goo blog サービス終了のお知らせ 

詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

ブロディとブランコと富士。

2023-09-30 15:44:20 | 千駄記

もう1週間も前になる。下田への取材の帰り。

ボクの愛犬ブロディがブランコに乗りたがるの図。

 

9/30(土)晴曇小雨

 

今日は二人出勤しています。

年齢聞いて驚かないでくださいよ。

二人の平均年齢79歳くらいかな。どうよ?

 

今日はハローワークに出す求人票について

あれこれやっていました。

みんなそこそこいい給与で募集しています。

人が増えれば固定費が増える。

それに比例して売り上げも伸びればいいのですが

人員が減っても売り上げは減らなかったりね。

余力のない工場は大変だ。

 

午後は来週の工程表と展開図作り。

いまひと区切りついたのでもう帰るわー。

 

明日はひきこもる!

 

 

おしまい。

 

 

 


「川田順覚書 その国府津時代―歌集『東帰』を中心にしてー」 野地安伯

2023-09-30 11:02:16 | 短歌情報

「川田順覚書 その国府津時代―歌集『東帰』を中心にしてー」 野地安伯

 

 

佐佐木信綱研究会において発表された内容を抜刷された資料を野地安伯氏に

お送りいただいた。

「白路」主宰の野地安伯氏は吉井勇と川田順の研究者でもある。

 

個人誌「晴詠」15号に載せた私のうた

 

川田順は昭和まもなき立山に大きイヌワシ見しと詠いき  石川幸雄

 

を読んで「妙にうれしくなった」と野地氏は一筆書いてくださった。

 

立山に棲むとは聞きし大鷲の目交にして飛び立つを見き   川田順『鷲』

案内者の佐伯八郎言へらくはかかる大鷲を初めてぞ見し

見上ぐらく山原のそらを飛ぶ鷲の大き翼の白斑かがよふ

山空をひとすじに行く大鷲の翼の張りの澄みも澄みたる

 

『鷲』は私の好きな歌集で、今年の5月、立山に行ったとき、上記の作品群が浮かんだ。

詠われている<大鷲>は冬になると知床を中心にロシア辺りから渡ってくる

「オオワシ」ではなく、留鳥としてわが国にわずかに生息する「二ホンイヌワシ」のことである。

野地氏はたしか、三首目の<見上ぐらく山原のそらを飛ぶ鷲の大き翼の白斑かがよふ>の

川田順の色紙をお持ちだとも聞いたことがある。「大き翼の白斑かがよふ」から

これはイヌワシの若い個体であることがわかる。

いずれにしても私のような無名者の個人誌のうたを目に留めて頂いただけで有難い。

 

野地氏は「川田順覚書 その国府津時代―歌集『東帰』を中心にしてー」のなかで

本稿は『鷲』と並んで高く評価される『東帰』の中の、国府津時代に焦点を定めた。

と、書かれている。