後立山(うしろたてやま)。
後立山という名がカッコよく。
立山が後立山に影うつす夕日の時の大きしづかさ 川田順
を憶えたのはいつであったか。
戦前の歌集『鷲』に収載されている名歌です。
案内者の佐伯八郎言へらくはかかる大鷲を初めてぞ見し 川田順
昭和10年に川田順が立山芦峅の名ガイド佐伯八郎の案内で
立山に登ったときの場面です。
この翌年、佐伯八郎は有峰ダムの工事現場の転落事故で亡くなります。
そんな悲劇を知ると余計に印象深いうたです。
黒部ダムの工事では171名が亡くなっている。
ダムが何となく物悲しいのはそんなところにあるのかもしれず。
「大鷲」と表現されている鷲は「狗鷲(イヌワシ)」のことです。
当時は立山にイヌワシがいたんですね。画像は数年前に伊吹山で撮ったもの。
称名川が流れる標高1040メートルの登山口から、立山アルペンルートの
高原バス道路近くの標高1580メートに至る登山道を「八郎坂」と
いいますが、これは「佐伯八郎」を由縁とします。
5/26(金)曇
週末です。
今日も午後から昨日と同じ現場にトラック運転。
5台ずつしか積めないのでね。
短歌業の話。
明日は短歌教室。13:00から杉並区で行ないます。
この土日は静かに過ごす予定です。
なにをするにもお金使っちゃいますもんね。
「十月」160号の締切後の原稿を5名分印刷屋さんにメールする。
これで全部だろうか・・・。
数えてみると38名分。
おしまい。