子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

子どものための登山教室/ヘルベチアヒュッテ

2005年02月27日 18時09分22秒 | 登山教室
 1泊2日の「冬山宿泊体験」は今年度最後の登山教室でした。ヘルベチアヒュッテに泊まって翌日ツゲ山に挑戦という計画。
 1日目はお天気も良く、真青な空と真白な雪に囲まれてお弁当を食べました。その後は屋根まで雪で埋まったヒュッテを掘り出すという重労働が待っています。にもかかわらず、みんな早々に雪合戦をしたり寝転んでじゃれあったりしています。体力温存、という発想はないようです。
 ヒュッテを泊まることができる状態にするため3部隊に分かれました。小屋の中のまきストーブを使って雪を溶かし水を作るチーム、窓や入口を掘り出すチーム、屋根の雪下ろしチームです。3~4時間、
 とにかく一生懸命働きました。掘り隊が疲れたらソリを使った雪運び隊とチェンジしたりしながら、頭を使って効率よく小屋を掘り出していきます。みんなのがんばりのおかげで屋根が形を現し、窓から光が入るくらいは掘り出せました。みんなヘトヘトになっていましたが元気の残っている子どもはその後、急斜面の絶叫ソリを満喫しました。雪を溶かした水で作ったおでんやシチューも格別でした。
 翌日はいざツゲ山へ。中学生とかなっぺが先頭になり雪の道を掻き分けて進んで行きます。雪はさらさら、急な斜面もあったのでスノーシューでは歩きにくい箇所もありました。けっこうハードなコースをみんな弱音も吐かず軽い足取りで登ります。後少しで頂上…という所で密生した木々と急な斜面の深い雪に阻まれ、登頂はあきらめることになってしまいました。残念でしたが、そこまでのみんなのがんばりはすばらしい!帰りは沢の中をソリや尻すべりで下って、とても楽しくにぎやかでした。 
 2日間、よく働いてよく登りましたね!苦労して自分たちの手で掘り起こしたヒュッテに泊まって、ハードな山に登って、みんなの胸にはどんな思いが残ったのでしょうか。今度は春山で逢いましょう。

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