よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4077(ペルセウス座 カリフォルニア星雲)

2024-10-18 01:00:00 | NGC天体他
ペルセウス座 NGC1499/Sh2-220 カリフォルニア星雲

画像イ、10/11、CBP使用、3分露出×18枚、トリミング・回転あり

(SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理、写真アプリで調整、右下隅人工衛星の跡あります;^^)
1年ぶりのカリフォルニア星雲。昨年との違いはガイドを使っていること。よく写ります。SiriLで画像処理始めましたが、色々難しく、今回はGooblogの先輩方のブログを参考にさせていただきました。いつも有益な情報発信有り難うございます。m(__)m

さて、
NGC1499は距離約1000光年の散光星雲。見かけの等級6.0と明るい。視直径は140′×40′と大きい。その形からカリフォルニア星雲の愛称を持つ。

画像ロ、SiriLによるアノテーション
肝心の1499が切れてますが(^^;
画像ハ、ライブ画面スクショ

画像ニ、導入画面

最近SeestarとASIAIRのSkyAtlas画面に➕➖ボタンが搭載されX情報によると拡大縮小ができるそうなので、➖ボタンをポチ
画像ホ、導入画面広域

初心者に優しいZWO(^_^)
画像へ、iステラHDによる観望位置

参考資料等
02)Seestarマニア Junpyさんのサイト
03)Constellation StellarScenesさん『星座』へのリンク




よしべ~の業務報告
2024/10/17
Seestarで太陽
太陽モード等倍(70倍)

2倍

PM4:30から、PM10:00まで粘りましたが悪天候には勝てず(^^;
しかし、スーパームーンの凄さか全天曇りにもかかわらず、空が明るい

これはこれで貴重な体験(^_^)













電視観望の記録4076(カシオペヤ座 ハート星雲)

2024-10-16 01:00:00 | NGC天体他
カシオペヤ座 Sh2-190/IC1805 Heart Nebula/ランニング・ドッグ星雲
画像イ、10/9、3分露出20枚、CBP使用、トリミングあり、回転など

(SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理)
10/1に中心部のIC1805散開星団をSeestarで観望して悪天候が続いてましたがどうにか間に合いました(^^;ブログとしては連日の投稿になります。
SiriLによる画像処理も少しなれ、メインパソコンのWindows11ProでGraXpertのAIモデルも正常に動作するようになり、やっと人並みの画像処理に近づきつつあります。今後も精進あるのみ(^_^)

閑話休題

英語版のWikipedia(翻訳)によると
ハート星雲(Running Dog Nebula、Sharpless 2-190とも呼ばれます)は、地球から7500光年離れた輝線星雲(emission nebula)で、カシオペア座の銀河のペルセウス腕にあります。1787年11月3日にウィリアム・ハーシェルによって発見されました。
星雲の最も明るい部分(西端にある結び目)は、星雲の最初の部分が発見されたため、NGC 896と個別に分類されています。星雲の強い赤色出力とその形態は、星雲の中心近くの小さな星群から発せられる放射線によるものです。コリンダー26、メロッテ15、またはIC 1805として知られるこの散開星団には、太陽の50倍近くの質量の明るい星と、太陽の質量のほんの一部にすぎない多くの暗い星が含まれています。
とのことです。(^^;

画像ロ、SiriLによるアノテーション(自動イコライゼーション画面)

画像ハ、ライブ画面スクショ

画像ニ、導入画面
画像ホ、SkySafariによる観望位置

観望データ)
場所 メダカベヤ
日時 2024/10/9PM7頃から約1時間
gainM(252)、3分露出×20枚、ライブスタック
ダーク、フラット、バイアス補正あり
(主鏡)FMA135+ASI585MC+CBPFilter
(ガイド)SV165+ASI120MM+UV IRCutFilter
(架台等) 赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR plus、iPad mini6
SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理、トリミングあり

ハート星雲と胎児星雲は『心と魂』というテーマで
一緒に撮られることが多いそうで私もやってみました。

上がハート星雲(切れている上に電線がかかってしまった)下が胎児星雲。ちょっと残念な結果ですが位置関係はわかったので良しとします(^^;



覚書)
普段殆ど使っていない6年前に自作したメインパソコン(i5 9400F、メモリー16Gbyte)、普段使いのMacbook Air 2019(インテルMac)では画像処理が重く、悪天候が続く中、ソフト整備に着手。難儀したのがGraXpert。AIモデルが導入できず。再インストール、正常に動作しているWindows10 on BootCampのものを上書きなどいろいろ試してもダメ。いろいろググると、Windows11で正常動作しないときは、なんとかログファイルが作られていて、それがあると正常に動作しないとの情報あり。ログファイル探すが・・・見つからず。アンインストール後、パソコンの中を見ると『C:¥GnaXpert』が残っている。何にこれ?とその中でログファイル探すが見っからず。ええい!とフォルダー削除して再インストール。アッサリ正常動作するようになりました。(^_^)/ 体感でMacbookの処理より5倍程度高速。CPU温度は、Macbook100°C張り付き、Win11Pro60°Cが最高。これから画像処理バンバンやるぞ!

よしべ~の業務報告
2024/10/15
午前中曇りで太陽観望欠測
一時晴れたが夕方から曇り時々雨
雲の間から
Seestarで月
月モード

風景モード
以上です(^^;














電視観望の記録4074(カシオペヤ座 胎児星雲)

2024-10-11 01:00:00 | NGC天体他
カシオペヤ座 IC1848/Sh2-199/LBN667/Westerbout5 胎児星雲/Soul Nebula
画像イ、10/01観望、3分露出×18枚、CBP使用、トリミングあり
(SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理、写真アプリで調整)
どうやったら胎児に見えるの?私にはモアイ像に見える。
画像ロ、右90°回転、さらに弄る
どうにか胎児見えた。館長は画像イで見えるといってたので画像認識すごいわ。(^^;
前回のSeestarによるIC1848に続けてというか、ほぼ同時観望です。画像処理難しいですが、昨年に比べると胎児と認識できるだけ進歩(と思いたい)。

閑話休題

一般的にIC1848で呼ばれている胎児星雲(Soul Nebula)は輝線星雲(emission nebula)。Cr34、Cr632、Cr634、IC1848(星団)が重なっており、まあ、複合天体ですね。星形成領域とのことです。
日本語版Wikipediaではヒットなし。Soul Nebulaでググッて、英語版WikipediaでWesterbout 5でヒットし、翻訳で読むとわかったようなわからないような(^^;
SkySafariの解説(翻訳)を再記しておきます。
『IC 1848は、LBN 667やSharpless 2-199としても知られるカシオペアの星雲の広い領域である胎児星雲に関連する星団です。星雲は、一般的に星団の名称であるIC 1848と呼ばれています。この複合天体は、IC 1805(ハート星雲)の東の隣人であり、この2つはしばしば「心と魂」として一緒に言及されます。
星雲には、Cr 34、Cr 632、およびIC 1848を含む、他のいくつかの小さな開いた星団が埋め込まれています。』とのことです。

画像ハ、SiriLでアノテーション
画像ニ、導入画面(左上にハート星雲が見える)

IC1848で導入かけているので、星雲がちょっと下すぎた。
画像ホ、ライブ画面スクショ

画像ヘ、SkySafariによる観望位置

観望データ)
場所 メダカベヤ
日時 2024/10/1PM9頃から約1時間
(主鏡)FMA135+ASI585MC+CBPFilter
(ガイド)SV165+ASI120MM+UV IRCutFilter
(架台等) 赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR plus、iPad mini6
ダーク、フラット、バイアス補正あり)
SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理、トリミングあり



よしべ~の業務報告
2024/10/10
Seestarで太陽
黒点立派ですね
細かいことはわかりませんが
北海道でオーロラとか磁気嵐に注意とか流れてますね。
そして月

いつもの風景モード

そしてiPhoneSE3と
10年前に買った1500円10倍単眼鏡で
10倍×ズーム5倍で50倍?

ピント合わせが、すごく難しい(^^;
しかし月はどう撮ってもどう見ても美しいのが不思議







電視観望の記録4055(はくちょう座 サドル周辺+1)

2024-06-08 01:00:00 | NGC天体他
はくちょう座
I、サドル周辺 Sh2-108部分、IC1318、バタフライ星雲部分
Ⅱ、網状星雲 2nd

I、Sh2-108部分
画像イ、CBPフィルター使用、3分露出18枚のスタック画像
(スマホ用ペルチェ冷却ファンで簡易冷却、-7°Cぐらい)


Sh2-108は、はくちょう座γ星サドル周辺に広がる広大なHⅡ領域、全体をとらえると蝶に見えるらしくバタフライ星雲とも呼ばれるとのこと。私の画像は蝶のカケラもないな~。はじめ左上あたりがタコに見え、最後は地獄の番犬の雰囲気。ちょっと汚いけど;^^)取りあえず撮れたので良しとしよう。

(覚書)
1年程前Starlight Terraceさんのブログで見て、私も見てみたいとずっと思っていました。やっと夢叶いました。(^_^)レベルちがうけど・・・次は流星頑張ります。(^^;

FMA135+ASI585MCで見たい天体は3つ。Mel111、M58周辺、サドル周辺前2つはPA(極軸アライメント)終わらせると、ほぼ電線地帯に入るので来年だなと諦め最後に希望を託す。
ライブスタック開始後、画面に最近見てなかった赤青黄のノイズが・・・ダークファイル合ってない?とCMOSカメラの温度を見ると約30°C。急遽、勉強中のスマホ用ペルチェ冷却ファン(AMAZON0.2諭吉)を投入。結露怖いけど・・・まあ、なんとかなりました。
(^^;
第一歩は踏み出せたので、また次頑張ります。精進あるのみ。

画像ロ、アノテーション
緑色文字部分、左からNGC6910、サドル、M29、三日月星雲、IC4996

画像ハ、Astapでアノテーション
無数の暗黒星雲あり

画像ニ、ライブ画面


Ⅱ、網状星雲(はくちょう座ループ)
目標が終わったので、何見ようかと考える。見たい物は特になし。時間もったいないと網状星雲再び。

画像ホ、CBPフィルター使用、3分露出18枚のスタック画像、トリミングあり。
画像へ、アノテーション、文字を強調

画像ト、ライブ画面

撮影情報
2024年6月5日午後9時頃から
メダカベヤ観測所
はくちょう座
主鏡 FMA135+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRカットフィルター
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR Plus32G+iPad mini6
3分露出18枚のライブスタック、gainM(252)
ASIAIR本体のDSO Stacking機能でスタック後画像調整。
(ダーク、フラット、バイアス補正あり)
画像イ)
IC5070ペリカン星雲部分
画像へ)
C33(網状星雲 西/魔女のほうき)、C34(網状星雲 東)、IC1340他
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
02) 銀河星雲マニア / SeestarマニアJUNPYのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク




電視観望の記録4053(へびつかい座 B72S字状暗黒星雲)

2024-05-30 22:32:00 | NGC天体他
へびつかい座 B72 S字状暗黒星雲/Snake Nebula
SeestarとFMA135+ASI585MC(以下F585と略)のダブル観望。
Seestar・ASIAIRのデータベースに登録されていない天体。
既に昨年のすごい(=悲惨)記録を基に観望予習済で、先づF585の広い画角で観望して、余裕があれば、Seestarでも・・・計画。
しかし、観望は現場で起きている。(^_^;)Seestarから導入。行き当たりばったりともチャランポランともいう。とりあえず上手くいったので無問題。(^^;

暗黒星雲とは、星間雲が背後の恒星などの光で浮かび上がった天体(星間雲:周りより高密度の星間ガスや宇宙塵が集まったもの)。有名な暗黒星雲には、B33のオリオン座馬頭星雲、三裂星雲を分ける暗黒部分(B85)などがある。有名な暗黒星雲のカタログにはバーナードカタログ(Barnard Catalog)あって、B33、B72、・・・と記号で書かれる。(記録116より転記)

画像イ、Seestar35分ライブスタック
(写真アプリでかなり調整)

画像ロ、アノテーション

画像ハ、導入画面
導入はSeestarが先でした。(^^;
予習したことを基に30分程試行錯誤、導入できず休憩。
その時に中西昭雄さんのメシエ天体の本を見て星図と文章を必死で読んでみると、ヘびつかい座44番星(=44Oph=bOph)が導入のキー。星図(SkyAtras)で探し、その周辺を調べる。5分ほどかけてたどり着いたのが画像ハ。はじめわからなかったが薄く本当に薄くSが見える。運良く44番星の直ぐ上にあった。ただ本当にこれかなと疑心暗鬼で導入。バッチリだった。
最初は、次の拡大図でNGC天体を目印にする予定だった。F585の広い画角でどちらかひっかければなんとかなると・・・(^^;予習の意味なし。
画像ニ、SkySafariの観望位置

拡大

まあ、兎に角上手くいった。Seestarでライブスタックに入った後は、ASIAIR+F585で導入。こちらはすんなり、ちょっとズレたけど;^^)
画像ホ、ASIAIR導入画面

画像へ、1分露出30分のライブスタック
(ダーク、青空フラット、バイアス補正あり、180°回転、写真アプリで調整)

画像ト、該当部分トリミング、さらなる調整あり
これで、星の配置覚えたので次回からは難しくない。
SeestarはDSO得意だから、画像ニのNGCのどちらか導入して44番さがせばなんとかなる。

Seestar、ASIAIRともにアノテーションがもう1つなので

画像チ、アノテーション
(SiniLで簡単に画像処理後、Astapでアノテーション、字が判読可能な範囲にトリミング)

なお、これで失敗したら、ASIAIRでα,δ打ち込んで見る予定だった。

撮影情報
2024年5月29日午後9時頃から
ベランダ プチ・リモート観測所
へびつかい座 B72
画像イ)
Seestar+iPhone7、10秒露出35分のライブスタック
写真アプリでトリミング・画像調整等
画像へ)
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV irカットフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRカットフィルター
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR Plus32G+iPad mini6
1分露出30分のライブスタック、gainM(252)
(ダーク、フラット、バイアス補正あり)
写真アプリでトリミング・画像調整等
FitsファイルはSiriLで簡単画像処理後、アノテーション、Fits32ビット保存。
さらに、Astapでアノテーション(on MacbookAir2019)

参考資料
02) 銀河星雲マニア / Seestarマニア   JUNPYさんのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク

電視観望の記録等関連Blog