百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

室内菜園のススメ その2

2007-12-08 23:57:08 | 農業
植物の育て方
○「植物は、人の足音を聞いて育つ」と、昔の人は言ったといいます。 植物は勝手に育つのではなく、しっかり面倒をみてあげないといけないという意味や稲の場合等は、その周りを歩くと、稲の根が切れてしまい、根を切られた稲は、さらに強い根を張ろうとたくましくなる。たくましい稲は、健康で強い稲となり米を作るという意味からそう云われたといいます。
また、植物は声をかけると生育に違いが生じるといいます。毎日毎日「今日もかわいいねぇ。」と話しかけると元気に成長するという人や「美味しくなって子供達に喜んで食べてもらいましょうね。」と呼びかけて育てると、本当に美味しくなるという人がいます。植物はしっかり人の声を聞いているのでしょうか。
植物の成長には音楽を聞かせるといい、という人がいます。特にモーツアルトはその高音の波長が植物の成長を促進させるという方がおられ、具体的には導管に共鳴現象を起こさせるからではないかといわれています。
○「植物は感じている」植物は脚があるわけではないので、移動できません。移動できないからいろいろな環境に馴染んで生きていかなければなりません。様々な外部環境を肌で感じながら、彼らはその環境に馴染んで生きていこうと努力しているようです。人によっては、植物の状態は彼らを育てている自分のこころの状態と一致するという人もいます。こころの状態が悪いときには,植物たちの元気はなくなり、最悪の場合は枯れてしまうこともあるといいます。それは,こころの状態がおもわしくなく,気持ちに余裕がなくなると,植物の管理がおろそかになりがちだからでしょう。逆にこころの状態が良好のときには,植物達も元気になります。こころに余裕が出来ると,植物達を見つめる回数も時間もおおくなり,余裕を持って栽培することが出来るからなのでしょう。
植物は、光や温度、湿度や風を葉や茎で、また土中を根で感じながら育っていきます。どれも絶対的なものではなく、すべてを相対的なものとして捉え、まさに自然と共鳴して生きているといえるのです。