詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

百年猶予。

2024-01-30 12:01:20 | 千駄記

昨日見に行った製品。

 

1/30(火)晴

 

良い天気が続きますね。

弊社は少数精鋭で頑張っている‥と言いたいところですが

情けないことに精鋭じゃないかも。

 

今日はコロナブームが始まった頃に亡くなった父の生誕の日です。

偲びましょう。80歳まで生きました。父が好きだった赤飯を妹が

作ってきたので「父さーん!なんで死んじゃったんだよぉ!」と

私が叫びますと、妹は「・・病気でしょ」とクールに言いました。

 

「晴詠」16号に関して、お葉書やらメールやら頂戴しています。

「白路」の野地安伯さんからはお電話を頂き、「晴詠」の記事に

まつわるいろいろのお話を聞かせてくれました。

野地さんは現役の釣り師ですけどボクは元釣り師。

 

大メジナ掛かる気配す海面に揺れゐたる朱(しゆ)の浮木(うき)が止まりぬ  野地安伯

 

以前紹介した野地さんのうたは城ケ崎の磯での光景だったそう。

作品の背景を知るとより一層、身近に感じます。

 

ネットにずいぶん思い切ったニュースが出ていました。

<実験用サルの価格、コロナ流行前の5倍に高騰>

実験用として主に使われるカニクイザルの価格が、新型コロナ前の

1頭数十万~100万円程度から、約3年で500万円前後まで上がった

とのことです。

仕事柄、実験用に飼育されている動物の檻を作ったことがあります。

厳重に施錠された扉をいくつか過ぎると檻が並んでいた。

辛い記憶のひとつです。その光景をここに書くことはできません。

目と鼻に焼き付いているある種、闇の部分です。

実験用動物も人工繁殖されている。価格も知らなかった。

 

生きるとは罪なり余程永くとも百年猶予 のちには死刑   石川幸雄『百年猶予』

 

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 


この記事についてブログを書く
« 昔話。 | トップ | 日が差してくる。 »
最新の画像もっと見る