惑星 水星/Mercury

画像ロ、露出・ゲインの調整
画像ニ、撮影後、Seestarに取り付けたファインダーから目視できない水星の位置を確かめる

画像ホ、水星観望直後の空の様子(iPhoneSE3で撮影)

星1つも見えてない(^^;
*導入まで

(iPhone7を星座ビノに押し付けて手持ちで撮影。トリミングあり。水星写ってません;^^)

(撮影時刻6時14分)
拡大すると





準惑星 ケレス/セレス/Ceres
(発見時は惑星、その後小惑星、そして現在は準惑星に再分類)
2024年12月17日朝6時より、
SeestarS50での太陽系の主な天体(水金地火木土天海冥)も残すは水星だけとなり、12月25日に西方最大離角を向かえる水星の観望に練習のつもりでチャレンジしてみました。またまたビギナーズラックか、例の如く見えちゃいました。双眼鏡使って肉眼でも。人生初めての水星観望。
*西方最大離角・・・太陽の西側に一番離れる時、水星・金星(内惑星)の朝方の観望好機となる。
1、水星
画像イ、導入直後(4倍モード)

画像ロ、露出・ゲインの調整
(太陽の影響が出はじめるまでの時間との戦いもあるのでアバウトです)

画像ハ、15秒Raw動画からのスタック(4倍モード)


画像ハ、15秒Raw動画からのスタック(4倍モード)

水星の形をSkySafariで調べると三日月過ぎのお椀が凹んだ形。形までは写せませんでした(^^;
この時のSkySafariの位置情報

画像ニ、撮影後、Seestarに取り付けたファインダーから目視できない水星の位置を確かめる

中心より下に電線が見え、双眼鏡(口径5cm、7°)で、覗くと電線の少し上に星が見えた。
やった水星だ!と興奮しました。
いつもはジャマもの扱いの電線にこの時は感謝(^^;
画像ホ、水星観望直後の空の様子(iPhoneSE3で撮影)

星1つも見えてない(^^;
*導入まで
朝6時にベランダに出ると、既に山は夜明けの様相。遅かったかと焦りながら上空を見ると星が2~3個見える。急いでSeestarをセット。SkyAtras(星図)で調べると、うしかい座のアークツゥルスかも。導入・・・成功。これでSeestarと空がリンクされた。一安心。

次に、肉眼では星がまったく見えないが、水星より少し上で明るめの星を探す。さそり座のAcrabを発見、導入・・・成功。もしかしての気持ちで、久し振りに心臓が高鳴る。

そしていよいよ水星導入。

次に、肉眼では星がまったく見えないが、水星より少し上で明るめの星を探す。さそり座のAcrabを発見、導入・・・成功。もしかしての気持ちで、久し振りに心臓が高鳴る。

そしていよいよ水星導入。

成功。\(^o^)// (画像イへ戻ります)
(星雲・星団モード導入後、太陽系モード水星に切り替えました)
360°山に囲まれたよしべやからは、一生見ることがないと思っていただけに嬉しかったです。
なお、南東方向の山の高度をSkySafariのデータと観測の様子から類推すると約6°。今後の観測に役立ちそう。
12/18AM6:05追加)
百聞は一見にしかずとはよくいったもので、1回見たから、本日は、SkySafariと双眼鏡で水星の観望に成功しました(^^;
さらに、6:20 もう1回行ってきました。星座ビノで水星確認。肉眼では全く見えず。

(iPhone7を星座ビノに押し付けて手持ちで撮影。トリミングあり。水星写ってません;^^)
12/19AM6:30追加)
6時ちょうどにステラグラスで水星の観望に成功。1度見えるとステラグラス外しても普通に見えてました。iPhoneSE3での撮影は難航(画面上では見えたり見えなかったり)。7枚写してどうにか1枚。6時20分からSeestarS50で、太陽系モード水星で自動導入失敗。手動導入しましたが写りませんでした(^^;

(撮影時刻6時14分)
さらに追加、後で調べ直すと残りのiPhoneの画像にも写ってました(^^;

拡大すると

2、準惑星ケレス
ケレスは、小惑星帯に存在する準惑星。知られている太陽系の天体の中で33番目に大きい。
2年前、初めて注文したCMOSカメラが、PlayerOneのCeres-Cで、名前繋がりで、何時見たい天体リストに入れてました。冥王星観望時の学習で、準惑星が5つありその中にケレスを発見。見てみようかと。
こちら夜の観望なので導入は簡単で、検索からCeresと打ち込めばOK。
問題はどれがケレスかを見つけることでしたが、こちらは、SiriLのSolar System Objectsで、プレートソルブとアノテーションが可能とわかり解決。
(実際は、SkySafariの星図と比べて、観望時に確認していました。8等級なので意外に確認が易しかったかな。退路があると気持ちに余裕ができたからかも;^^)
画像へ、11/27、10秒露出10分のライブスタック

画像ト、右、SiriLのアノテーション
(文字が読めるように強調)

画像チ、導入画面

これで、水金(地)火木土天海冥+ケレスの七惑星+2つの準惑星が観望済になった(^_^)

参考資料等
05)覚書001(画角②)
12)星見娘4203(冥王星)
(蛇足)
水星は、常に太陽の側にいて、太陽が水平線(地平線)から出るまでが勝負。今回も太陽との開きは約10°、そこを山に隠されては万事休す。
山の高さはわかっても、観測場所からの山の高度なんて解りませんよね(^ ^;
南東から南方面は、Seestarによる観望を通して、高度20°ぐらいなら観望できることを経験していました。
最近、金星の観望をルーティンワークにしていて、南西の山に沈む金星を木の間から撮れないかと何度か試していました。失敗したのですが、このことを通して、プラネタリウムソフトの星図と比べ、南西の山の高度が約10°と少しということがわかりました。
これまで20°ぐらいと思っていたのが半分だった!そして、南東の山の高度はそれより低い。これは水星観望ワンチャンあるかと考え、iPhone手持ちで計測アプリで水星が登りそうな場所を測ると約8°。これは行けるかもと。それでいろいろ調べて試してみました。見えて良かった(^^)