詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

早朝の顛末。

2021-03-13 10:22:34 | 千駄記

↑これ、いま製作中の「晴詠」オリジナルグッズのデザインです。
憧れの鳥フィリピンイーグルをモチーフに描いてみました。


3/13(土) 土砂降りの朝でした。いまもか。

5~6人が休日出勤してくれているわが工場です。
 

日日いろんなことがありますが、今日は異常者の話をしましょう。

今朝6:00。リビングの寝袋から出ようかなと
思っている時間にスマホが鳴る。怖いな。
誰か死んだか?と思いつつ出ようとするとワン切り。
相手は一応客でしたが、わが生業の業界から転職していった男。
子供がスマホをいたずらして間違ってかかったのかな?
と想像しているとショートメールが来る。

「引取りに来たんですけど見当たらない!」
いきなりである。そういえば数日前、
ちょっとした部材を頼まれたので作ってはある。
3/13引取となっていたが、常識的な時間じゃないことは確かだ。

「こんな時間に異常者か!」と返信する。
彼にしてみれば「外に出しといてくれればいいのに」
というところだろう。
「こんな時間に引取りって聞いてないけど・・」と返信すると
「そんな~」だって。そんなやり取りをしていても仕方ないので
「今から行ってやってもいいけどな」と返信する。
「来てください。先に建デポ行って来ます」と。
建デポってこんな時間に開いてるのかと感心する。
そう、彼は建築部材関係に転職している。

昔はわが業界の大手にいたのでよく知っている仲だ。
世間話の中で彼が大学の後輩だとも知る。
遊んだことはないが気のいい青年だった。
いまは奴もおじさんだ。

土砂降り&薄暗い朝を工場にやってきて、部材を外に立てかける。
奴から「早く来てください」とまたメール。
「もう着いてるわ!あほが!」と返信。
数分後奴のクルマが現れて
「いやぁ、笑っちゃいましたよ。相変わらずですねぇ」と降りてくる。
「正式な注文書も来てねーし、フツー昨日電話で確認するだろ?」と応える。
「電話しようと思ったんすけどね」とまだ笑っている。
「ほんと、こんなことあり得ないぞ」と叱ったが通じない相手だ。

彼は「ま、土産買ってきますよ」と茨城方面へ走って行った。
土砂降りの雨を散らして。


おしまい。





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