詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

後立山という名がカッコよく。

2023-05-26 12:03:02 | 千駄記

後立山(うしろたてやま)。

後立山という名がカッコよく。

 

立山が後立山に影うつす夕日の時の大きしづかさ  川田順

 

を憶えたのはいつであったか。

戦前の歌集『鷲』に収載されている名歌です。

 

案内者の佐伯八郎言へらくはかかる大鷲を初めてぞ見し  川田順

 

昭和10年に川田順が立山芦峅の名ガイド佐伯八郎の案内で

立山に登ったときの場面です。

この翌年、佐伯八郎は有峰ダムの工事現場の転落事故で亡くなります。

そんな悲劇を知ると余計に印象深いうたです。

黒部ダムの工事では171名が亡くなっている。

ダムが何となく物悲しいのはそんなところにあるのかもしれず。

「大鷲」と表現されている鷲は「狗鷲(イヌワシ)」のことです。

当時は立山にイヌワシがいたんですね。画像は数年前に伊吹山で撮ったもの。

称名川が流れる標高1040メートルの登山口から、立山アルペンルートの

高原バス道路近くの標高1580メートに至る登山道を「八郎坂」と

いいますが、これは「佐伯八郎」を由縁とします。

 

 

5/26(金)曇

 

週末です。

今日も午後から昨日と同じ現場にトラック運転。

5台ずつしか積めないのでね。

 

短歌業の話。

明日は短歌教室。13:00から杉並区で行ないます。

この土日は静かに過ごす予定です。

なにをするにもお金使っちゃいますもんね。

「十月」160号の締切後の原稿を5名分印刷屋さんにメールする。

これで全部だろうか・・・。

数えてみると38名分。

 

 

 

 

おしまい。

 

 


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