#73 (4-6) 「眠れぬ夜」 Where Did You Sleep Last Night?
One Tree Hill
人生は突然闇に覆われることがある
闇から抜け出すには勇気を振り絞らねばならない
ルーカスがペイトンの家にいくと、ペイトンは自分の部屋を真っ白に塗りたくっている。彼女はあの”サイコ・デレク”の影に怯えて、夜も眠れない。学校に行けば、皆があの事件のことを知っていてジロジロ見られるし・・・お父さんに言うつもりもないようで、精神的にも肉体的にもまいっていて、本当につらそうだ。悩みを一人で抱え込んで、玄関に座り込み、暗い絵を描いているペイトンを、ルーカスはとても心配している。
ブルックはニックからティファニーのピアスをもらったと喜んでいる。ところが、教室に入ると、あのニックが国語の先生・・ニックがブルックを見て「ペイトン?」・・ペイトンと呼ばれて、本物のペイトンがハイと手を上げる。人の名前を使ったことも高校生だったことも、全部ばれてしまった。
ブルックはレイチェルに、ニックと卒業まで毎日顔を合わせるなんて耐えられないでしょ、全部あんたのせいだと、かんかんに怒っている。とにかく、ニック先生と話をつけなければならないということになって、
放課後、ブルックが「ブルック・デービス、18歳の高校生です・・ごめんなさい・・・」なんてあやまると、(レイチェルの”予想”を大幅に外して)ニック先生は、ブルックにキス。もうキスできないのか、なんて言いながらキスしてるよ。二人の秘密だとか何とか言って。・・・・う~ん、どうなの、このニック先生?大丈夫かな。
ブルックはレイチェルには、「終わったよ」と嘘をついた・・夜、ブルックはレイチェルの目を誤魔化して、迎えに来たニックとデートするようになる。
マウスにジジがデートしたいなんて言っているらしい。この二人はなかなかお似合いかも。
バスを待っていたネイサンに、ダンテ・ジョーンズという男が話しかけてくる。ネイサンのプレイをとても詳しく知っていて、「(州大会に)勝って、デューク大に行け・・膝には気をつけろよ」とネイサンに言う。バスケ関係の人だろうけど、いったい何者だろう?そして、次に、この男はネイサンのために、車まで使えと持ってきた・・
ダンがダーラムコーチに会いに来る。なぜネイサンにディーク大を薦めないんだと言っている。それから、あの壁の文字の意味を聞いてくる。コーチは、あれは(聖書の)”カインとアベルの話”で、だが、なぜあんな文字が壁に?と聞く。それから、審判の日”は誰にでも平等にやってくると、ダンに言う。
ルーカスはペイトンが心配で、兄デレクに海兵隊基地まで会いに行った。デレクは任務のことが大変で、妹のことには関わりたくない、悪いが高校生の恋愛沙汰に付き合っている暇はないと言うが・・・
ルーカスは彼に、他人を救うために地球を半周するくせに、血を分けた妹を救う気はないんですね、と言う。
兄デレクがルーカスの部屋にやって来た。ルーカスの部屋にいたペイトンに、「自分を被害者だと思っているその根性が問題なんだ。その根性をたたきなおしてやる・・今、そばにいる家族は俺だけだから・・」と言って、彼女を連れ出した。
デレクがペイトンを連れてきたのは海兵隊の基地。デレクは自分の生い立ちを話して、「・・きつかったよ。・・俺はここで恐怖に勝つ方法を教わった。恐怖は病気と同じだ・・・君は恐怖に取りつかれている、でも弱虫じゃない・・」とペイトンに言う。
デレクは「恐怖に打つ勝つためにはまず自分を守ることを覚えないと」と、ボクシングジムに連れてきた。ペイトンを挑発して怒らせて、本気で殴ってみろと自分を殴らせているデレク。彼は、ペイトンの心の底に沈んでしまった恐怖を表に出して、吐き出させてしまおうと考えているのだろう。
ペイトンに「もう帰ちゃうの?」と言われて、デレクは「・・君のそばにいるべきのは、俺じゃないはずだ・・」と言った。これはたぶんルーカスのことだね。不安を乗り越えてペイトンは一人の夜を過ごす。
そして、ルーカスに彼は、「今夜は一人で朝まで過ごさせるんだ。・・いつまでも甘やかすわけにはいかない。・・・・俺はここで朝まで見はっているよ。本人は知らなくても。一人で乗り越えさせるんだ」という。これはたぶんルーカスにはできなかったことだろう。でも兄デレクを連れてきてくれたのはルーカスだ。二人がいてくれてよかったね、ペイトン。
カレンはルーカスのためには、(条件付きだが)バスケに復帰した方がいいと思って、ダーラムコーチに頼んでいた。最初はことわったものの、ルーカスはカレンとコーチの話を受け入れて、心臓の薬をきちんと飲むことと、15分だけという条件でバスケに復帰する決心をする。ダーラムコーチはルーカスに、キースの背番号22のユニフォームを渡す。
レイブンスの試合。今のレイブンスは最強!ネイサンは気合が入ってすごいし、ルーカスは”秘密兵器”、スキルスも大活躍。ベアトリスを下してレイブンスは勝ち抜く。 次の試合もスキルス、ルーカス、ネイサン、皆がボールをつないで大活躍。ぶっちぎりで勝利。
準々決勝に進出し、これも勝利。 あと一つ勝てば、州大会決勝というところまできた。レイブンス史上最強のチームだとか。
ヘイリーは子供が生まれるのにお金がないと本当に悩んでいる。(今回のヘイリーの束ねた髪型はなんだかよく似合っていて、よかったなあ) カードも限度額を超えて、使えなくなったらしい。
ネイサンはダンにお金の相談に行くが、お前が親子の縁を切ったんだと言われてしまう。二人はとうとう、電気も止められてしまう。
ヘイリーはカレンに子供を産む自信がないと泣いてしまう。カレンはヘイリーに、なによりネイサンがいる、大丈夫よ、私を信じて、と励ます。そうだった、カレンはヘイリーと同じように十代で妊娠したけれど、カレンには助けてくれる子供の父親もいなかったんだ・・
ニックとブルック。「・・・三カ月後には卒業だ。世間の目は関係ない。その時付き合っているって宣言しよう」とニックが言う。
ヘイリーは、お金のことは、ネイサンがお父さん(ダン)に頼んでくれたんだと思っているけれど、ネイサンにお金を貸してくれたのは、本当はあのジョーンズという人だった・・。大丈夫なのかな、あの人はいったい誰なんだろう?
人生が突然闇に覆われたら、君は誰と一緒に歩き出す?
信頼できる人間か?
賢い人間と歩き出すか?
彼らの愛情は君を光へと導くのか
それとも闇の中で、道を見失うのか
頼りになるのは彼らか?
それとも知りあったばかりのまだ何も知らない人間か?
人生は突然、闇に覆われることがある
その時君には頼れる人間がいるだろうか?
君が躓いた時、見守ってくれる誰かが
恐怖に一人立ち向かう勇気をくれる、誰かが-
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