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ずいぶん字の少ない本だな
と言われ
そういう本だ
と歌集を閉じる
かつてはよく歌集を読んだ。
ああ、これいいな
と、気にいったうたに付箋を貼ってゆく。
歌集の余白は付箋を貼るために
用意されているのだと思った。
日の丸の余白は寄せ書きをするために
あるのだと思ったように。
「字の少ない本」と言われたのは新鮮で、懐かしくも思った。
私が自ら自主的に初めて買った文学の本が詩集。
その理由が「字が少ないから」だったことを思い出したから。
それが弥生書房の『立原道造詩集』。
彼女に「本くらい読みなさいよ」って言われて、そうか
高校生になったんだしな
って落ちこぼれなりに考えたのだった。
で、道造が耽読したという新古今集を眺めて
定家に興味を持って、塚本邦雄に行って
短歌って結局なんなのーってわからなくなって
興味を失いそうになった頃、寺山修司を知ったのでした。
おしまい。
8/29(日) 曇
昨日地元の大きな郵便局で「晴詠」9号発送してきました。
対応してくれた局員は感じが良かったけれど
未だに民営化前の思想を引き継ぐ不愛想な局員もいますね。
1冊140円の郵送料。郵便代だけで30000円超えるんですよ。
愛想良くしたっていいじゃないのーと思うけれども。
よっこらしょって持ち込んでるんだし。
「晴詠」9号で「江口きち」という武尊山の歌人を
紹介したので、川場村の「江口きち資料室」で
お世話になった方や教育委員会の方には
ひと足先にレターパックでお送りしておいたが
そのおひとりからお電話を頂戴した。
電話でお礼を言われるなんて稀だからしどろもどろになる。
ほんと、喋るの苦手。
ほんとにおしまい。