カシオペヤ座 M103、C8、CI0、NGC637
画像⑪ASIAIRによるアノテーション
画像⑫ スカイアトラスによる写野
10月2日、本日の目標は木星。360°小高い山に囲まれているよしべやでは、月も木星も見えるのは遅くなる。時間待ちの間のテスト観望。天文糸のブログでは、SKYMAX127の星像の美しさを称える文章をよく見るが、その画像を見たことはない。それなら試してみようとカシオペヤ座の散開星団に向ける。
*SKYMAX127(旧名MAK127) 口径127mm、焦点距離1500mm、F11.8(暗い)、マクストフ・カセグレン式反射屈折天体望遠鏡。初心者にとっては、月、木星、土星、金星などの明るい天体の観望に適する。様々な工夫でDSOを撮影している人もいる。
*DSO=Deep Sky Objects=太陽系外の天体=銀河、星雲、星団など
(感想)
①星像は確かにほとんど〇に写る。ただ10秒露出のためか星像が大きい。
②SKYMAX127+ASI585MCの画角は、ASIAIRは0.77°×0.44°前後と算出(レデューサ使ってます)。プレートソルブは全く問題なし(0.2°以上でプレートソルブが可能らしい)。ただ、1回のプレートソルビングに90秒以上かかるので、導入後のセンタ―への移動では、途中で打ち切って手動の方が早いケースもある。
③1度、導入後のセンター移動で、2~3秒でプレートソルブが終了した。目標天体が中心に入った場合は早い?
④M103、C8のようにカラフルに写ると、これは見ていて楽しい。
画像①M103
画像②ASIAIRによるアノテーション
画像③スカイアトラスによる写野
画像④C8
画像⑤ ASIAIRによるアノテーション
画像⑥ スカイアトラスによる写野
画像⑦C10
画像⑧ ASIAIRによるアノテーション
画像⑨スカイアトラスによる写野
画像⑨スカイアトラスによる写野
画像⑩NGC637
画像⑪ASIAIRによるアノテーション
画像⑫ スカイアトラスによる写野
ところで本命の木星だが、月の側でプレ―トソルブなかなか成功せず。苦労して導入後、追尾は安定していて大きくズレないのでこれはよし(赤道儀Good!)。シーイングは・・・ボールのように伸びたり縮んだり・・・最悪?そして結果は今1つ(画像⑬)。
画像⑬
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite
6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン
電視観望の記録等関連Blog
01)電視観望の機材07(機材一覧表)
02)電視観望の記録098(カシオペヤ座 M52散開星団) by Neptune-CⅡ
03)電視観望の記録099(カシオペヤ座 バブル星雲) by Neptune-CⅡ
04)電視観望の記録100(カシオペヤ座 M103散開星団) by Neptune-CⅡ
05)電視観望の記録104(カシオペヤ座 C13/NGC457 ET星団+1) by Neptune-CⅡ
06)電視観望の記録146(カシオペヤ座 NGC7789) by ASI585MC
07)電視観望の記録147(カシオペヤ座 M52+α) by ASI585MC
08)電視観望の記録152(カシオペヤ座 NGC281パックマン星雲) by ASI585MC
09)電視観望の記録157(カシオペヤ座 M103、C8、C10+2) by ASI585MC
2023年10月2日午後7時半頃、晴れ
メダカ部屋観測所
カシオペヤ座 M103、C8、C10、NGC637
以下は、4天体ほとんど同じなので、M103のものを記入
SKYMAX127+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+UV IR-Cutフィルター+iPadmini6+0.5×レデューサ
Raw8、Area3840x2160、Gain=252、Exposure=10s×30frames、32.4°C、ライブスタック
iPadmini6上でスクショ。「写真」アプリで、各調整など