子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ東川校 冬キャンプ「キトウシクリスマス アウトドアクッキングキャンプ」

2013年12月22日 17時53分55秒 | 東川校

まだまだ冬休みにはちょっと早いのですが

イエティくらぶ東川校はフライング気味のアウトドアクッキングキャンプです。

普段イエティくらぶの活動では

たき火を使っておやつを作ったり

簡単なダッチオーブン料理をしたりしていますが

今回のキャンプでは

2日目のメインとなるランチのすべてを

たき火を使ったアウトドア料理で揃えよう!というわけです。

 

とはいえ

やっぱり雪のっぱらに出てきたら、まずは定番おしりすべりからスタートです!

今年は例年とくらべて、ずいぶん雪が少ない…

みんなまだまだまともに雪あそびができていません。

おしりすべりから始まって、そり遊びへ…すこしずつ雪を滑る感覚を取り戻していきます。

そうすると

バランス感覚も戻ってきて、どんどん滑れる距離が長くなっていくんです。

まるで、自転車みたいに。

シーズンまで忘れていた感覚を遊びの中で取り戻していきます。

おひるごはんは、自然学校で。

キトウシ森林公園を抜けてどんどん坂を登っていきます。

 

午後には

イエティくらぶ東川校でよく訪れる森「ニセウの森」へお出かけです。

秋までは、途中まで車で行くこともできるのですが

冬になると通行止めとなります。

そのため

絶対に歩いて登るしかない場所となってしまいます。

今回のキャンプのメンバーは1年生~6年生まで。

体力差もあるのですが、やっぱり全員で登ります!

 

ニセウの森で盛り上がったのは…ツリーデッキからのジャンプ!

雪が積もり始めているので、夏よりは低く見えるものの2メートル程の高さから、ジャンプします。

これが

高所恐怖症には、こわい!!!!

でも、飛びたい。

飛びたいけど、怖い。

ひとり、そんな微妙な心のゆらぎがありました。

キャンプのメンバーみんなが、その子を応援する気持ちになって

ずっとずっと悩んでるその子を

励ましたり、けしかけたり、説得しようとしたり、いろいろ試みます。

チャレンジしたいんだけど、不安がいっぱい。

そんな気持ちを、きっとみんなわかるんです。

悩んでいると、遊ぶ時間が短くなる。

それでも、その子が飛ぶのをじっと待ってる。

その子が飛んだ瞬間の、その場のみんなの達成感と一体感は特別なものでした。

 

大急ぎで下山したものの、すでに夕暮れ…

あわてて夜ごはんの準備です。

本日のメニューはカレー。

手分けして野菜を切ったり、お肉をいためたり、スープを作ったり…

ここで後れを挽回です。

 

食後はひぐまかるたで大盛り上がりとなりました。

大騒ぎだったので、夜は眠れるのか?

と思いきや、9:15には全員の寝息が。

たっぷり遊んで、たっぷり食べて、たっぷり寝る。

子どもたちの基本です。

 

車の窓ガラスにきれいな雪の結晶がくっつく

ちょっと寒い今朝でしたが、さっさと身支度を整えて

アウトドアクッキングの戦場となる、大雪山自然学校へGO!

すでに、校長のしゅんちゃんとボランティアチームが火おこしをはじめていてくれました。

まもなく、幼児親子プログラムイエティーズの面々も合流。

そう

今回のキャンプは小学生は1泊2日で幼児親子は日帰りOKという合わせ技。

 

さて、本日のランチのメニューは

◇チキンのトマト煮

◇まるごとカボチャ

◇白菜とベーコンのスープ

◇棒巻パン

チームに分かれて、それぞれに調理開始です。

 

 

 

全ての料理のおなべ、ダッチオーブンがたき火にかかったら

ここで1時間程の休憩。

というのも、ダッチオーブン料理はガンガン火をかけて圧をかけての調理となるんです。

この1時間を使って、棒巻パンを焼きます。

最初はお互いにどうやって接していいのか困っていた

幼児たちと小学生たちも、いつの間にか一緒に作業しています。

ちびっこが火に近づかないように気を付けたり

おにいちゃんがやっている方法をまねっこしたり。

 

 

12時すべてのお料理が完成です★

こんなに簡単で、こんなにおいしい!

レシピも調理方法も本当にシンプルだけど…たき火パワーのせいでしょうか?

天気予報もいい方にはずれたおかげで、12月なのにアウトドアランチです。

 

 

 

おなかいっぱいになったところで

幼児親子のたちは解散。

片づけは…もちろん小学生のキャンプチームで。

山盛りの洗い物を目の前に、案外楽しそうな子どもたちです。

きれいに拭くこと、きちんと乾燥するためにきちっと並べること。

さらには

大人だって面倒くさいダッチオーブンのお手入れも。

シーズニングと言って、鍋がさびないようにサラダ油をきれいに塗る作業が待っているんです。

それも、なんだか楽しそう。

 

 

残念ながら

最後の最後の雪あそびタイムはお片付けのためなくなっていまいましたが

みんなの表情は案外晴れ晴れしています。

自分たちの手で料理をして、すべてきれいに片づけた。

そんな達成感です。

いつものお手伝い料理なら

面白い切るところだけやって、おしまい。

でも、このキャンプではそれが許されません。

面倒なことと思いきや、集中してやっていくと

片付いていく、キレイになっていくそのプロセスが楽しかった。

 

アウトドアクッキングキャンプでは

キャンプのメインとなる「あそび」だけではなく

子どもたちが育っていくのに不可欠な「ごはん」に焦点をあてました。

冬だって、おそとでごはんを作って食べることは楽しい。

自分で作ると、みんなおいしい。

ちゃんと片づけると、すっきりする。

あたりまえだけど

そんなひとつひとつを実感してもらえたら、うれしいです。

 

イエティくらぶ東川校 めめ