#84(4-17)「マウス緊急事態」 It Gets the Worst at Night
One Tree Hill イントロダクション
マウスは留置所にいた。最初は先客の怖い面々に緊張していたマウス、ボスにチェスの一手を教えて、すぐに気に入られてしまう。そのうち皆に、シェリーやブルックやレイチェルの話をしはじめて、失恋話に発展・・なんだかすっかり溶け込みそうな雰囲気。マウスって不思議な、本当にいい性格をしてる。
マウスからメールをもらって、ルーカス、ペイトン、ブルック、ネイサン、ヘイリー、スキルスたちは、マウスを探して車を走らせていた。ヘイリーはマウスのことだから心配ない、きっと楽しんでいるよと言っているけれども。
ところが夜中に車が故障してしまう。困っていると、そこに通りかかったツアーバスはなんとあのクリス・ケラーの車だった。以前、ネイサンとヘイリーはクリスを挟んで大騒動だったんだよね。なにか遠い日のことのようだ・・久しぶりのクリス・ケラーは相変わらずかっこつけた、軽薄なおちゃらけ男で、あの頃とまったく変わってないね。
ツアーバスがついたのはテキサス一「スイートな町、ハニーグローブ」 とりあえず、お巡りさんに”髪がつんつんした男の子”を見ませんでしたかと尋ねると、お巡りさんは即答、「マービィン・マクファレンか」・・・マウスはすぐに見つかった。
ルーカス達が留置場に迎えに行くと、マウスはあっという間に拘置所の皆と友達になっていた。ハグまでして別れを惜しんでいたよ。なんというか、さすがにマウスだよね。
車の修理は明日までかかるそうで、皆は今夜、この街に滞在するしかなくなった。ヘイリーが「プロム・ナイト」の看板を見付けて、ここでプロムの仕切り直しをしようと提案、この町のプロムに乗り込むことになる。
カレンが帰宅したら、玄関の鍵が開いていた。不安にかられたカレンはダンを呼んでしまう。ダンはすぐに駆けつけてくれて、とっても頼りになるような。カレンがダンを信頼しそうになるのもわかるけれどもね・・・。
あんなことがあったので、あれ以来、ブルックとペイトンは二人ともルーカスの家に居候していた。それを話すと、ヘイリーが、今、ヘイリー達はネイサンの実家に住んでいるから、あの家が空いているのでよかったら住んだらと提案してくれる。なんていいタイミング!ブルック、よかったね。
マウスはクリスにシェリーの話をしている。僕じゃ物足りないから彼女が離れていくんじゃないかと焦っていたと。その時、レイチェルはマウスに自信をくれたのだそうだ。・・・そして二人でニューオリンズに行って、レイチェルがホテルのバーの男と知り合って。そいつと寝たいと言って。マウスは、レイチェルがいつも他の男が要る女の子だとわかった・・
そして、自分がしでかしたことを考えたら怖くなった。僕はそんな男じゃない。自分は危険な男じゃないとに気がついた・・マービン・マクファレンは周りの信頼を裏切れない。それが僕なんだとわかったと。そうだよ、マウス。マウスには他の子にはない個性とよいところがたくさんある。マウスはそのままで十分魅力的だよ。
ブルックがペイトンに提案する。ブルックはヘイリー達が住んでいた部屋に戻ることにしたのだけれど、あの部屋に一緒に住まないかと。あんたとは前みたいには戻れないと思っていたけども、もっといい関係になれるかもしれないと。ブルックがペイトンを抱きしめる。この二人はいろいろあって、もっと友情が深まったね。
ルーカスは、あのブラインドごしに見た女の子のことが気になっている。どこかで見た気がしていたが、あの子はアビーだった。ジミーの事件の時に、糖尿病だったので一番に解放された女の子。スキルスは、ジミーにはそういう優しさがあったのだから、キースを撃てなかったんじゃないかと、ルーカスに話している。
プロムで、ブルックたち一行は部外者だとすぐにばれたけど、ブルックが正直に頼んだら、この町の高校生たちは快く仲間にいれてくれた。プロムの仕切り直し・・プロムってほんとにアメリカの高校生にとって大事なイベントなんだね。
ルーカスやブルックやネイサンが話す話。-心臓に爆弾抱えている話、-ブルックが逮捕された話、-退学になった話、-行方不明のレイチェルの話、全部この街の高校生には刺激的すぎる話ばかりみたい。
幸せそうなネイサンとヘイリー。幸せそうに踊るルーカスとペイトン。ヘイリーにモーテルに行けばとからかわれて、二人は腕を組んで出て行ったよ。
ブルックはヘイリーに、テストを盗んでカンニングしたのは私なんだ、レイチェルじゃないと告白。ヘイリーはそれを聞いて、カンカンに怒ってしまった。
キンキラ着飾って、かっこつけたクリスは女の子たちに「あなたクリス・ケラーじゃない?」と一応スターだと気付かれたものの「いい年をして」なんて笑われてしまって、さっぱりもてない。
ブルックとマウスとスキルスが部屋に帰ってきたら、ルーカスとペイトンがベッドインしてた。この光景はブルックにとってはやっぱりまだきついよね。・・・。ブルックがちょっと散歩してくるといって外に出たら、クリスがいた。ブルックは以前ルーカスと付き合っていた時、彼と喧嘩してクリスと浮気したことがあった。
相変わらず、軽い気持ちで誘惑してくるおちゃらけクリスに、ブルックが言う。「・・よくない。駄目なんだよ、そう言うのはもうやめないと。もうすぐ卒業なんだから。あんたみたいなやつにはなりたくない」 なんだかブルックは大人になった。「それじゃ話さないか」というクリス。ブルックが、「話聞いてあげる」 これじゃ、どっちが年上かわからないね。
スキルスとマウス。スキルスが言う。「…大丈夫さ、みんな大丈夫だ。何かあっても助けてくれる仲間がいるだろ・・」って。
朝。幸せそうなペイトンとルーカス。ペイトンはブルックを心配して探しにきた。どうやらクリスはブルック相手に、夜通し泣きごとを言っていたらしい。なんだかクリスが一番、子供じみていて笑ってしまう。
ブルックがヘイリーに「(あのカンニングのこと)私、校長先生に話すよ」と話す。「・・うちらの友情の方が大事だから。・・私のこと許せる?」 ヘイリー「・・私の好きなブルックに戻ってくれるなら、許す。」
クリス・ケラーが「よかったなあ。これでクリス・ケラーの役目は終わった」とか「じゃあ、なあ、俺は行くぞ」とかっこつけて叫んでも。でも、だあれも振り向いてくれない。・・・可哀そうなクリス・・・
車が直った。皆はこの街を出発。「ここ、離れるの寂しいな」とヘイリーがつぶやく。「ああ、僕も」とマウスが答える。
The Honorary Title - Stay Away
そして、ペイトンとブルックは二人でこれからルームメイトとして暮らす、あの部屋に帰って来た。
ルーカスが部屋でアビー・ブラウンのことをネットで調べていると、ネイサンがやってきた。八百長のことを連邦捜査官が調べているらしい。問題になっているのは決勝ではなく準決勝の方で、疑われているのはネイサンでなくルーカスとか・・・。
ダンはあの携帯のことを調べていたらしい。ダンに渡された住所と名前はアビーブラウンだった。ダンがどこかの家の玄関に不穏な顔をして立っている。その時、カレンから電話が入る。この家はアビーの家?
ウイリアム・ブレイク曰く
知られていることと知られていないこと、
その間には扉がある。
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