#35 「苦渋の選択」 The Hero Dies In This One
One Tree Hill イントロダクション
ルーカスの検査結果は問題なし。 ところがルーカスは、突然、ダンと一緒に住むと言い出す。カレンには訳が分からない。何か理由があるはずだと問い詰めても彼は何も言わない・・
ヘイリーの留守中に、ネイサンはヘイリーとクリスのPCメールを見つけてしまった。・・せっかくクリスや音楽のことがふっきれたところだったのに、またややこしくなりそう。このメールのやりとり、途中からテイラーがヘイリーのふりをしてクリスに返事を書いていたらしい。
ネイサンにメールのことを聞かれ、「(クリスと)キスしてないんだな」と問い詰められて、ヘイリーは「テイラーはまわりをかき回すのが好きだから」と誤魔化してしまった。ペイトンにもクリスとのことを聞かれたヘイリー、「クリスと私は音楽でつながっているってこと。そこはネイサンにはわかってもらえない」・・そうだね、ヘイリーの気持ちはよくわかるけれど、ネイサンには理解してもらえないだろうね。
生徒会長選挙に立候補したブルック。エリカ・マーシー嬢(中1から生徒会長!)から早速のご挨拶。彼女曰く「生徒会はミスコンみたいな人気投票とは違うのよ・・私は優等生協会の会長で、フランス語クラブ・・・」って、優等生協会って何だよ?
即刻、ブルックへのネガティブキャンペーンが開始され、ブルックのポスターに「劣等生が生徒会長」とか「去年、授業30回サボった女」なんて文句が貼り付けられている。エリカ・マーシーは学内TVで「候補者のブルック・デーヴィスはミスコンの票を水増ししていました」とか「それにこんな偽装工作も・・(胸にパット)」とか放送しているし。・・・で、「私は決して嘘はつきません。エリカ・マーシーに清き一票を」・・・
「反論しないと認めたことになるぞ」と言うフィリックス。ルーカスが「あれ、本当なのか?」と聞くと、ブルックは「ちょっとだけ」。ルーカス「じゃあ、否定するな。政治家は嘘で自滅する。・・・みんなお前が好きだ。ありのままでいけよ。」
”TRIC”でのレッカーズのライブ。ヘイリーはペイトンに頼んで、レッカーズのミッシェルに会わせてもらおうと楽屋にいくと・・ミッシェルはヘイリーの名前を聞いて、「前座の彼」がベタぼめしていたと言う。「前座の彼」はクリスだった・・
クリスは「この曲をヘイリーに」とか言って、歌いだした。・・ネイサン「あいつをぶっ殺してやる」なんて言っているよ。楽屋に行って、ネイサンがクリスに「・・おまえはカッコだけの負け犬だ」と言うと、・・「ヘイリーはあんたが好きなんだろ?・・でも物足りない」と、クリスに言い返されてしまう。・・ヘイリーはネイサンを愛しているけれど音楽もやりたい。ヘイリーはネイサンとの生活だけでは物足りない。・・当たっているだけに、ネイサンにはキツいね。
ライブが終わり、ヘイリーもクリスの楽屋に行く。クリスはヘイリーに「君も一歩踏み出せばいい。・・ミッシェルがツアーに参加してほしいって。ディオはうけるんだよ。チャンスだぞ。素人とスターの違いはチャンスをつかむかどうかだ。ツアーバスは二時間後に出る、来るだろ?・・勇気出せよ。」
・・家に帰って、ヘイリーはネイサンに、クリスに誘われたことを話す。「チャンスをつかみたいの・・自分の音楽がどこまで通用するものなのか試してみたいの。」と。 ネイサン「じゃあ、なんで一緒に行こうと言わないんだ。(クリスと)キスしたのか?・・・行きたいなら行けばいい。でも、行ったら終わりだ」・・そう言って、ネイサンは出ていってしまう。「終わり」って聞こえたのだけど。「一緒に行こう」・・これは無理だろうね・・結婚していても、一緒にできないこともある。
ブルックは選挙のスピーチについて、ルーカスに相談。ルーカスはブルックに「なんで立候補したんだ?」と聞く。「人にどう思われようと私は私なんだけど、皆に知ってほしくなったんだ。私はただのパーティガールじゃないって。」 ルーカスは、ジョン・F・ケネディのスピーチを、「お前に合ってっていると思う」と言ってブルックに見せる。
ブルックが「勇気のことを書いてある。私が勇気なんて語ったってウソっぽくない?」と言うと、ルーカスは真剣に「そんなことない・・・自分が思うことをみんなに伝えればいい。」
そこにフィリックスが選挙のキャンペーンバッチを持って来る。フィリックスは彼なりにブルックに協力しようとしているのだけど、二人を見て複雑。ルーカスは元彼だし、それに彼は今もブルックが好きだし。
ブルックは、ルーカスに渡されたジョン・F・ケネディの言葉を読んでいる。
「人は真実より自分が見たいものに目を向けてしまうものです。みなさんが見ているのはほんの一部で、私に何ができるかまでは知らないでしょう。みなさんは私に悩みはないと思っているかもしれません。でもそれは違います。不安に駆られることもありますが、努力することを忘れません。人は誰でも間違いを犯すものです。そんな時は、みなさんに助けを求めます。私ひとりでは何もできません。でも、みなさんとなら、一緒に夢を叶えていけるはずです。私は、みなさんが夢を叶えるための勇気を引き出していきたい。」
ヘイリーは泣いている。ネイサンは夜の街を歩きながら、ヘイリーと出会った時のことを思い出している。ヘイリーを失えないと気づいてネイサンが家に戻った時、ヘイリーはもう家に居なかった。ヘイリーは、クリスやミッシェルと一緒のツアーバスに乗り込む。
ルーカスは、必死で止めるカレンを振り切って、ダンの家に行く。『肥大性心筋症と共に生きる』という本を持って。「助かったよ、治療代払ってもらって。母さんには言えないから。負担かけるけど。」・・・ルーカス、検査の結果がよくなかったんだ。治療代を払ってもらう交換条件にダンの家に住むことになったんだね。でも、何も言わずに家を出ることは、カレンにとってはひどすぎるよ。
ダン「まさかお前が人をだますとはな。」ルーカス「俺はあんたの、息子だよ」
ジョン・F・ケネディは、「人生における勇気には栄光と挫折が伴う」と言いました。「やるべきことをやる。その結果自分がどうなろうと、いかなる障害や危険、圧力があろうとも、それが人として生きる道である」と。
壁のボードに飾られた二人の数十枚の写真。ネイサンは、ヘイリーにプレゼントしたキーボードを壁に投げつける。ボードが壊れて、崩れ落ちてしまう。
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