今年度最後の行く先は「三角山」「大倉山」「荒井山」の三山縦走。
小さい山ばかりですが、冬山が初めてに近い子どもたちにとって
滑る坂道を登ったり降りたりするのは大変な事なのです。
まずは全員集合したらバスに揺られて三角山の登山口へ。
いつものように準備運動からスタート。
順番を決めていざ登山開始!
さっそく足下がズルズルと滑りうまく登る事ができずに手こずります。
早々と「疲れた~」という声も聞こえてきます。
登りはじめて15分、こぶし平に到着するとイグルーがお出迎え。
登り始めると体が熱くなるので体温調節もかねて上着の調整をします。
坂に名前がついているので「後どれくらい?」なんて予想も付けながら登っていきます。
山頂直下の東屋にある鐘も「チーン」と打ち鳴らし、やる気をアップ!
山頂へは高学年チームが先回りして低学年を迎えます。
いつもは最後尾でじっと見守ってる事が多いですが、この日は先頭を任せてみました。
みんな「やった!」という表情で足取り軽やかに先に進みます。
登頂開始から約1時間、ゆっくり登ってきた低学年組をハイタッチでお出迎え。
山頂で水分とエネルギー補給。
疲れたはずなのに別腹と言わんばかりにさっそくふわふわの雪に飛び込んで遊びます!
1つ目の山をクリアしたら向かうは「大倉山」
雪の階段に手こずりながらも一歩一歩着実に歩みを進めます。
下った分だけさらに登る、「え~」なんて声も聞こえますが、
歌を歌いながら気分を盛り上げます。
休憩もかねて雪遊びタイム。
ロングなしり滑りや大ジャンプ、落としあいとふかふかの雪を満喫。
ふかふかすぎて登るのがつらい・・・なんて一コマも。
「行くよ~」っと声をかけても「ここでずっと遊びたい」ってくらいに楽しんじゃてます。
尾根筋にでると風が強まってきます、冷たい風を受けながら大倉山登頂!
2つ目の山もスイスイでした。
「お腹がすいたー」という事で昼ご飯。
「さぁ雪が降ってるけど外で食べる?中で食べる?」
今日の汁物は「豚汁うどん」、あったかいものは体にしみ込んでいきます。
1人で3杯平らげる強者もおりました。
ご飯のあとはほっこりタイム。
ゆっくり過ごすもの大倉山山頂付近で遊ぶものそれぞれです。
室内ではジャンプ台を眺めたりお菓子を食べたり。
外ではカツオと「大倉山の乱」と名付けられた戦いが繰り広げられておりました。
登っても登っても即回復する子どもの体力恐るべしです。
大倉山を一気に下山し、荒井山へ。
荒井山は人がそれほど歩いていなく、登山道には雪が降り積もっています。
すかさず高学年のラッセル部隊を最前線に投入して進路を作ります。
あっという間の早業で山頂到着。
今までの山に比べると少々物足りなさが子どもたちにあったようで
「これは山というより丘だな」とつぶやいておりました。
新雪をワシワシとしり滑りをしながら降りて荒井山の展望台に到着すると、
2人の大柄な男性が攻撃を仕掛けてきました。
お久しぶりな登場ぱぴぃとふゆえさんです。
さっそく戦いを挑むもの
あまりの恐怖に震え上がって傍観するもの。
2人は来ているウエアーから「黒鬼」「青鬼」と名付けられました。
鬼との戦いは鬼の圧勝、挑んでは投げ飛ばされ、顔に雪をつけながらまた挑む。
遠くから雪玉で攻撃されたものは追いかけ回されて投げ飛ばされる。
一方ゆったり遊びチームは雪玉を作って坂から転がしたり、
小山を作ったりと対照的に遊んでいます。
遊びは子どもの数だけあります、
「静と動」そんな活動が一緒の空間で行われている事が嬉しいのです。
ひとしきり遊んだらティーブレイク。
温かい飲み物とカツオ特製「マシュマロコーンフレーク」でハッピーバレンタイン。
最後は荒井山の斜面をしり滑り
しり滑りでジャンプ台にも挑戦。
そんな事をしているとあっという間にバスの時間。
バスに乗り込んで円山公園へ。
3つの山を登ってさらには思いきり体を使って遊ぶ。
解散時の子ども達の表情はやりきった感というか、
満足度の高い笑顔を見せていて、とてもたくましさを感じた一日でした。
来年度はどんなトレッキングをしようかな~今から楽しみです。
これにて今年度のイエティトレッキングくらぶは終了。
初年度でしたがたくさんの参加者と保護者のみなさん、
それから協力してくれているボランティアの方々に感謝です。
来年度もよろしくお願いします。
カツオこと高野克也