自民「護る会」青山繁晴氏ら、政府にビジネス往来全面停止を要請
自民党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表・青山繁晴参院議員)は12日、首相官邸で岡田直樹官房副長官と面会し、新型コロナウイルスの感染防止のため、一部の国との間で継続しているビジネス往来の全面中止などを政府に求める緊急提言を手渡した。「国民の理解を得ることと、感染抑止の両面にとって必須の対策」だとした。青山氏によると、岡田氏は「完全中止も選択肢に入れて検討している」と述べた。
政府は全世界からの入国を停止しているが、中国や韓国など11カ国・地域と合意した2国間のビジネス往来などの枠組みによる入国は認めている。
青山氏は岡田氏との面会後、記者団に「海外から人を受け入れ、日本で変異種のウイルスが市中感染を引き起こすと、政府の責任は重大になる」と危機感を表明した。「1日どころか1時間、完全に止めるのが遅れたら、リスクは乗数効果で大きくなっていく」と語った。「国民に厳しい制限をお願いしておきながら、ビジネスだけで入ってきているはずの、特に中国の方々で、観光している人が非常に多い」とも述べた。
政府は緊急事態宣言に伴い、全ての入国者にPCR検査の証明書提出を義務付けるなどの水際強化策を講じているが、青山氏は「検査をすれば入国してよしという状況ではない。変異種のウイルスについてどこまで信頼性があるか分からない」とし、即時の入国中止を求めた。
ビジネス往来を当面継続するとの政府の対応については、青山氏は「何もかもが遅い。党では部会や対策本部を開いても『続けるべきだ』という人は一人もいない。非常に危機的だ」と訴えた。 (産経ニュース)
菅首相年頭記者会見】ビジネス往来、コロナ変異種確認で即時停止へ 2021.1.4
菅義偉首相は4日の記者会見で、新型コロナウイルスの水際対策として、ビジネス関係者の往来に関し相手国で新型コロナの変異種が確認された場合、即時に停止するとの方針を示した。(産経ニュース)
中国でも新型コロナ変異種を確認 イギリスから帰国の女子学生
2021年1月1日
イギリスで拡大している新型コロナウイルスの変異種が、中国でも初めて確認された。
中国疾病予防コントロールセンターの報告書などによると、変異種への感染が確認されたのは、2020年12月14日にイギリスから上海に帰国した23歳の女子学生。
女子学生は、上海の空港で受けたPCR検査で陽性が確認され、12月24日にさらにくわしく検体が調べられた結果、イギリスで拡大している変異種感染がわかった。
中国疾病予防コントロールセンターは、「中国最初の変異種輸入症例で、国内の感染予防と管理に大きな潜在的脅威をもたらす」と指摘している。(FNNプライムオンライン)
政府が表向き、昨年末、全世界からの外国人の新規入国を一時停止したといいながら(こちら)、一部の国とのビジネス関係の入国だけ例外としていることを本当に疑問に思っていました。菅首相は4日の会見では、相手国に変異種が確認されたら即時停止と言っていますが、既に中国では12月中頃に変異種は確認されています。ところが、菅首相は悠長に1月4日時点で、変異種が確認されたら~と言い、即時停止など未だ実行されていないようです。
このことを青山議員がはっきり言ってくれてよかったですが、それでも、遅すぎます。菅政権は、なんだか現実と距離があるというのか、対応がにぶすぎる!と感じるのです。(首相のまわりの方々やシステムがうまくいっていないのだろうか、などと心配しています・・)
今年もコロナで大変です。皆さま、Stay safe!
今年もよろしくお願いいたします。