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詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

秋の夏日。

2024-10-16 11:59:08 | 千駄記

紫金山・アトラス彗星を昨日、工場の屋上から。

またまた見えなかったけど写したパターン。

ボクにとっては最初で最後の彗星の撮影でした。

次の可能性は2061年のハレー彗星。ボクは死んでるよ。

これは「1882年の大彗星」という錦絵新聞(国立天文台のHPより拝借)。

今回の彗星も、これくらいになるのでは?との噂でした。

 

10/16 (水) 曇  

 

生業は図面、仕様などが決定せず、それ待ち。

 

短歌業は文芸同人誌「糸車」の校正待ち。

昨日、会員さんたちで校正したようで、変更修正があるようです。

が、それをレターパックで送ったとメールが来ました。

修正点をメールくれればすぐに直せるのに郵便て。

それを待つこととなる。

 

ボクは待たせるのが苦手で、待つことの方がマシですが、

待つのが好きなわけではなく。

待つくらいならクルマを飛ばして引き取りに伺いたいくらいだ!

 

待つ身の辛さがわかるから急ぎすぎ

気づいたときには月日だけ年をとり

吉田拓郎の「春を待つ手紙」の一節です。

待つ時間も死へ向かっているのです。

 

太陽活動、極大期入り 低緯度でもオーロラ観測 通信障害も・米NASAなど発表

だそうです。なにがなんやらわかりませんが、北海道でもオーロラが

見える可能性がある。見える日がわかっていれば駆けつけるけれど

一か八かはもうたくさんだな。

 

おしまい。

 

 

 


夏日の秋。

2024-10-15 12:00:06 | 千駄記

紫金山・アトラス彗星

昨日、工場の屋上から見えるかなぁーと思ったが、見えず。

一応カメラをそれらしき方向へ向けてシャッターを切ると

かすかに写った。もう遠ざかりつつある。

次に地球からみえるのは8万年後のこと。

ボクは生きているかな?

 

 

10/15 (火) 晴  何の日?

夏日の秋です。

3連休明けの生業は静かに遅々と進んでいます。

結局3日間とも工場に来てしまった。確実に先代に似てきたな。

 

昨日は朝から文芸同人誌「糸車」9号のファイルを修正して、代表にメール。

そんなことしながらお昼を待つ。

約束があると落ち着かないのはいつものこと。

 

昼は取引先の社長とランチ。彼は中学校時代の同級生。

ボクに比べると立派な経営者だな。

90分ほど飲み食いをする。

彼の方が立派な経営者なので奢ってもらう。

さっき彼の娘さんが部品の配達に来たので「昨日、社長に奢ってもらったよ」と

言うと、「楽しそうですね」ってさ。明るくていい娘さんだ。

昨日のランチ後、自宅に帰り、パ・リーグのファーストステージを見る。

ロッテが逆転されたので消す!

思ったほど曇っていなかったので工場に戻り、屋上で彗星を待つ。

結局、肉眼では確認できず。

 

コレを暇人の一日と呼ぶのでしょう。

 

 

 

おしまい。

 

 

 


紫金山・アトラス彗星撮影記。

2024-10-14 11:11:59 | 千駄記

紫金山・アトラス彗星(もう少しマシ画像は晴詠19号に載せる)。

2024年10月13日、紫金山・アトラス彗星が地球へ最接近した。

昨夜の彗星と地球の距離は約7千万Km(太陽-地球間の距離のおよそ半分程度)。

一般に彗星は、ほうき星またはコメットなどとも言う。

氷と塵が混じった直径10Km程度の天体である。

 

10/14 (月) 晴 遠いしの日

 

穏やかな月曜日。秋。

取引先の社長とランチがあるので落ち着かず工場に来た。出勤者0名。

誰かいた方がびっくりするけど。

 

昨日は14:00から埼玉県大宮図書館で、綾部光芳さんと

外塚喬さんの講演を拝聴した。

「講演が終わったら綾部先生とお茶するけどどう?」と

お弟子さんに誘われる。

返事を保留して休憩時間に外に出て空を見たりする。

「これは行ってみるべきだな・・」と決める。一生に一度のことだ。

綾部さんとお話ししたいのは山々だったが彗星を見に行くことにした。

講演終了後、大急ぎで東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリアに向かった。

無精者の私はできるだけクルマから歩かないで済みそうな場所を

比較検討していたのだった。日の入りは17:03。

現地に到着したのは17:30を過ぎていただろうか。

大急ぎでカメラと三脚を担いで4Fに上がり、西側に出ると同じ目論見の

カメラマンが10名程度準備万端でその時を待っていた。

金星にピントを合わせたのち、試写を繰り返し、撮影の設定を決める。

レンズをほぼ西に向け、25度くらいの高さにセットする。

彗星を探すも肉眼ではまったく見えず・・。雲が出ているのかな?

日の入りから50分後くらいがチャンスのはずなので、18:00を過ぎ、

この辺だろうと何度かシャッターを切る。

人間の目より優秀なレンズは見事に紫金山・アトラス彗星を捉えていた。感動。

流星とは違うけども、お願いごとをするのも忘れていた。

機材を仕舞う前に撮った月。よく晴れていたのだな。

 

天気と曜日次第では撮影が叶わなかった箒星。

LINEにきた彗星。妹が自宅のマンションから撮影。

肉眼でも見えたってさー。

ヤツが使っているOM-5は優秀なカメラだな。

 

 

 

 

おしまい。

 

 


穏やかな日曜日。秋。東京は夏日。

2024-10-13 10:53:56 | 千駄記

紫金山・アトラス彗星を想像して作った画像です。

 

10/13 (日) 晴 遠いぞぉ―の日

 

穏やかな日曜日。秋。

これから東京は夏日になるとか。

来週からの工程表を作りに工場に来たが出勤者0名。

誰かいた方がびっくりするけど。

 

紫金山(ツチンシャン)-アトラス彗星が話題となっている。

この春から注目していましたが、どうにか明るさを保ったまま

地球に近づきました。日本では太陽が沈んで間もなくが

観測のチャンスだという話。

東京は晴れている割に雲が出ていて撮影する気力が失せる。

 

写真クラブに所属している暇人は島に暮らしている。

島で撮られたという「紫金山・アトラス彗星」の画像(Xで見つけた)と

共に「暇なんやから撮ってこい」とLINEすると

「そんな山知らんわ~」やて。

モノを知らない人に説明する気もなく。

ちなみに紫金山は天文台のある中国の山の名前です。

一生に一度のチャンスかもしれないのに。

少し前に彗星がもう一つ出現し、紫金山・アトラス彗星より

明るいかもって話がありましたが、崩壊したそうです。

 

昨夜はキングオブコントを観ました。コントの日本一決定戦。

100点満点で5人の芸人が審査します。だれも90点以上100点未満で

審査していた。10点満点で良いわ!誰か一人が70点でも付けたら

負け即確定だし!ボクは「や団」と「ニッポンの社長」が面白かったよ。

ま、真剣に観るモノでもなし。

 

久しぶりに映画も観た。

『ティアーズ・オブ・ザ・サン』。2003年の米国映画。

ナイジェリアを舞台にした戦争映画でブルースウィルス主演。

ブルースウィルスも名優ですね。

米国軍の救助が遅くってイライラした120分。☆☆☆です。

 

今日は14:00~大宮図書館で歌人の講演を聴きに行く。

中途半端な時間ですな。

 

 

 

おしまい。

 

 


土曜日の朝の工場

2024-10-12 10:34:30 | 千駄記

土曜日の朝の工場

弊社は大きく分けると3部門に分かれている

効率を上げるために分けているのだが 時期によって

繁閑の差ができる それが分断をつくる

出社すると2名が働いていた

見張っていなくてもサボらない70代の人たち

 

10/12(土) 晴 遠いにぃ日です 

 

秋本番のお天気です。三連休初日。

昨夜運転しながら「世界にひとつだけの花」という

昔のうたを聴いていた。

 

困ったように笑いながら ずっと迷ってる人がいる

頑張って咲いた花は どれもきれいだから仕方ないね

店から出てきた その人が抱えていた

色とりどりの花束とうれしそうな横顔

名前も知らなかったけれど あの日僕に笑顔をくれた

誰も気づかないような場所で咲いてた花のように

 

そうさ 僕らは世界に一つだけの花

一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに

一生懸命になればいい

 

NO.1にならなくてもいいもともと特別なOnly one

 

歌詞の一部を抜粋してみた。

だれもがナンバーワンになれないのだからオンリーワンで

良いじゃないか?という発想のうたと認識していた。

ボクはこういうミーハーなうたも聴くし、好きなうたのひとつ。

<頑張って咲いた花は>は決めつけ&押しつけがましいけれど。

 

<特別なOnlyone>は言い過ぎだけど、だれもがオンリーワンだという。

ボクはせっかくだからNO.1を目指せよという応援歌だと思った。

 

つべこべ書きましたが、

今日出社している2名はNO.1です。

 

 

おしまい。

 

 

 


夢見る地球。

2024-10-11 12:16:11 | 千駄記

オーロラ。極光。

地球が夢を見ている光景。

 

10/11(金) 晴 遠いぃ日です 

 

秋本番のお天気です。この三連休は何処も賑わうことでしょう。

日曜日は講演会を聴きに行く。

月曜日は取引先の社長とパワーランチ。

たったそれだけの三連休ってどうよ?

 

今日も朝から製品の板取プログラム作りに勤しむ。

それを邪魔するかのように日産ディーラーの営業マンが来る。

世間話ですわ。クルマの気になる点は?と訊いてきたから

言うしかないよね。

  1. フロントガラスの下の方だけ時折曇る。
  2. 静粛性を推し出してたくせに意外にモータ音が気になる
  3. 運転席の背中にポケットがない!

などなど。スマホでカギの開閉ができるのですが、閉まっているのに

「施錠されていません」とメッセージが来るとか。

ガソリンエンジンでシンプルに走るだけじゃないから

このクルマ、いろいろクレームあるみたいです。

その辺はボクも心配していたわけですが。

 

すると話題を変えやがりまして「スタッドレスいつにします?」だって。

11月に入ってからでいいよと応える。スノボー・スキーの予定もないし。

 

昨夜、大先輩の歌人から「鷹は夜飛ぶの?」ってメール。

鷹も夜は寝るんじゃないかな?と返信しました。

鳥のことは奴に訊けって思われているって嬉しいことです。

お年寄りじゃなかったら「検索しろ!」って応えますけどね。

 

 

おしまい。

 

 


お世話するゆとり。

2024-10-10 12:08:20 | 千駄記

オーロラ撮影。オーロラを日本語では「極光」と言いますね。

学生時代から憧れていたオーロラ。

さだまさしさんの「極光」という歌の歌詞。

地球も夢を見るんだ こいつがそうだと目を輝かせていた

 と、あるカメラマンの一生を歌っています。

ボクはさださんが好きだったんでね。

 

10/10(水) 曇 旧体育の日 

 

寒い!工場も静まり返るわけです。

集金に来た材料屋さんと長っ話しをしてしまいました。

 

生業は少々休眠中。これに慣れてしまってはいけません。

今日は支払日。振込やら資金移動やらいろいろごちゃごちゃ。

 

短歌業では「糸車」9号編集割付作業を進めています。

昨日は私が所属する超結社の総会と歌会が開かれました。

欠席しました。平日の真昼間に開催するってことは

現役世代は出席すんな!ってことですね。

 

出席した方からメールがあって・・

今後は「月例会もすべて平日の日中開催にしよう」って意見が出たらしい。

結論はこれからですが、お暇な方は平日昼間の開催は嬉しいでしょう。

こういう姿勢が、短歌の世界でも言われて久しい

「世代間の断絶」を生む。

 

この会には40人程度の会員がいますが、60歳を超えていない会員は

たぶん4名。その内の2名が、代表と会計、冊子の編集などを行なっている。

ボクは去年、その役を下りたからね。

無論、4名とも生業を持っている。

その月例会を平日にやろうだって・・。

 

短歌は「業余のすさび」と茂吉先生は謙虚におっしゃったそうですが

それは短歌に対する精神の在りようでしょう。

私は生業第一、短歌第一で生きてきたから「業余のすさび」と

言い切るほど達観できないけれど、大好きな短歌の世界で、

お暇な方々の楽しみのために段取りをして、さあどうぞ・・

って、お世話するゆとりはありません。

・・仕事として受け持っている短歌教室は別としてですよ。

 

 

おしまい。

 

 


片時も忘れたことなかったよ。

2024-10-09 12:22:05 | 千駄記

昔の画像。

 

10/9(水) 109の日かな。 

寒い!勝手なことを言いますが寒い。

冷たい雨。工場も静まり返るわけです。

 

渋谷109っていまもありますの?渋谷はすっかりご無沙汰で。

女性向けのファッションビルでしたね。

ボクはここで苦い思い出がある。昔語りはまた後日。

近くにあったクジラ料理屋さんを何度か訪ねたことがある。

もう十年以上前のこと。

 

昨日、納品の帰りにパーキングエリアで一服していると

取引先の営業担当から電話。一年ぶり以上か?

「お久しぶりです」って言うから

「おお、片時も忘れたことなかったよ」と嘘をついて爆笑を貰う。

こうして営業に繋げているのです。

大した話じゃなかったけれど、良い仕事をくれと頼んでおいた。

 

冤罪で死刑判決を受けた袴田巌さんの補償金が2億円を超えるとか。

47年間無実で拘束されて。死刑の恐怖におびえて2億円補償された

ところで・・。とにかくお気の毒なことです。

 

話題と言えばジャンポケ斉藤の不同意性交。

起訴されて有罪となったわけではありませんが

報道を見る限りでは想像を絶する行為をしたようです。

ほとんどビョーキだったとしか考えられません。

疑問がわく事件ではあります。

 

 

 

おしまい。


JRA70周年特別展示「世界一までの蹄跡」

2024-10-08 12:03:50 | 千駄記

JRA70周年特別展示「世界一までの蹄跡」が10/20まで開催されている。

東京国立博物館の表慶館にて。

表慶館は1908年に完成した重要文化財です。

日本初の本格的な美術館で競馬の展示が行なわれるとは、

ギャンブルを超越した文化として認知されているんですね。

表慶館を訪ねるたびに撮ってしまう天井。

名馬イクイノックスの勝負服。

名手クリストフ・ルメールの雄姿が浮かぶ。

 

10/8(火) 雨 

今日も朝から製品検査の続きと修正。本日出荷です。

ボクは午後からいつもの群馬県の工場へ納品に出かけるので

工場長に図面と言伝をして出荷時の検査よろしくと

伝えましたが気のない返事。やる気が感じられないよ。

生業も懸案多く。相変わらずです。

 

短歌業では知人の文芸同人誌「糸車」9号の原稿を直したり

割付を始める。11/1発行なのでよろしく、と言われているし。

全74頁フルカラー。年2回発行なので忘れていることも多い。

Adobeのスキルも上がってねーし。いろいろ調べながら進めます。

 

わが孤人誌「晴詠」は1/15発行で、次は19号となる。

こちらはフルカラー40頁。書きたいことはたくさんあるけれど

全部アタマん中だ。

飯塚書店さんと短歌総研のコラボの書籍も選歌に入っている。

歌集を開いて該当歌を探し付箋を貼る。まずはそれから。

 

石破内閣でも、裏金と統一教会ネタが徐々に出ている。

要は金に綺麗な政治家などいないってことだ。

つつけばみんな埃が出る。投票したい人物などいない。

 

 

おしまい。

 

 

 


上野の山撮り歩記。

2024-10-07 12:11:07 | 千駄記

「菩薩半跏像」(重要文化財、7世紀)法隆寺宝物館で拝んできました。

それから上野の山を上ったり下りたり。

西郷さんの銅像。上野の山の西郷さんはあまりにも有名ですが

じっくり見たのは初めて。

上野東照宮。今回は社殿の中に入ることができましたが撮影不可。

壁は金箔、床は漆。拝殿の壁に描かれた狩野探幽の獅子は社殿造営時の

1651年に描かれたものだそうです。

 

 

10/7(月) 曇 

明日出荷予定のモノの製品検査。気が気ではない。

 

短歌業では知人の文芸同人誌「糸車」9号の割付作業が始まります。

が、気分が乗らず。馬力を上げないといけません。

他にもいくつか懸案がある。

 

昨日は上野見物を終えてからクルマに積んでいた喪服に着替える。

昨年3月に歌集『野の鳥と共に』を上梓された新アララギの

佐藤恵美子さんのお通夜に参列するためです。

きれいな白いワイシャツがクローゼットにぶら下がっていたので

そのままクルマに吊るした。喪服のポケットには数珠とネクタイが

入っているし。しかーし!袖を通すと明らかに小さい!

このシャツだれの?っていうくらい小さくてボタンがとまらん。

 

上野から松戸までナビを頼りに走るので、道中、アオキか青山があるだろう

と、走り出す。千葉県に入って間もなく青山発見。

Tシャツに喪服を羽織って店内に飛び込む。「白いYシャツを!」と告げる。

採寸してもらって、「それ着ていくから」と言うと「アイロンかけますから」と

おっしゃる。いかにも新しい折り目がついているのでそれを消すというのです。

親切なお店だね。で、すぐに着替えて「助かったよ」と手を振って店を出た。

 

なんでもネットで買ってしまう世の中。

だけど、こういうときは実に助かる。

できる限り、実店舗で買うべきだな。

と思ったのでした。

 

お通夜に参列して、新アララギの雁部貞夫主宰にも久しぶりにお目にかかって

ご挨拶をして20時前には帰宅したけれど、疲れが出ましたわ。

 

おしまい。

 

 

 


『男の詩集』 寺山修司編

2024-10-05 10:00:32 | 詩歌採集 番外編 

『男の詩集』 寺山修司編  

雪華社 1966/9/15初版発行

 

同人誌「開放区」時代からお世話になっている先輩歌人から頂戴したもの。

わが本棚に既に一冊並んでいるのだが、ボクの寺山好きを思って

送ってくださったのだ。お気持ち痛み入る。

彼女の弟さんが寺山の大ファンでいろいろの資料を集めていたという。

その弟さんが行方不明になっていることをずいぶん前に聞いたことがあった。

 

あらためて読み返して思い出したことを簡単に書く。

わが孤人誌「晴詠」の初期の頃に描いた記憶があることを。

 

この本には寺山が好んだであろう詩がたくさん収められている。

塚本邦雄の『水葬物語』や、春日井建の『未青年』からも数首抽かれていたり、

藤村の「初恋」や白秋の「たんぽぽ」や吉岡実の「僧侶」や。

ボクが注目したのは大江満雄の「古い機織部屋」であった。

 

ふりむくとき

古い機織部屋が見える。

 (あれは、おかあさんの機織部屋。)

ふりむくとき

機を織る音がきこえる。(中略)

ふりむくな ふりむくな

無量の愛をうちにしたときに 別れを告げよう。

(わたしたちは前へ すすまなければならないから。)

 

寺山の詩の一節を思い出さない人はいないだろう。

ふりむくと

一人の少年工が立っている

彼はハイセイコーが勝つたび

うれしくて

カレーライスを三杯も食べた(中略)

 

ふりむくな

ふりむくな

うしろには夢がない

ハイセイコーがいなくなっても

すべてのレースは終わるわけじゃない(後略)

 

名馬ハイセイコーと田舎から都会に出てきた無名の人たちを描いた長編詩。

ボクはむかし書写するほどに愛した詩である。

特に「ふりむくな ふりむくな うしろには夢がない」は、

ボクに刻み込まれたフレーズであった。

寺山の言葉としてあまりにも知られているこのフレーズの

根底に大江満雄の「古い機織部屋」があったことをボクはこの

『男の詩集』で知ったのだった。

 

塚本に「すべての短歌は本歌取りである」という言葉があるとか。

そういうものなのだなと感心もした。

寺山修司は地方競馬から現れた怪物ハイセイコーと自らを

重ね合わせていた。多くのファンたちと同じように。

 

寺山は1983年5月4日に47歳の若さで亡くなり、ハイセイコーは

2000年5月4日に長寿を全うしてこの世を去った。

 

寺山とハイセイコーとの縁とは忌日を同じくしたところまで 『解体心書』石川幸雄

 

 

*雪華社からは『女の詩集』新川和江編も出ていた。

女は

それ自身一行の詩である

日本の現代女流詩人による

愛のうた

かなしみのうた

怒りのうた

そして、あなたのうた

 

 

 

 

 


野鳥詠四歌人のお一人。

2024-10-04 14:04:08 | 千駄記

里山の風景。

 

10/4(金) 雨のち晴 世界動物の日

 

部品の引き取りやら、資金の移動やら。

ただいま工場に戻りました。

事務長の妹が、遊びに行っちゃってお休みなので電話番不在。

NTTのボイスワープを設定して出歩いていました。

不景気のせいか、メールのやり取りが増えたせいか

生業と無関係な電話しか来ませんわ。

最近は電気代を安くするっていうのが多いな。

 

いま、部品屋さんの営業が来た。大ベテランと若者。

若者は今年入社したという。名刺交換で手が震えている。

かわいそうに、向いてないんじゃなかろうか。

アポなしの営業なんていまや珍しい。

嬉しくてソファに通して喋っちゃったよ。

独居老人が詐欺的な営業を家にあげて話し込んじゃう

気持ちがわかる~。

 

わが心持と同じように雨のち晴のお天気です。

浮いたり沈んだり不安定ですが、顔には出さず

振る舞っているつもり。

 

お昼に訃報が届く。昨年3月に歌集『野の鳥と共に』を上梓された

新アララギの佐藤恵美子さんが亡くなられたという。

この歌集は佐藤さんの既刊歌集から、鳥に関する短歌だけを集めた歌集で、

私はその原稿を作り、登場するすべての野鳥の解説を書いた。

佐藤さんにお目にかかることはなかったが、当時から体調がすぐれない

らしいことは伺っていた。

ボクは評論で佐藤さんを「野鳥詠四歌人のお一人である」と、書いたこともある。

中西悟堂、隅田葉吉、大悟法進に佐藤恵美子だ。

10/6(日)のお通夜でお別れをしたいと思う。

床屋に行ってこざっぱりしてこないとな。

それ用の服、あったかな。

 

今日は「世界動物の日」。

動物愛護・動物保護のための世界的な記念日です。

日本で見られる野生動物のイメージはクマ、シカ、キツネ、タヌキ、サル

くらいだけれども、野鳥は意外に豊富で500種以上見られた記録があります。

ボクが目撃したのはせいぜい100種くらい。

 

慌ただしい週末になりそうです。ためいき。

 

 

 

おしまい。

 

 


父さんの日。

2024-10-03 12:16:00 | 千駄記

ステンドグラス。

 

10/3(木) 曇 父さんの日

 

今は亡き人をたまに思い出しますね。

 

どんよりしたお天気で、わが心もどんより。

明日仕事したらわが社の営業カレンダーは

連休です。

 

土曜日はお昼に短歌業の打ち合わせひとつ。

日曜日は上野東照宮へ参拝に行く。

コチラには重要文化財がたくさんある。

「金色殿」とも称される豪華絢爛な社殿の内部は、

幕府御用絵師・狩野探幽による障壁画などが当時の状態のままで

保存されており、文化財保護の観点から通常は非公開です。

が、それをボクに拝ませてくれるそうなので、拝んできます。

 

生業は朝からごちゃごちゃあって不愉快&不機嫌ですが

不貞腐れていたってなにも進みません。

 

 

おしまい。

 

 


美術を楽しむ日

2024-10-02 12:03:53 | 千駄記

秋の散歩道。ボクがモデルです。

 

10/2(水) 晴 美術を楽しむ日

 

十とtwoで、「(び)じゅつを楽しむ日」だそうです。

肝心の「美」はどこや?苦しすぎるね。

四美大校友会同窓会連合が制定したって。

 

予報では東京も32℃になるとか。これを夏日という。

この呼称を変えようとしない気象庁の浅はかさ。

10月に夏日て。

 

イスラエルとイランがほぼ戦争状態か。

ウクライナとロシアはまだ戦争しているか。

わが国は石破政権が始動。今月末には衆院選挙だそうです。

なんか虚しい日日です。菅副総理は見てられないよね。

お年のせいばかりではあるまい。

ああいう状態の人を副総理に据える神経を疑うよ。

せめて政治家くらいは元気はつらつと仕事して欲しいわ。

国民まで体調悪くなっちゃうよ。

 

今日は午後から群馬方面へトラックで出かけます。

値上げ交渉中の既製品の納品です。

値上げ根拠の資料を提出したのになんの返事もないの。

困ったもんだ。仕事がなくなるよりマシと思わないと

やってられないね。

 

短歌業も進まず。脳が働いていないので

用心深く運転しないとね。

さてと出発します。

 

 

 

おしまい。

 

 


ちいさな幸せ。

2024-10-01 12:02:10 | 千駄記

ウチの隣町にあるレッドロブスターの店内。

ボクはエビが好きなのですが、ここに行くのは数年に一度。

米国法人が連邦破産法の適用申請をしたらしいですが、

日本法人は「経営母体が別となっており、影響は無い」と

声明を出したそうです。

 

10/1(火)曇 都民の日

都民の日です。多くの公立小・中・高校が休みだそうです。

上野動物園や多摩動物園とかは無料ですね。なんで?

運営に金がかかるんだから何もタダにすることはあるまい。

 

昨日から、激しいめまい。くらっくらっしている。

あれこれ支払いの優先順位を考えていたせいだな。

それが生きているということだ。

 

現代歌人協会っていう団体があって、その会報に小文を書いた。

ほんの400字あまり。会報が届いても熱心には読まない。

次の3つのテーマからひとつ選んで書く。

①ちいさな幸せを感じた出来事

②私のおすすめの本・おすすめの映画

③歌が生まれる場所

選んだのは①です。

好きな本や映画はたくさんあってもおすすめできないし。

DVDならマジックミラー号シリーズなんかはお薦めだけどな。

本なら『形容詞・形容動詞の短歌コレクション1000』なんて書いたら

宣伝か!って怒られるし。歌が生まれる場所っていうのは特にないし。

ま、ちいさな幸せならいくつもある。

その積み重ねが生きているということだ。

 

 

おしまい。