子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

お外で食育キッチン11月”新米を食べよう”

2007年12月02日 20時42分35秒 | 札幌まるやま校
5回目のお外で食育キッチンは、講師に食育指導士の辻井史恵さんをお招きして、新米をテーマに28名で楽しみました。

●お外で遊ぼう
今回の仲良くなるゲームは「落ち葉色合わせゲーム」をしました。
穴のあいた色紙を渡されました。
その色紙と同じ色の落ち葉を探します。
同じ色に見えても、色紙にはさむと微妙に違います。
自然界の色は、ひとつとして同じ色はありません。
み~んな違います。このことを発見できたのも驚きでした。



●お外でつくろう
新米を空き缶で炊きました。
チビッ子たちはお米研ぎ、大人は空き缶をはんごうに仕立てました。
空き缶はんごうのなかに、研いだお米と水を入れ、アルミホイルのふたをして、炭火の上におきました。
ごはんを炊いている間に、
大人は「シャケ汁」づくり、子どもは「ごへいもち」づくりです。
講師のフーミンのご指導のもと、「シャケ汁」はていねいに作りました。
サケに塩と酒で下味をつけて炭火で軽く焼いてから、かつおだしの汁に野菜とサケを入れ、みそで味付けしました。
「ごへいもち」は、新米を大鍋に入れて、すりこぎでペッタンコ、ペッタンコします。
次に、割りばしにつぶしたごはんをつけます。
それとは別に、ソーセージを割りばしに刺して、その上にごはんをかぶせたものを作りました。
手にごはんつぶがつくので、この作業にはチビッ子たち、悪戦苦闘していましたが、出来上がったのはナカナカの出来です。
シャケ汁で余った大根、にんじんの皮で「きんぴら」も作りました。
炊き上がったごはんは「塩おにぎり」にしました。
いろんな国の塩を食べ比べて、お好みの塩でおにぎりを作りました。
小さな手に塩水をいーっぱいつけて、ビシャビシャのおにぎりになりましたが、美味しそうです。
炭火の上では「ごへいもち」を焼きました。
「しょう油だれ」と「あんこきなこ」の味の「ごへいもち」です。

●お外で食べよう
天気がとっても良かったので、お外にテーブルを出して食べました。
「おにぎり」はツヤツヤピカピカです。
「サケ汁」はとても上品な味です。
「きんぴら」も、余り物とは思えない美味しさです。
そしてチビッ子たちが苦労してつくった「ごへいもち」は、中はモチモチ、外はカリっとしていて、とてもとても美味しかったです。
赤や黄色の紅葉を真近に眺めながら、とても素適なランチタイムとなりました。



●お外で遊ぼう
落ち葉でおもいっきり遊びました。
まずは落ち葉のトンネルです。
風呂敷の上に落ち葉をいっぱいのせて、大人が隅を持ちます。
その下を子どもたちが一斉にくぐります。
その時に大人たちが、風呂敷をバサバサして落ち葉を落とします。
次に落ち葉をたくさん集めました。
木の枝をブルドーザーにしていっぱい集めました。
そのたくさん集まった落ち葉のなかに埋もれて、「噴火ごっこ」をしたり、落ち葉をかけあったり、大人も子どもも本気で遊びました。
そして、心から笑いました。
最後は森に住む虫たちと落ち葉の絵本「きんいろあらし」を読みました。
いっぱい遊んだので、みんな集中してみています。



●あそびの神様
夢中で遊んでいる時、心から遊んでいる時に、あそびの神様が降りてきます。
落ち葉のトンネルでみんなが落ち葉まみれになってケラケラケラ笑っていたら、あそびの神様が出てきました。
その後は、大人も子どもも全身落ち葉まみれになって楽しみました。
すべての子ども達にあそびの神様が降りてくるようにお手伝いするのが、私達ねおすのおしごとです。
ひさしぶりに落ち葉まみれになって一番楽しんだのは私自身だったかも……。
とてもとても幸せな秋の1日でした。

次回のお外で食育キッチンは12月2日~お菓子の家をつくろう~です。
参加お待ちしてます。



イエティ登別12月・2日目

2007年12月02日 18時07分57秒 | いぶり校
◆遠足③は、牧場で・・・と思ったら!

 「おはよー!」と、外から元気な声が飛び込んできました。
そう、こんな寒い12月でも、あの「森トンハウス」で寝た子がいるのです!
その4名のツワモノは、
しこたま服を着こんで、目出帽までかぶっての挑戦でした。
幸い、空には雲が広がっていたため、あまり冷え込まなかったようです。
意外と快適な一晩を過ごしました。
こんな子達が、いずれ雪洞で寝たり、冬山に登ったりするのかな・・・。

だから、朝ごはんも、みんながっつり食べます。
炊飯器はすぐに空。



キッチリと準備をして、いざ牧場へ!
・・・と思ったら、夕べのみぞれの影響でしょう、
道路がツルッツルに凍っています。

車で牧場まで行こうと思ったのですが、これは絶対にムリ。
やむなく牧場行きを断念しました。
・・・が、ツルッツル、つるっつるなわけですよ。面白いんですよ。
急遽、そのツルツル路面でツルツルあそびをはじめました!
しっかりとヘルメットをかぶって、今年初めての氷あそび。





そうか、イエティくらぶって、こんな風に考えちゃえばいいんですね。
いろんな自然の姿を、全部遊び道具にしちゃうんです。
だから、
帰りも車じゃなくて、歩いて帰ることにしました。
あの、通学路とかじゃあ絶対にやっては行けない、
走りすべりを存分にやり、
道端のススキ野原でススキかくれんぼをして、
寒風吹きすさぶ中思いっきり「冬の遠足」を楽しむことができました。



お昼は、好評のカートンドッグ。
今回は、ジャガイモとひき肉と玉ねぎをいため、
カレー粉で整えたものとレタスをパンにはさんで温め、
ケチャップをかけて食べます。
おいしかったなあ。

イエティくらぶ登別・12月1日目

2007年12月02日 00時46分57秒 | いぶり校
イエティくらぶ登別校、月例第6回目は「ふゆのもりあそび」です。
「冬の遠足」とタイトルをうって、
まだ雪の積もっていない冬の森をどんどん歩きました。
初めての遠征スタイルの活動です。

◆冬の森でなにしよう? 
ここ鉱山町は、12月はまだ雪の積もらない時期です。
なので、このシーズンは雪遊びもできず、
かといって川遊びができるわけでもなく、
プログラム作りに苦心することが多いです。
でも、あの一見さみしそうに見えて、
実は夏よりも中に入りやすくなった冬の森を使って何かできないかなあと
考えをめぐらせた結果、
「ひたすら遠足に行こう!そうだ、冬の遠足だ!」
と楽しげなプランを作り上げてしまいました。

ということで、
今回はあちこちに出かける「遠征」スタイルの活動となりました。
そんなことを通して、これから出てくるであろう「山登り」「長距離移動」
に身体を慣らしたり、冬の衣服を自分で着こなして、
外でうまく調節できるような練習をしようと思っています。

きっちりきこんで、リヤカーにたき火セットを載せて、出発です。
めざすはパラピッツの森にある、大きなカツラの生えている広場。
でも途中の河原で、お昼ごはんと氷割り。



  

遠足だからといって、ひたすらゴールを目指すというよりも、
それぞれのペースに任せて存分にみちくさを食いながらの
ノンビリ遠足です。でも、みんな結構早かったなあ。

◆たき火を使いこなそう
ゴールでは、もんきーがたき火を起こしてくれています。
身体はあったまってくるのだけれど、
やはり手先足先はとても冷たくなります。
そしたら、
なんか見た目いかにもあやしげな三脚をつくりはじめましたよ。
で、そこに鍋をぶら下げて、紅茶を沸かすんだそうです・・・。
案の定、ひっくり返ったりしましたが、それでもうまくできたかな。
そして今日は、ちょっと変わったたき火おやつが登場しました。
なんと「焼きカール」「焼きチョコリング」。
火にあぶると、カールの中のチーズや、チョコがとろりと溶けて、
とてもおいしいのです。初めての子も上手にできましたよ。

でも、やはりはじめての遠征です。
疲れたり、足が痛くなったり、おしっこが我慢できなかったりと、
自分の身体をうまく使いこなすことに苦労しました。
スタッフが優しく声をかけながら、
少しずつ自分で解決できるように手助けをしています。

  

◆遠足②は、夜の遠足、そして、今回は巨大大根
 ということで、今回は遠足三昧です。
前回好評だった「夜の森体験松・竹・梅コース」をもう一度やりました。

夜の森で独りになる松コース、
夜の森を一人で歩く竹コース、
夜の森をみんなで歩く梅コースと、自分で選びます。
(子どもには「松竹梅」の意味がイマイチ分からなかったらしい)

「いいか!自分の選んだコース、間違っていないか?」
と何度も確認をされながら、みぞれ混じりの雪が降る夜の森に入っていきました。
(それでも、途中で怖くなっちゃった子がいました)
案外、暖かかったかも。

晩御飯前に、恒例になりつつある「巨大食べ物」の発表です。
今回は、近所のじいちゃんがくれた「巨大大根」。
足が何本も生えています。これを大根おろしにして、
豚肉入りみぞれ鍋にしました。
外もみぞれ、ごはんもみぞれと、なんだか趣のある食事となりました。

毎回こんだてはかなりシブイラインナップにしています。
「給食で残りそうな食材をもりもり食べよう」というのが、
最近の食事計画のコンセプトだったりします。
それにしても、ホント、よく食べます・・・。