえちゃん)


イエティくらぶいぶり校9月その2「どんぶらこ~むかわラフティング」

2014年09月29日 13時25分26秒 | いぶり校

いぶり校イエティくらぶ9月月例第2弾は、川下りに挑戦!

やってきました、むかわ町穂別地区。太平洋に流れ注ぐ鵡川を

大きなゴムボート、ラフトボートで下っていくという訳であります。

 

9月に入り、胆振地区では豪雨による土砂災害を

引き起こすほどの荒れたお天気もありましたが、

本日は快晴なり。

空がとっても青くて、テンションが上がります↑↑

 

穂別に到着する頃には、もう少しでお昼だね。

なので、着いて早々腹ごしらえをしておこう。

それから川に行く格好に着替えます。

みんな行く気満々、準備するのがいつもより早いかも・・・

 

川下りスタート地点に到着です。

只今、メンバー発表中。

担当の船頭さんから、ボートに乗るときに気を付けることを聞いて

いよいよ出発です!

 

川を下るメンバーはこうなりました!

 

 

 

大きなボートを持ち上げてえっちらおっちら。

みんなで力を合わせて川に下ろします。

さぁ、下っていきますよ~!

 

  

ボートどうしが近づけば、水かけ合戦勃発です。

特に男の子ばかりのボートは、容赦ありません。

 

夏はお米を作るために川の水が減ってしまうので、

田んぼの水が抜かれた秋の方が水量が戻って川下り

にむいているんですよ~。

秋晴れにて川下り日和。コスモスがきれいに咲いていました。

 

 

流れが穏やかなところにて。

川の流れに任せてお母さんたちはのんびり

まったりなひとときを楽しんでいました。

女の子ばかりのボートはパドルの代わり?!かは不明ですが・・・

ボートから足を下ろしてバタ足をしていました。

 

   

橋の上にて、みんなをうえちゃんが待っていてくれました。

うえちゃんに向かってイェ~イ!のポーズ。

 

本日のゴールポイントに無事到着!掛け声かけて漕いだもんね。

最後、自分が乗ったボートは岸まで運んでいます。

 

ボートを運ぶ車が到着するまで、水切りや向こう岸まで石が届くか

遠投したり、川の中に魚が入ってくるように石を組んで池を作っています。

 

流れの早いところ、ゆったりとした流れのところ、ボートが引っ掛かりそうなところ

をどうにかして、それぞれのボートで力を合わせて漕ぎ切ることができました。

いつもは口数が少ない子もボートの上では、大きな声を出して盛り上がっていました。

ボートからの眺めもとってもきれいでした、森の木々が少しずつ色づき始めてい

ましたねぇ

今年最後の水の活動は、快晴のなか年長さんから大人まで全開で過ごすことが

できました。気持ち良かったなぁ~。

 

来月はイエティくらぶ合同40キロウォークです。

今度は自分の足で太平洋から日本海まで目指しますよ!

 

いぶり自然学校 

山田 由美子(やまちゃん)・上道 和恵(うえちゃん)


イエティくらぶいぶり校9月その1【縄文時代へタイムスリップ!あつま遺跡】

2014年09月10日 09時29分23秒 | いぶり校

吹き抜ける風はすっかり秋の空気です。少しずつまた季節が巡っていきますね。

トンボが飛び交う秋晴れの気持ちの良い一日。

イエティくらぶのいぶりチームはタイムマシンに乗って縄文時代へタイムスリップ!

勾玉づくりや遺跡の発掘体験、黒曜石のナイフづくりなど縄文時代の暮らしを垣間見た活動の様子をお届けいたします。

 

2014年9月7日(日)天気:気持ちの良い秋晴れ

今回のイエティくらぶいぶり校は、遺跡の発掘調査を行っている厚真町にやってきました。

厚真町での発掘調査は平成14年から始まり、胆振管内では苫小牧に次いで2番目に遺跡が多い町です。

そんな厚真町でこれから縄文時代にタイムスリップするわけですが、学校ではまだ日本の歴史について勉強していない子どもたちが参加者の半数を占めています。

ジョウモンジダイってなんだ??

現在2014年。縄文時代が始まったのが今から1万3000年くらい前……??みんなの両手をフルに使っても引き算ができません。

むかーし昔、大昔の人ってどんな生活をしてたんだろう??何を食べてたのかなー??

みんなの頭の中にいろんな不思議が浮かんでいる様子がうかがえました。

縄文時代の暮らしをほわんほわんと想像する……ということで、まずは縄文人変身セットをご用意。

縄文時代のファッションは、植物の繊維を編んで作った貫頭衣という服を着て、髪の毛はお団子頭にし、櫛などの飾りもしていたそうです。

ヒスイのペンダントや腕輪なども身につけていたということも調査を進める中で見つかっています。

縄文人なりきりセットはこんな感じ。

厚真町の青少年センターには発掘された土器などが展示してあります。

子どもたちも興味津々で見学していました。

縄文時代にタイムスリップするための秘密アイテムとして、午前中は勾玉づくりに挑戦です。

願い事が叶いますように、と念じながら磨けば、みんなで縄文時代にタイムスリップできる…らしい!

でも、願いをかける力が弱かったら、間違って江戸時代くらいにしか行けないかもしれません。

縄文時代まで行けますように、なむなむなむ……と強く念じながら紙やすりを使って勾玉をみがきました。

(ちなみに、勾玉は今はお守りやファッションアイテムとしてのイメージが強いものですが、当時は力の象徴という意味合いが強かったのではないかという説があるそうです)

キレイな勾玉の出来上がり☆

勾玉磨きに集中したらお腹もペコペコ。青空のもと、みんなでお昼ご飯を食べました。

少年たちは空を飛びかうトンボに夢中。お弁当を食べ終わったらさっそくトンボとりにかけまわっていました。

トンボやーい、この指とぉ~まれ!

お昼ご飯が終わったら、いよいよタイムスリップの旅に出発です。

ここから一緒に旅をしてくれるのが、厚真町の発掘調査を担当している学芸員の乾さんと松井さんです。

 

さぁ、ハイエースという名のタイムマシンに乗り込み、時空を超えてやってきたのは幌内という地区。

遺跡の発掘調査を行っている本物の現場です。

乾さんの案内で進んでいきます。

地面に掘られた大きな穴!

これはなんとシカをつかまえるために掘られた落とし穴だそうです。

みんなも実際に落ちてみるかい?という言葉にみんな「入ってみたい!!」と良いお返事。

はしごを使って降りてみるとみんながすっぽり隠れてしまうほど深く大きな落とし穴でした。

昔の人はこれを手で掘りぬいたんですからすごいものです。

次に見せてもらったのは何やら細長い穴。

深さは先ほどの落とし穴ほど深くはありません。

なんと、ここから発掘されたのは人の骨。そう、ここはお墓の遺跡です。

わぁ、すごい。こっちが頭だね。

実際には発掘された骨はすでに別のところに移して調査をしていますが、どのような形で埋まっていたのか写真のパネルで見ることができます。

この人のお墓には剣が一緒に入っていたんだよ、と乾さんが教えてくれました。

発掘現場の横に生えている大きな木。これはオニグルミの木で下にはまだ青いクルミの実がコロコロと落ちています。

これらの木の実も縄文時代を生きた人たちにとっては重要な食糧だったのでしょう。

次に見せてもらったのは土の壁。縞々模様の地層の前にやってきました。

触ってみてもいいよ、との声にみんな軍手を脱いで土の壁を直接、触ってみます。

赤い色をしてる部分、黒っぽい部分、白っぽい部分。

土の感触もさらさらしている部分もあれば、年度っぽい感じのものもあります。

樽前山から飛んできた火山灰や、遠くは駒ケ岳から飛んできたものもあるそうです。

地球のチカラのすごさを感じました。

ここのところを良く見てみると、小さな石の破片みたいなものがあるね、と言われたので目をやると、本当だ。小さな石のかけらが置いてあります。

これらはこの場所で見つかった土器だそうです。

持ってみてもいいよ、ということでそっと持たせてもらいました。

どうやらこの辺は火を使った跡が見受けられるとのこと。キッチンだったのかな?

大昔の人たちの暮らしを感じたところで、次はみんなも発掘調査に挑戦です。

場所を移動し、発掘調査のやり方を乾さんに教わりました。

シャベルで土を掘り、掘った土を細かく砕きながら土の中に何か入っていないかどうかを確認します。

とても根気がいるお仕事。みんなにもできるかな?

土の中から大きめの石を発見。ブラシで土を落としてみます。

土器のかけらではなかったものの、遺跡の近くにある川から運ばれて何かの道具として使われていたものではないか、とのことでした。

予想以上に粘り強く発掘作業を進めた子どもたち。

残念ながら世紀の大発見とはいきませんでしたが、発掘作業のおもしろさを感じることができたようです。

 

最後に縄文時代の人たちが使っていたナイフ・黒曜石の石割り体験をさせてもらいました。

黒くピカピカ輝く黒曜石(ヤジリ)。

これらを昔の人はナイフとして活用していたのです。

実際に近くの葉っぱを切ってみました。

フキの茎がスパンときれいに切れました!

実際にここで出土した破片をもとに復元した土器も見せてもらいました。

「意外と軽い!」という子もいれば「…重たかった」という子も。

満面の笑みの大きな子どもも(あれ?小さな大人か??)

色んなことをたくさん教えてくれた乾さんと松井さんとはここでお別れです。

専門家の人と一緒にめぐるタイムスリップは発見がたくさんあっておもしろかったですね。

ご協力、本当にありがとうございました!!

みんなも再びタイムマシンに乗り込み、現代に戻ります。

現代に戻る途中、大きな橋の上から遺跡を眺めることができました。

午前中につくった勾玉に開いた小さな穴から改めて遺跡をのぞいてみます。

落とし穴でシカなどの動物をつかまえ、黒曜石のナイフで肉を切りだし、木の実や山菜をソースに加えて、土器を使って煮炊きをしている昔の人の姿が見えた気がしました。

キャンプが始まったときには想像もできないほど遠い遠い過去に生きた人の暮らし。

でも、今から何百年、何千年前に人がこの場所で生きていたという証拠をみんなは見ることができました。

学校の教科書だけでは感じられない本物の世界がそこにはありました。

タイムスリップをして帰ってきた今、想像もできなかった世界が少し身近な世界になった気がします。

 

タイムマシンに乗っての帰り道、感想を尋ねると、

「もっとハックツやりたかったなー。オレ、今度、厚真に住む!」と言っていた子もいたほど発掘作業の体験が響いた様子で嬉しかったです。

またみんなでタイムスリップしに行きましょう!

 

 

NPO法人ねおす・いぶり自然学校 山田由美子(やまちゃん)/上道和恵(うえちゃん)